PR:この記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。
SMD実装用はんだペーストは、合金の融点や粉末の粒径、フラックスの性質で扱いやすさが変わります。設備や基板との相性が悪いと、印刷しにくかったり保管に手間がかかったりします。
ここでは少量試作用のシリンジタイプから、鉛フリーの標準合金、低温タイプ、鉛入り合金を紹介します。粒径や保管条件も見ると、使う場面を思い描きやすくなりますよ。
候補早見表
まずは合金と容量、保管方法をまとめて確認しましょう。同じSAC305でも粒径や融点は異なり、常温で保管できる製品もあります。作業環境に合うか考える手がかりになります。
| 製品 | 合金・粉末 | 容量 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
Chip Quik Smooth Flow | Sn42・Bi57・Ag1・T4 | 10g | 融点137°Cの低温タイプ、冷蔵保管 |
Chip Quik Thermally Stable | SAC305・T4 | 15g | 常温保管に対応、鉛フリー |
MG Chemicals 4900P | SAC305・Type 3 | 25g | 0.3mmステンシルに対応、冷蔵保管 |
| Chip Quik SMD4300AX | Sn63・Pb37・T4 | 35g | 水系洗浄に対応、鉛入り合金 |
価格は販売店や時期によって変わります。販売ページの参考価格を目安にしながら、注文時の表示額や送料、容量も確認してください。
はんだペーストの基本
はんだペーストは金属粉末とフラックスを混ぜた材料です。基板のランドに印刷して部品を載せ、加熱すると粉末が溶けて電気的、機械的な接合を作ります。
粒径は粉末の大きさを示します。T4は20~38µmが目安で、今回の候補ではType 3のほうが大きな粉末区分です。細かな開口で印刷する工程なら、粒径も確認したいですね。
融点は加熱条件を考える目安のひとつです。実際のリフロー温度は基板、部品、加熱設備でも変わります。融点だけを基準にせず、工程全体に合わせてください。
Chip Quik低温タイプ
Smooth FlowはSn42・Bi57・Ag1合金で、融点は137°Cです。今回の4製品では最も低い温度で溶けます。部品への熱負荷を抑えたい小規模な試作におすすめです。
T4粉末の粒径は20~38µmで、容量10gのシリンジです。フラックスは合成の無洗浄タイプでハロゲンフリー。通常用途なら残渣を洗い流さずに使えます。
保管温度は3~8°Cで、凍結できません。使用前に20~25°Cまで戻すのに4時間かかるため、作業開始時刻に合わせて冷蔵庫から出してください。
保存期間は冷蔵で12か月超、常温で6か月超が目安です。冷蔵場所を確保できて、低温合金を使う試作なら、10gの容量が扱いやすいでしょう。
常温保管のSAC305
Thermally Stableは錫・銀・銅からなる鉛フリーのSAC305です。融点は217~220°Cで、粉末はT4の20~38µm。一般的なリフロー工程で使う鉛フリー合金を探す人におすすめします。
15g入りで、金属含有率は重量比87%です。Smooth FlowもT4ですが、こちらは容量が15g。20~25°Cで保管でき、冷蔵設備がない作業場所でも管理しやすいですね。
フラックスは合成無洗浄タイプのROL0で、IPAによる清掃にも対応します。通常は残渣を残したまま使えるので、洗浄工程のない小ロット実装で使いやすい製品です。
保存期間は冷蔵・常温ともに12か月超が目安です。凍結はできません。はんだ付けのたびに冷蔵品を戻す手間を避けたいなら、15gシリンジを選ぶとよいでしょう。
4900PのType 3
MG Chemicals 4900PはSAC305の無洗浄ペーストで、融点は221°Cです。Type 3粉末は粒子の80%以上が25~45µmで、T4とは粉末区分が異なります。
0.3mmの極細ステンシル印刷に対応します。容量は25g、金属含有率は重量比88%です。細かな実装でペーストをある程度まとめて使うなら、こちらがおすすめです。
フラックスは低活性のロジン系で、無洗浄タイプです。通常用途では残渣の除去は不要で、必要な場合はIPAを含ませたワイプで清掃できます。
保管温度は2~10°Cで、シリンジは先端を下にして立てます。未開封の保存期間は冷蔵で3年半、20~25°Cでは1年です。冷蔵設備があり、細かなステンシルで試作するなら、この製品をおすすめします。
Sn63・Pb37の製品
SMD4300AXはSn63・Pb37合金のT4ペーストで、融点は183°Cです。容量35gは今回の候補で最大。試作を複数枚行うなど、ある程度まとまった量が必要な場面で使いやすいでしょう。
フラックスは合成の水洗浄可能タイプで、REL0です。多くの用途では無洗浄で使えますが、洗浄するなら適切な鹸化剤を使う水系洗浄が推奨されています。水洗浄工程を設けている環境におすすめです。
保管は3~8°Cで、凍結は不可です。使用前に20~25°Cまで戻すのに4時間かかります。保存期間は冷蔵で12か月超、常温で6か月超が目安なので、戻す時刻も作業計画に入れてください。
Sn63・Pb37は鉛を含みます。製品や地域の規則に従って扱い、基板や余ったペーストも適切に管理してください。鉛フリー工程に統一している環境なら、SAC305やSn42・Bi57・Ag1を選びましょう。
Chip Quik SMD4300AX
Amazonで探す結論
冷蔵設備なしで鉛フリーのT4を使うなら、常温保管できるChip Quik Thermally Stableをおすすめします。熱に配慮した低温実装ならSmooth Flow、0.3mmステンシルとType 3粉末を重視するならMG Chemicals 4900Pを選んでください。
水系洗浄の工程があり、鉛入り合金を扱える環境には35gのSMD4300AXが候補です。合金、粉末区分、洗浄工程、保管温度を実際の実装環境に照らすと、購入後の作業も具体的に想像できます。
参考価格は販売店や時期で変わります。注文時の表示価格を確認し、容量もあわせて比べてください。保管条件を無理なく守れる製品なら、購入後も使い続けやすいでしょう。
Amazon の PC をスコア化してみた
Amazonにある8〜14インチの小型WindowsタブレットやノートPCを、スペック別にスコア化して比較・ランキング。




