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Raspberry Piを同じ構成で何台も立ち上げると、microSDカードの準備に意外と時間を取られます。1枚ずつ書き込めば手順は分かりやすいものの、台数が増えると書き込み後の確認にも手がかかるものです。
カードデュプリケーターなら、マスターカードから複数枚へまとめて複製できます。書き込み後の照合に対応する機種もあります。少数展開向けから最大63枚同時まで、候補はさまざまです。
| 機種 | 同時複製枚数 | 動作方式 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| サンワサプライ 400-SDDU2 | 3枚 | スタンドアロン | SD・microSD対応、RAWコピーとコンペア |
| ADR SD Producer 1-7 | 7枚 | スタンドアロン | SD対応、ビット単位の比較 |
| Nexcopy mSD115SA | 15枚 | スタンドアロン | microSD専用、Copy & VerifyとCRC照合 |
| Nexcopy mSD160PC | 16枚 | Windows PC接続 | イメージ複製、CID読み取り、ジョブログ |
U-Reach SD964S | 63枚 | スタンドアロン | SD・microSD対応、カード検査機能 |
価格は取扱店や時期によって変わります。購入時の表示を目安にしてください。変換アダプターや認定メディアが必要な機種は、周辺カードの費用も含めて考えると予算を立てやすくなります。
400-SDDU2
サンワサプライ400-SDDU2は、コピー元1枚から最大3枚へ複製します。PC接続は不要です。数台から十数台程度の小規模な展開に取り入れやすい機種でしょう。
SDとmicroSDに対応し、FAT16、FAT32、exFAT、NTFS、Mac HFS+、Linux Ext2、Ext3、Ext4を扱えます。Raspberry Piの起動カードを作る場合は、カード全体を複製するRAWコピーも選べます。
コピー方式は二つあります。スマートコピーはデータ領域を対象にし、RAWは全体を複製します。コンペアとコピー後の自動コンペアも利用でき、書き込み結果を照合したい現場で役立ちます。
最大速度は書き込み33MB/s、読み込み31MB/sです。非同期コピーにも対応し、先に完了したカードを差し替えて次の複製を続けられます。数枚ずつ作る運用に合いますね。
サンワサプライ 400-SDDU2
Amazonで探すADR SD 7枚機
ADR SD Producer 1-7は、最大7枚を同時に複製できます。SDカード対応のスタンドアロン機です。microSDを使う場合はSD変換アダプターを通します。
同期コピーなら全カードがそろってから処理が完了します。非同期コピーでは完了したカードから取り外し、次の複製へ回せます。交換のタイミングを調整しやすいですね。
照合はビット単位の比較に対応し、リアルタイムのCopy and Compareも実行できます。最大転送速度は33MB/s。書き込みと確認を続けて進めたい現場におすすめです。
操作部にはバックライト付きの2行16文字LCDと4つのボタンを備えています。バッファは256MB。microSDは変換アダプター経由になる点も含め、7枚ずつ複製する運用を考えるとよいでしょう。
mSD115SA
Nexcopy mSD115SAはmicroSD専用です。マスター1枚から最大15枚へ複製でき、PCなしで動作します。Raspberry Pi用カードをまとめて準備する現場で使いやすい構成です。
ビット単位のデバイスコピーで起動可能なカードを複製できます。対応形式はFAT、FAT32、exFAT、NTFS、Ext2、Ext3、Ext4などです。起動領域やパーティション構成ごとそろえる用途に合います。
最大書き込み速度は1,800MB/分。Copy & Verify、マスターとのCompare、32-bit CRC照合を備えています。複製後に照合してから配りたい場合、確認手段が複数あるのは心強いですね。
非同期動作に対応し、処理が完了したカードから取り外して交換できます。容量確認、H2整合性テスト、速度ベンチマークも実行可能。カードの状態確認まで一台で行えます。
Nexcopy mSD115SA
Amazonで探すmSD160PC
Nexcopy mSD160PCはWindows PC接続型で、USB 3.0を使い1セッション最大16枚を処理します。ホストPCにはUSBポートが2口必要です。サポート対象OSはWindows 11以降。
SD、SDHC、SDXCに加えてmicroSD、microSDHC、microSDXCを扱えます。コピー方式はファイル、フルデバイス、ショートデバイス、IMGに対応し、Copy AddとUnique Data Streamingも選べます。
Unique Data Streamingは、カードごとに異なるデータを書き込む工程で使えます。CID情報の読み取りやビット単位の検証、ジョブログにも対応。CIDの書き込みとハードウェア書き込み保護には認定メディアが必要です。
PC接続が前提になる一方、イメージファイルやジョブログを使う工程をWindows環境で管理できます。複数台のPiを製造・検証する現場には、mSD160PCをおすすめします。
Nexcopy mSD160PC
Amazonで探すSD964S
U-Reach SD964SはSDとmicroSDに対応し、最大63枚を同時に複製できます。大規模なRaspberry Pi展開で、少数ずつのコピーを何度も繰り返す手間を抑えたい現場に適しています。
Quick Copyは対応形式のデータ領域を複製し、Whole Mediaは全領域をビット単位でコピーします。起動カードの構造ごとそろえる場合はWhole Mediaが使えます。目的に応じて方式を使い分けられる設計です。
最大転送速度は1分あたり2GBで、約33MB/sに相当します。実速度はカードの転送速度によって変わります。ビット単位のCompareに加え、液晶画面と各スロットの赤・緑LEDで状態を確認でき、PC Linkによる稼働状況の監視にも対応します。
容量・速度検査のほか、A2 Fake Card Test、H3、H5、H6テストを備えています。カードの複製や照合に加えて、容量や速度、カード品質の検査も同じ機器で行えます。
結論
数台ずつ配るなら、サンワサプライ400-SDDU2が扱いやすいでしょう。SDとmicroSDに対応し、RAWコピーと自動コンペアも利用できます。7枚単位でPCなしの照合まで行う場合は、ADR SD Producer 1-7がおすすめです。
microSDを15枚同時に複製し、CRC照合やカード検査を行うならNexcopy mSD115SAをおすすめします。Windows環境でイメージや個別データ、作業ログを管理する場合はmSD160PCが適しています。
数十台規模で複製とカード検査をまとめるなら、最大63枚対応のU-Reach SD964S。カード全体のコピーや照合、個体ごとの設定まで要件を整理すると、Raspberry Piの展開工程を組み立てやすくなります。
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