野外調査の音声記録が増え続けている。必要な録音を見失わずに残しておきたい。
記録が増えるほど、聞きたい録音を探すのもひと苦労ですよね。
録音を調査日で分けよう
音声記録の総容量と保存場所を確かめ、調査日と記録番号で整理するところから始めてみてください。保存先と調査メモの対応が分かると、必要な録音を探しやすくなり、容量を空ける際の取り違えも防ぎやすくなります。
録音を置いたフォルダーの容量は、次のソフトで確認できます。
- Windows:エクスプローラー
- Mac:Finder
録音機や記録カードに残っているファイルも確かめ、どこまで取り込んだか分かるようにしてみてください。
調査日ごとにフォルダーを分け、調査メモにも録音のファイル名か記録番号を残します。元のファイル名を変える場合は、変更前の名前も対応表に残すと、過去のメモからたどれます。
整理して別に残そう
録音機から取り込んだ後は、整理した原本を別の保存先にもコピーします。エクスプローラーやFinderで進められるので、整理のためだけに新しいソフトを入れる必要はありません。
- 録音機や記録カードから、調査日ごとのフォルダーへ音声をコピーする。取り込みが済むまで元の記録は残す
- ファイル数と合計容量を確認し、録音を再生して、取り込めているか確かめる
- 整理したフォルダーを別の保存装置にもコピーし、コピー先でもファイル数・容量と再生を確認する
- 両方の保存先を確認してから、録音機や記録カードのデータを消すか判断する
同じ装置の中でフォルダーを二つに分けても、装置が故障すると両方を失うおそれがあります。また、外部へ移動して元を消すだけでは保存先は一つなので、別コピーを残すこととは分けて考えてください。
聞きたい箇所に戻れるメモ
必要な音を探すたびに最初から最後まで聞き直していると、記録が増えるほど時間がかかります。調査メモにファイル名と録音内の経過時刻、内容の短い見出しを残すと、聞きたい箇所へ戻りやすくなります。
録音と調査メモの対応例
たとえば、同じ日に録音を複数残した場合は、調査メモに「録音003/12分30秒/水辺で聞こえた音」と書きます。時刻は調査した時刻と混同しないよう、録音開始からの経過時間だと分かる形にします。
音声はVLCメディアプレーヤーなどの再生ソフトで確認できます。抜粋や音量調整をしたファイルは原本と別のフォルダーへ保存し、加工した音声で原本を上書きしないようにしてください。
容量が足りなくなる前に
現在の総容量に加え、直近の調査でどれだけ増えたかを確認すると、保存先を増やす時期を考えやすくなります。今ある保存先に今後の録音と別コピーを置く余裕があれば、買い足さずに続けられます。
容量が足りない場合は、古い調査分を外部の保存装置へコピーし、再生と別コピーを確認してから、作業端末のデータを整理します。
記録を持ち出す装置だけに残さず、別コピーは現地へ持っていかないようにすると、紛失時に失う記録を減らせます。
コピー先に使う外付けSSDの一例が、Samsung T7 Shield 2TB(Samsung T7 Shield 2TB ブラック)です。USB 3.2 Gen 2に対応し、書き込みは最大1000MB/sです。
使う端末の対応確認が必要で、実際の転送速度は接続環境によって変わります。
屋外へ持ち出す際も、完全防水・水没対応ではない点に注意してください。液体・粉塵・落下による損傷は保証対象外です。

直近の調査分から試そう
まずは直近の調査日の録音で、調査メモからファイルを見つけられるか確かめてみてください。メモと録音が結び付いた分から、別の保存先へコピーして再生できるか確かめていきましょう。
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