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開発データのローカルバックアップには、2ベイ・RAID1・USB-C対応の外付けHDDケースがおすすめです。作業中のコードや素材を保管するなら、容量に加えて、故障後にデータを戻せるかも考えておきたいところです。
RAID1は2台のドライブへ同じ内容を書き込む方式です。片方が故障したときに、もう片方からデータを読み出して作業を続けやすくなります。ただし、誤削除やランサムウェアへの対策にはなりません。5製品ともRAID1に対応していますが、容量や接続速度は異なります。
| 製品 | RAID1時の容量目安 | USB-C | 特徴 |
|---|---|---|---|
TerraMaster D2-320 | 最大32TB程度 | 10Gbps | 64TB分のドライブを搭載可能、自動再構築 |
QNAP TR-002 | ドライブ容量による | 10Gbps | NAS拡張にも対応、ホットスワップ対応 |
| ICY BOX IB-RD3621-C31 | ドライブ容量による | 10Gbps | 2.5インチと3.5インチに対応、自動再構築 |
センチュリー CSB35U20GRH | 最大32TB程度 | 20Gbps | USBハブ内蔵、PC電源連動 |
| OWC Mercury Elite Pro Dual with 3-Port Hub | 最大24TB程度 | 10Gbps | 給電USBポートを3基搭載 |
表の容量欄は、RAID1で保存に使える容量の目安です。32TBのドライブを2台使うとRAW容量は合計64TBですが、ミラーリング後に使える容量はおおむね32TBになります。
価格は販売時期や販売店によって変わります。ケース本体とドライブ2台分を合わせた総額を見ておきましょう。QNAP TR-002はHDD別売りです。
RAID1の役割
RAID1では、同じファイルを2台のドライブへ同時に保存します。片方が故障しても、もう片方から読み出して作業を続けやすいのが利点です。
保存に使える容量は、基本的に2台のうち小さいドライブが基準になります。容量の大きいドライブを組み合わせても、その差分を保存領域として使えるわけではありません。
ファイルを誤って削除したり、暗号化型のマルウェアに感染したりすると、変更は両方のドライブに反映されます。RAID1が備えるのはドライブ故障への耐性で、過去の状態へ戻す世代管理とは役割が異なります。
ケース内の制御基板や電源も故障することがあります。別のケースで読み出せるかは機器や構成によるため、RAID1の2台だけを唯一の保管先にしないでください。
D2-320の特徴
TerraMaster D2-320は、3.5インチHDDに加えて2.5インチHDDやSSDにも対応します。32TBのドライブを2台搭載でき、合計RAW容量は最大64TBに達します。大きな素材や複数の開発案件をまとめて保存したい場合にも、容量を確保しやすい製品です。
USB 3.2 Gen 2 Type-Cは最大10Gbpsで接続できます。RAID1のほかRAID 0、JBOD、SINGLE DISKも利用可能です。自動再構築にも対応し、ドライブ交換後の再構築をケース側に任せられます。
80mmの温度制御スマートファンを搭載し、ドライブは工具不要のプッシュロック式トレイで交換できます。大容量の2台構成を組みたい方や、交換作業を簡単に済ませたい方におすすめです。
TR-002の特徴
QNAP TR-002は、PC用の外付けRAIDケースとしても、QNAP NASの容量拡張用としても使えます。USB 3.2 Gen 2 Type-Cは最大10Gbps。RAIDはハードウェア制御とソフトウェア制御から選べます。
3.5インチHDDのほか、2.5インチSATA HDDやSSDも搭載できます。ただし、同じRAIDグループ内でHDDとSSDを混在させることはできません。異なる種類のドライブを使う場合は、グループを分ける必要があります。
ホットスワップに対応し、70mmファンは5段階で自動制御されます。最大容量は固定値で示されておらず、HDD互換性リストで対応状況を案内しています。NASと組み合わせるなら、使うドライブの互換性も確認しましょう。
ICY BOXの特徴
ICY BOX IB-RD3621-C31は、2.5インチと3.5インチのSATA HDD・SSDに対応する2ベイケースです。RAID1のほかRAID 0、SINGLE、LARGEを搭載し、USB Type-C接続は最大10Gbps。UASPにも対応します。
自動再構築とホットスワップに対応しています。ドライブ交換の負担を抑えながら、故障時の復旧を進められる構成です。ミラーリング以外のモードも用途に応じて使えます。
冷却用に60mmファンを搭載し、外部電源アダプターが付属します。手持ちのSATAドライブを活用したい方には、2.5インチSSDも使えるICY BOXがおすすめです。
ICY BOX IB-RD3621-C31
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センチュリーのCSB35U20GRHは、3.5インチHDDと2.5インチHDD、2.5インチSSDに対応します。32TBのドライブを2台搭載でき、合計RAW容量は最大64TB。RAID1で保存に使える容量は最大32TB程度が目安です。
PC接続はUSB 3.2 Gen 2×2 Type-Cで最大20Gbpsです。5製品の中で接続速度の上限が高く、USBハブとしてType-CとType-Aのポートも備えます。実際の転送速度はPCやケーブル、ドライブの性能にも左右されます。
70mmファンは内部温度に応じて回転数が変わります。PCの電源オン・オフに合わせてHDDの動作と停止を連動できるため、バックアップ先とUSB機器をデスク周りにまとめたい方に便利です。
OWCの3ポート機
OWC Mercury Elite Pro Dual with 3-Port Hubは、2.5インチと3.5インチのSATA HDD・SSDに対応し、合計最大48TBまで搭載できます。RAID1のほかRAID 0、Span、Independentを備え、用途に合わせて構成できます。
PC接続はUSB 3.2 Gen 2 Type-Cで最大10Gbpsです。10Gbps対応の給電USBポートを3基搭載しており、外付けSSDや周辺機器もつなげます。USB機器が多い作業環境では、RAIDケースとハブを一か所にまとめられます。
アルミ筐体と冷却ファンを備え、外部電源と電源ケーブルが付属します。ケース本体にハブ機能もまとめたい方や、開発用の周辺機器を一か所に集約したい方におすすめです。
OWC Mercury Elite Pro Dual with 3-Port Hub
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容量を重視するなら、32TBドライブ2台に対応し、自動再構築と80mmファンを備えたTerraMaster D2-320がおすすめです。QNAP NASの拡張にも使う場合は、TR-002が適しています。
USB 20Gbpsとハブ機能を重視する方にはセンチュリー、給電USBポートを3基まとめたい方にはOWCが合います。2.5インチドライブも含めて複数の構成を使うなら、ICY BOXを選べます。
どのケースでも、RAID1だけでバックアップを完結させず、別の媒体や世代管理付きの保管先を用意してください。開発データを実際に戻せるかも確認しましょう。こうした確認が、ローカルバックアップを頼れる備えにします。
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