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エンジニアの出張では、客先や宿泊先で図面や点検票を紙にしたい場面があります。A4対応のモバイルプリンターならバッテリーで動かし、その場で作業報告書を渡せるのが便利ですよね。
A4対応やバッテリー搭載という表示だけでは、実際の使い勝手をつかみにくいものです。電池が内蔵か別売か、何枚印刷できるか、カラーが必要かで、出張中の頼もしさも変わります。
今回は4メーカーから1機種ずつ取り上げます。インクジェット3機種と感熱式1機種で、電池の備え方や持ち運びやすさが異なります。
候補機の早見表
| 機種 | 本体重量 | バッテリー | A4の印刷目安 | 参考価格 |
|---|---|---|---|---|
| エプソン PX-S06B/W | 約1.7kg | 内蔵 | 約100枚(モノクロ)、約50枚(カラー) | 30,778円〜 |
キヤノン TR163 | 約2.1kg | 別売 | 満充電で約330枚 | 30,250円 |
| HP OfficeJet 200 | 約2.1kg(装着時約2.2kg) | 別売 | — | 30,100円 |
ブラザー PJ-883 | 約610g | 同梱 | 連続印刷で約600枚 | 90,200円 |
価格は調査時点の各公式サイト掲載額を目安にしました。店頭価格や在庫状況は時期によって変わるため、注文時には最新価格を確かめてください。
重さで目立つのはPJ-883です。充電池を装着しても約610gで、インクジェット3機種の約1.7〜2.2kgとは大きく差があります。毎日持ち歩くなら、その違いは負担にも表れます。
バッテリーはPX-S06が内蔵、TR163とHP OfficeJet 200は別売、PJ-883は同梱です。持ち出すときの状態が違うため、本体価格に加えて電池の費用も確認しましょう。
エプソン PX-S06
PX-S06B/Wは4機種で唯一、バッテリーを標準搭載します。収納時の寸法は309×159×61mmで、重さは約1.7kgです。予備の電池を買わずに出張先へ持っていける手軽さが魅力ですね。
内蔵電池でのA4印刷目安はモノクロ約100枚、カラー約50枚です。訪問先で帳票を数枚出す程度なら、電源を探さずに印刷できます。一方、電池使用時は速度が下がるため、数十枚続けるなら余裕を見てください。
黒インクとカラー3色一体型を組み合わせた4色カートリッジ式です。A4のインクコストはモノクロ約8.3円、カラー約15.7円。最高5,760×1,440dpiに対応し、文字資料や色付きの図表を印刷できます。
外付けバッテリーを装着すると重量は約2.0kgになり、印刷目安はモノクロ約740枚、カラー約360枚へ増えます。価格はエプソンダイレクトショップで最小構成30,778円(税込)から(確認時点)。内蔵電池の手軽さを重視する人には、PX-S06B/Wがおすすめです。
エプソン PX-S06B/W
Amazonで探すキヤノン TR163
TR163は本体約2.1kgで、顔料ブラック1色と染料インク4色を使う5色カートリッジ式です。文字中心の報告書に加えて色分けした図表や写真を出すエンジニアには、この機種をおすすめします。
A4普通紙の印刷速度はモノクロ約9.0ipm、カラー約5.5ipmです。A4のインクコストはモノクロ約8.1円、カラー約15.6円。カラー資料を続けて出す場合も、一枚あたりの費用を見通せます。
バッテリーは別売で、満充電時の印刷目安は約330枚です。ACアダプターなら充電に約2時間20分、USB 1.5Aでは約5時間かかります。出張前に充電を済ませる運用が合いそうですね。
接続はUSB Type-Cと、2.4GHz・5GHz帯のWi-Fiに対応します。本体は約322×185×66mmで、キヤノン公式オンラインショップの確認時点の価格は30,250円(税込)です。カラー資料と複数の接続方法を重視する人にはTR163がおすすめです。
HP OfficeJet
HP OfficeJet 200はA4カラー・モノクロに対応し、普通紙を最大50枚セットできます。本体は364×186×69mmで、重さはバッテリーなしで約2.1kg、装着時は約2.2kgです。
AC時はモノクロが1分あたり約10枚、カラー約7枚を印刷できます。バッテリー時もそれぞれ約9枚、約6枚が目安。電池駆動でも速度が大きく落ちにくく、急ぎの帳票を出すときに頼れます。
A4のインクコストはカラー約23.6円、モノクロ約10.8円で、エプソンとキヤノンのインクジェットより高めです。出力枚数が多い職場では、インク代も予算に含めてください。
バッテリーは別売です。USB 2.0と無線LANに対応し、HP ePrintとApple AirPrintも使えます。公式の希望小売価格は30,100円(税込)ですが、実売価格は時期や店舗で変わります。スマートフォンからの印刷や電池使用時の速度を重視する人には、HP OfficeJet 200がおすすめです。
HP OfficeJet 200
Amazonで探すブラザー PJ-883
PJ-883は充電池を装着しても約610gで、4機種の中で最軽量です。寸法は255×55×30mm。ラインサーマルヘッドによるダイレクトサーマル方式を採用しています。
A4は最大で毎秒約76.2mmの速度で印刷し、1枚あたり約3.9秒かかります。ロール紙なら連続印刷は約13.5ppm。用紙はA4やA4ロール紙などに対応し、給紙方法は手差しです。
同梱のリチウムイオン充電池は、満充電でA4約600枚の連続印刷が目安です。充電時間は約2時間。感熱紙PA-C-412が100枚付属し、追加印刷には感熱紙が必要です。出張頻度に応じて用紙を用意してください。
接続はUSB Type-C、Bluetooth 5.2、2.4GHz・5GHz帯のWi-Fiに対応し、NFCはAndroid端末とのペアリングに使えます。ブラザーダイレクトクラブの確認時点の価格は90,200円です。軽さと長い電池駆動を重視するなら、PJ-883をおすすめします。
結論
客先でA4カラー資料を少量ずつ出すなら、エプソン PX-S06B/Wをおすすめします。内蔵電池が標準で、約1.7kgの本体をそのまま持ち出せます。
カラー資料の印刷速度と、満充電で約330枚という目安を重視するならキヤノン TR163が有力です。モノクロの速度やバッテリー駆動時の印刷速度を優先する人には、HP OfficeJet 200をおすすめします。どちらも別売バッテリーの費用を加えて考えてください。
携帯性と連続印刷枚数を最優先するエンジニアには、ブラザー PJ-883がおすすめです。必要な色と電池込みの重さ、出先で刷る枚数を基準にすれば、現場で持て余しにくい一台を選べます。
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