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MicroPythonはPythonに近い書き方でマイコンを動かせる言語です。センサー値を読むところからWi-Fiでの送信まで、IoT工作を少ないコードで試せます。
ESP32とRaspberry Pi Pico系の本を6冊紹介します。基礎を学ぶ本、特定のボードを掘り下げる本、作例を通して進める本と、それぞれ特徴があります。
6冊の早見表
| 書名 | 主な対象・内容 | 参考価格 |
|---|---|---|
MicroPythonプログラミング・ガイドブック | Pico、ESP32など複数ボードの基礎とIoT | 3,080円 |
Programming the ESP32 in MicroPython, 2nd Edition | ESP32系の周辺機能と無線通信。英語 | 販売店で確認 |
IoT開発スタートブック | ESP32からセンサー値をクラウドへ送る | 2,728円 |
ラズパイPico 2 W かんたんIoT電子工作レシピ | Pico 2 Wで基本からWi-Fi工作まで | 3,300円 |
ラズパイPico W 本格入門 with MIT App Inventor2 | Pico WとPico 2 Wの機能とスマホ連携 | 3,300円 |
これ1冊でできる!ラズベリー・パイPicoではじめる電子工作 超入門 | PicoとPico Wの配線、基本機能、作例 | 3,025円 |
表の金額は税込の希望小売価格を目安にしています。実売価格は時期や販売店によって変わります。英語のESP32本は販売店の価格表示をご確認ください。
Pico、Pico W、Pico 2 W、ESP32では無線機能や周辺機能が異なります。手元のボードが本の対応機種に含まれているか確認しておくと、作例を試しやすいですよ。
MicroPythonの軸
『MicroPythonプログラミング・ガイドブック』はRaspberry Pi PicoとPico W、ESP32-DevKit-C-32Eなど複数のボードで学べる一冊です。2024年刊、B5判192ページ。ボードごとの共通点や違いもつかめます。
GPIOに加えて、I2CやSPI、A-D変換、タイマ割り込み、センサー制御を扱います。文法を確認したあとに端子や通信を動かすコードへ進むため、言語学習を実機操作につなげられます。
Wi-FiやMQTT、HTTP、Sigfoxモジュールを解説し、自動水やりシステムとクラウド連携にも触れます。通信機能の学習を工作に結びつけやすい構成です。
Thonnyでコードを入力しながら学ぶ形式なので、初めての人も手を動かして進められます。CやC++、Arduinoの経験者にも役立つ内容で、応用例を探せる逆引き付録もあります。
ESP32を掘る
『Programming the ESP32 in MicroPython, 2nd Edition』はESP32、ESP32-S3、Arduino Nano ESP32が対象の英語本です。2025年刊、363ページ。ESP32系を中心に学びたい人におすすめです。
GPIOやセンサーに加えて、サーボやモーターも扱います。ADCやPWMも取り上げ。通信ではSPIやI2C、1-Wire、UARTを解説。SDカードとRTCのほか、RMTやタッチセンサーも対象です。
Wi-Fiと非同期処理にも触れています。通信を行いながらセンサー監視など別の処理を進める考え方を学べるので、複数の動きを組み合わせる装置を作る際にも役立ちます。
内容の中心は機能ごとの考え方と実装方法です。英語の技術用語に抵抗がなく、学んだ機能を自分の作例へ応用したい人におすすめします。
IoTをつなぐ
『IoT開発スタートブック』は、ESP32でセンサーを扱いクラウドへデータを送る流れを、日本語で学べる本です。2019年刊、B5変形判224ページ。電子工作とネットワークを一緒に学べます。
温湿度センサーの値をクラウドへ送る作例があり、IoTの基本を具体的に追えます。端末で測定し、通信で送り、離れた場所から見る流れも確かめられます。
電流計測やサーモグラフィカメラのほか、サーボモーターで熱源を追う作例もあります。センサー値を取得し、その結果を使って装置を動かす例を見たい人に役立ちます。
刊行から年数が経っているため、掲載サービスやライブラリが現在も使えるか確認が必要です。IoTの考え方を学んだうえで、接続先や手順を現行環境に合わせてください。
Pico 2 W入門
『ラズパイPico 2 W かんたんIoT電子工作レシピ』は2026年刊、B5変形判328ページです。Pico 2 WでMicroPythonを始め、Wi-Fiを使った工作まで段階的に試せます。
ファームウェアの導入や開発環境、基本文法を解説し、エラーへの対処も扱います。初めてのマイコンでは、コードが動かない理由を探すのに時間がかかりますよね。確認方法を学べるのは心強いところです。
GPIO、LEDやボタンを扱います。温度センサー、PWM、サーボモーターも取り上げ、Wi-Fi接続へ進みます。LEDの遠隔操作や温度の遠隔監視で、入力とネットワークのつながりを確かめられます。
ネットワーク時刻を取得する装置や、天気情報を利用する工作も収録。Pythonの基礎から身近なIoTへ移りたい初心者におすすめの一冊です。
Pico Wで拡張
『ラズパイPico W 本格入門 with MIT App Inventor2』は2025年刊、B5変形判352ページです。Pico W向けの全例題がPico 2 Wにも対応し、MicroPythonとThonnyを中心に幅広く学べます。
GPIO割り込みとI2C、SPIを扱います。UARTやADC、PWM、PIOも登場。センサー、表示器、モーターも取り上げており、基本的な入出力から周辺機能へ学びを広げられます。
Wi-Fi、Bluetooth Classic、BLEを使う作例があります。SwitchBotやCO2モニター、植栽用水やり器も登場し、生活に身近な装置づくりへつながります。
MIT App Inventor2でiPhoneやAndroid向けアプリを作る内容も特徴です。スマホからマイコンを操作したい人には、この本をおすすめします。Arduino環境も収録され、開発方法の違いにも触れています。
Pico工作の基本
『これ1冊でできる!ラズベリー・パイPicoではじめる電子工作 超入門』は2023年刊、B5変形判256ページのオールカラー本です。PicoとPico Wの工作を配線図で確認しながら学べます。
スイッチとLEDに加え、7セグメントLEDや有機ELを扱います。温湿度センサーやモーターの作例もあり、配線図とプログラムコードをダウンロードできます。回路とコードを並べて確かめたい人に便利です。
タイマー割り込みやPIOの例も含まれています。LED、表示器、センサーの作例を通して機能を一つずつ試せるため、マイコン工作の基本から学ぶ人におすすめです。
Pico Wを使った温湿度のリモート測定も収録されています。電子回路の基本を押さえたい人や、配線を確認しながら一作ずつ完成させたい人に合う入門書です。
結論
複数のボードで基礎からIoTまで学ぶなら、『MicroPythonプログラミング・ガイドブック』をおすすめします。言語、周辺機能、通信、クラウド連携を横断でき、Arduino経験者にも次の試作の手がかりになります。
ESP32で日本語のクラウド作例を追いたい人には『IoT開発スタートブック』、機能を広く掘り下げたい人には英語の第2版がおすすめです。Pico 2 W初心者には『かんたんIoT電子工作レシピ』、スマホ連携まで学ぶなら『本格入門』が合います。
配線図を見ながらPicoの基本から試す人には『超入門』をおすすめします。対応ボードと作りたい工作に合う一冊を選ぶのが近道です。価格は変わるため、注文前に販売店の表示も確認してください。
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