電子工作の基板洗浄用超音波洗浄機おすすめ4選|容量と機能を比較

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電子工作の基板に残るフラックスや細かな汚れを落とす方法の一つが、超音波洗浄機です。液を振動させ、汚れを浮かせます。ただし、すべての基板を槽に入れられるわけではありません。

小型基板を少量ずつ洗うなら3L機、部品や基板をまとめるなら9.5〜10L機が候補です。温度、タイマー、出力調整を見比べながら、4機種の違いを紹介します。

実装済み基板は特に注意が必要です。振動や洗浄液が苦手な部品もあるため、メーカーが示す洗浄条件を確認しましょう。迷った対象は洗わない判断も大切です。

早見表

3Lから10Lクラスまでの4機種を一覧にしました。容量とあわせて、温度範囲、タイマー、出力変更、付属品も確認できます。

機種槽・超音波設定と付属品向く用途
Mr. Sonic Cleaner 3L内寸240×135×100mm、40kHz・120W常温〜80℃、1〜30分、カゴ付属小型基板や部品の洗浄
シャープ UT-107Hシャープ UT-107H約3L、上限液量約2L、37kHz・最大90W20〜60℃、1〜60分、ふた・スノコ付属温度や時間を細かく設定
日本アレックス SC201010L、40kHz・200W出力10〜100%、最大80℃、カゴ・排水弁付き複数の部品や大きめの基板
Branson CPX5800H-JBranson CPX5800H-J9.5L、40kHz・160W出力2段階、最大69℃、脱気・AUTOモード機能や保証を重視する作業

槽容量は総容量と実際に入る液量で差があります。UT-107Hは容量約3Lで、上限水位までの液量は約2L。カゴを槽に入れると、入れられる液の量も変わります。

SC2010とBransonは槽内寸法が幅約30cm、奥行24cmほど。大きさは近いものの、出力や温度調整、排水や脱気機能、保証に違いがあります。作業台に置けるか、必要な機能は何かをあわせて見ましょう。

対象基板の注意

最初に確認したいのは槽に入れる基板です。裸基板は比較的扱いやすいものの、実装済み基板には超音波や洗浄液を避けるべき部品が載る場合があります。

水晶振動子やマイク、MEMS、コイルは、振動や液の侵入が影響する場合があります。部品メーカーの注意事項を確認してください。コネクターやスイッチの内部に液が残ることもあります。

電源と電池は外し、通電中の基板は洗わないでください。基板全体を浸す場合は、シールや印字、接着剤、樹脂ケースに洗浄液が適合するか確認します。

超音波の振動は部品にも負荷を与えます。運転時間が長すぎたり出力が高すぎたりすれば、影響が強まることも。まず短時間で状態を確かめるのが無難です。

汚れと洗浄力

超音波洗浄機は液中に細かな振動を作り、部品のすき間から汚れを浮かせます。固化した接着剤や厚い樹脂、焼き付いた汚れまで落とす装置ではありません。

はんだ用フラックスは種類によって残り方や溶け方が違います。水だけでは落ちない場合もあります。基板に合う洗浄液を使うことで、槽の超音波を活かせます。

基板を重ねて槽に詰めると、洗浄液が回りにくくなり、むらの原因になります。基板同士や槽底に当てず、液が流れる空間を保ちましょう。仕上がりに差が出る部分です。

Mr. Sonic 3L機

Mr. Sonic Cleanerは家庭・軽作業向けの3L機です。槽内寸法は幅240×奥行135×深さ100mmで、付属カゴは220×130×80mm。カゴに基板を入れるなら、内側に収まる寸法か確認してください。

超音波は40kHz・120W、ヒーターは100Wです。温度は常温から80℃、タイマーは1〜30分で設定できます。温度と時間を指定して小型基板や部品を洗いたい人におすすめしやすい構成です。

プリント基板や電子機器を用途例とする機種です。小さな試作基板や部品を分けて洗うのに使いやすい一方、大きな基板は槽内寸法に収まるか注意が必要です。

一般用グレードICを載せた基板は連続使用を避けてください。短時間ごとに区切り、基板と洗浄液の状態を確かめながら使うと安心です。

Mr. Sonic Cleaner 3L

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シャープUT-107H

シャープUT-107Hは約3L槽で、上限水位までの液量は約2Lです。槽内寸法は幅240×奥行140×深さ100mm。上限水位の線は深さ70mmにあります。

高周波出力は最大90W、周波数は37kHz。ヒーターは20〜60℃を1℃刻み、タイマーは1〜60分を1分刻みで設定できます。同じ条件の洗浄を繰り返したいときにも扱いやすい仕様です。

ふたとスノコは標準付属です。専用バスケットUT-B107は別売で、内寸は約174×96×48mm。小物を安定させる用途に便利ですが、基板が入るか寸法を確認してください。

本体の希望小売価格は132,000円(税込)が目安です。実売価格は時期や店で変わり、UT-B107の希望小売価格は9,900円(税込)。純正品を型番でそろえたい場合にも分かりやすい機種です。

シャープ UT-107H

シャープ UT-107H

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アレックスSC2010

日本アレックスSC2010は液容量10L。槽内寸法は幅300×奥行240×高さ150mmで、超音波は40kHz・200Wです。3L機では手狭な基板や複数部品を洗う作業に適しています。

出力は10〜100%を10%刻みで調整できます。素材や汚れに応じて条件を変えられる点が特徴です。ただし、出力を下げても超音波に弱い部品を安全に洗えるわけではありません。

ヒーター出力は300Wで、設定温度は最大80℃。タイマーは1〜99分で、カウントダウンは秒単位です。専用カゴとふたが付き、ドレンバルブから洗浄液を排出できます。大きな槽では助かる仕様ですね。

日本アレックス SC2010

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ブランソンCPX5800H

Branson CPX5800H-Jは9.5L槽です。内寸は幅301×奥行240×高さ150mm、超音波は40kHz・160W。出力はHIの100%とLOの70%を切り替えて使います。

温度は常温から69℃まで1℃刻みで設定でき、槽内温度も表示します。タイマーは1〜99分で、連続運転にも対応。時間を指定した洗浄と連続運転の両方が可能です。

脱気機能とAUTOモードを搭載しています。標準付属品はステンレス受け台、タンクカバー、排水弁、ホースアダプタとホース。3年保証も付き、機能と保証を重視する人におすすめです。

Branson CPX5800H-J

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結論

小型基板を少量ずつ洗うならMr. Sonic Cleanerがおすすめです。3L槽に加熱機能と付属カゴがあり、温度と時間を設定できます。細かな管理や純正カゴが必要ならUT-107Hが合います。

基板や部品をまとめて洗うなら、10L槽に出力調整と排水弁を備えたSC2010がおすすめです。脱気やAUTOモード、3年保証を重視する人にはBranson CPX5800H-Jが合います。

どの機種も槽の寸法だけで決めるのは早計です。搭載部品と洗浄液の適合を確認し、対応がはっきりした対象から使い始めると安心です。

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