土砂災害の予測に間隙水圧計を選ぶとき、測りたい地盤や設置方法に合う製品はどれか迷いますよね。
測定間隔を1分~10日で設定でき、地上のロガー部をセンサー部から切り離して再利用できる製品もあります。
今回は、応用地質のS&DL、東横エルメスのGP-□PT-B、KPC-PA/KPD-PAを紹介します。
おすすめ商品の早見表
| 商品名 | 測定範囲・容量 | 対象・用途 | 機能・構造 |
|---|---|---|---|
| S&DL 間隙水圧計 | 0~350 kPa、0~500 kPa、0~1000 kPa | N値4以下の粘性土地盤、N値2以下のゆるい砂地盤 | 地上のロガー部はセンサー部から切り離し可能、再利用可能 |
| 間隙水圧計(圧力計)GP-□PT-B | 100 kPa、200 kPa、400 kPa、500 kPa、600 kPa、800 kPa、1.0 MPa | 埋立地盤の改良効果、盛土・地すべり地の動態観測、山留め壁の有効土圧算定に必要な間隙水圧測定 | 標準品は公称濾過精度10 μmのブロンズフィルタ付き |
| 間隙水圧計 KPC-PA / KPD-PA | 200 kPa、500 kPa、1 MPa、2 MPa | 土中の間隙水圧測定 | 外周が側圧の影響を受けない二重構造 |
S&DL 間隙水圧計
N値の低い軟弱地盤で間隙水圧を測りたい人には、S&DL間隙水圧計がおすすめです。地中の間隙水圧を測定する製品で、対象の目安はN値4以下の粘性土地盤や、N値2以下のゆるい砂地盤です。測定間隔は1分~10日で、地上のロガー部は埋設するセンサー部から切り離せ、再利用もできます。センサー部は凍結や直射日光による温度変化に注意が必要です。また、回収用として使う場合は、押し込みロッドとロッドレジューサが一体となったものを使用する条件があります。
間隙水圧計(圧力計)GP-□PT-B
盛土や地すべり地の動態観測で、間隙水圧を測定したい人にはGP-□PT-Bがおすすめです。埋立地盤の改良効果の計測にも使われ、間隙水圧のほか過剰間隙水圧の測定にも用います。測定範囲は100 kPa、200 kPa、400 kPa、500 kPa、600 kPa、800 kPa、1.0 MPaから選べます。標準品には公称濾過精度10 μmのブロンズフィルタが付属します。
間隙水圧計 KPC-PA / KPD-PA
土中の間隙水圧を測り、外周への側圧の影響を抑える構造を重視する人には、KPC-PA/KPD-PAがおすすめです。二重構造で、KPC-PAは先端がフラット、KPD-PAはコーン状です。容量は200 kPa、500 kPa、1 MPa、2 MPaから選べます。どちらの型式もオールステンレス鋼製で、入出力ケーブルはΦ9 mmの4芯です。
用途・地盤に合わせた選び方
- N値4以下の粘性土地盤、またはN値2以下のゆるい砂地盤で測定する場合
- 盛土・地すべり地の動態観測や、埋立地盤の改良効果の計測に使う場合
- 外周が側圧の影響を受けない二重構造の間隙水圧計を選ぶ場合
ポーラスストーンを保護する透明パイプ
S&DLは、ポーラスストーンの保護に透明プラスチックパイプを用い、内部を完全な脱気水で満たしています。挿入時にパイプを外すのは孔底に達してからという仕様なので、孔底で取り外す設置方法を前提に選ぶ製品です。
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