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エクストリームプログラミング(XP)の本を探すと、ペアプログラミングや継続的インテグレーション(CI)など、特定の実践を扱う本も見つかります。どれが合うかはチームの課題によって変わりますよね。
XPでは、短い周期で動くソフトウェアを確かめながら、顧客やチームのフィードバックを次の仕事につなぎます。決まった手順を機械的に当てはめる発想とは違います。
紹介する5冊の焦点は、XP全体、チームの計画、TDD、コーチング、継続的デリバリーの5領域です。ペア作業やCIがどの本で扱われているかも、早見表で確認できます。
5冊の早見表
各書のテーマと税込参考価格を一覧にしました。価格は希望小売価格を目安にしており、実売価格は購入する時期や店舗によって変わります。
| 本 | 主な対象 | 読める軸 | 参考価格(税込) |
|---|---|---|---|
エクストリームプログラミング | XPを知りたい開発者・リーダー | ペア、CI、テストファースト、計画 | 2,420円 |
アジャイルサムライ | チームでアジャイルを進めたい人 | ユーザーストーリー、見積り、反復開発 | 2,860円 |
テスト駆動開発 | TDDを実践したいプログラマ | 例題、xUnit、TDDのパターン | 3,080円 |
アジャイルコーチング | チーム支援を担う人 | 計画、見える化、ふりかえり | 3,080円 |
入門 継続的デリバリー | 開発からリリースまで改善したい人 | CI、テスト、リリースの自動化 | 4,180円 |
XPの基本を押さえるなら『エクストリームプログラミング』が軸になります。チーム全体の進め方を知る人には『アジャイルサムライ』、コードのテストを深めたい人には『テスト駆動開発』がおすすめです。
CIをリリース工程まで広げたい人には『入門 継続的デリバリー』が合います。チームの改善を支援する立場なら『アジャイルコーチング』も候補に。テーマが重なっていても、焦点はそれぞれ異なります。
XPを知る
XPは変化する要求に応えながら、価値あるソフトウェアを継続的に届けるための開発アプローチです。計画、設計、実装、テストを切り離さず、短いサイクルで進めます。
ペアプログラミングやテストファースト、CIを組み合わせ、小さな変更をすぐ確かめる習慣へつなげます。ここがXPの特徴です。
たとえば、先にテストを書けば、実装前に期待する振る舞いを言葉にできます。ペアでコードを書き、変更をこまめに統合すれば、設計のずれや不具合にも早めに気づけるでしょう。
プラクティスを一つ取り入れただけでXPになるわけではありません。手法の名前をそろえることより、品質とフィードバックを保ちながら予測しにくい変更に向き合うことが大切です。
XPの基本書
オーム社刊の『エクストリームプログラミング』は、Kent BeckとCynthia Andresの著作です。角征典訳で208ページ。ペアプログラミング、CI、テストファーストなど、主要な実践を扱います。
週次・四半期のサイクルに加えて、スコープ管理やプラクティスのマッピング、XPの適用も取り上げます。コードの実践から計画や導入の考え方まで読める構成です。
2015年6月発行で、税込参考価格は2,420円です。5冊の中では手に取りやすい価格で、XPの主要な実践を広く学べます。
実践をチームの動きに結びつけたいリーダーや、XPを基礎から整理したい開発者におすすめです。最初の一冊として全体像をつかめます。
アジャイルサムライ
『アジャイルサムライ――達人開発者への道』は、開発前の方向づけから計画、イテレーション運営までを扱います。ユーザーストーリーや見積りなど、チームで仕事を進める際の論点も幅広い内容です。
章立てにはユニットテストやリファクタリング、テスト駆動開発、CIも含まれます。アジャイル開発の方向づけからコードの実践までを扱い、チームの計画と開発を一緒に見渡せるのが持ち味です。
オーム社刊で336ページ、2011年発行です。税込参考価格は2,860円。作るものや優先順位をチームで整理したい人、アジャイル開発の全体像をつかみたい人におすすめできます。
テスト駆動開発
Kent Beck著、和田卓人訳の『テスト駆動開発』は、TDDを例題に沿って学びたいプログラマ向けです。多国通貨の例題を使い、テストと小さな実装を重ねる流れを具体的に追えます。
xUnitの実装やTDDのパターンも扱います。単にテストを先に書くという決まりではなく、失敗するテスト、動く最小限のコード、リファクタリングという短い循環を身につける本です。
2017年発行の344ページで、税込参考価格は3,080円です。XP全体の説明よりTDDの掘り下げが中心。ペアでのテストやCIに載せるテストを考えるプログラマにおすすめします。
アジャイルコーチング
『アジャイルコーチング』は、アジャイル開発の導入や継続を支援する人向けです。チームづくりや計画、デイリースタンドアップ、見える化を扱い、開発者同士の協働を整える内容です。
品質づくりではTDDに加え、デモやふりかえりを使った改善も取り上げます。チームの状況に合わせて導入を支援する場面で、現場を考える材料になります。
オーム社刊で236ページ。2017年発行で、税込参考価格は3,080円です。チームの会話や改善を支援するコーチやリーダーにおすすめします。
継続的デリバリー
『入門 継続的デリバリー テストからリリースまでを安全に自動化するソフトウェアデリバリーのプロセス』は、CIを含め、テストからリリースまでの流れを扱います。導入後の工程全体を改善したい人に適した内容です。
著者はChristie Wilson。オライリー・ジャパン刊で420ページです。章ごとの事例を通して、継続的デリバリーを実践するシナリオを学べます。バックエンドエンジニアやSREにも役立つでしょう。
2024年4月発行で、税込参考価格は4,180円です。5冊の中では価格も分量も大きめで、CIからテストやリリースの自動化へ進むテーマを詳しく追えます。
結論
XP全体とペアプログラミング、CIを一冊で押さえるなら『エクストリームプログラミング』がおすすめです。208ページで手に取りやすく、計画や導入も扱うため、全体像を知りたい人の出発点になります。
チームの計画や進行に課題があるなら『アジャイルサムライ』、コード上のTDDを深めたいなら『テスト駆動開発』が具体的な候補です。チームを支援する人には『アジャイルコーチング』が合います。
CIからリリース工程まで改善したい段階なら『入門 継続的デリバリー』を選ぶとよいでしょう。最初の一冊に迷ったら、チーム運営、コード品質、リリースのうち、いま課題を感じているテーマの本から読み始めてください。
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