自作開発PCにThunderbolt 4 PCIe拡張カードを増設|USB-C 40Gbps・100W対応を解説

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自作開発PCにThunderbolt 4のPCIe拡張カードを加えると、対応機器をUSB-Cでつなげます。Thunderbolt機器なら最大40Gbps。100W給電が必要ならカードの違いも気になります。

取り付け前に、マザーボードの対応状況や内部ヘッダーを確認します。映像入力と補助電源も忘れずに。

製品仕様の早見表

今回の3製品はいずれもThunderbolt 4のUSB-Cポートを2基備えます。給電力はASUSが最大100W、ASRockが最大27W、HPはポートあたり最大15W。大きな違いは給電力と対応PCです。

製品ポートと速度USB-C給電主な対応条件
ASUS ThunderboltEX 42基・最大40Gbpsポート1は最大100W、ポート2は最大27W対応ASUS製Intel 500シリーズ以降、PCIe 3.0 x4、14-1ピンThunderboltヘッダー
ASRock Thunderbolt 4 AIC R2.02基・各最大40Gbps最大27W対応表掲載のIntel 500、600、700シリーズとAMD 500、600シリーズのマザーボード
HP Dual TBT4 PCIe x4 Low Profile Card2基・最大40Gbps1ポートあたり最大15WHP Z4 G5、Z6 G5、Z8 G5、Z8 Fury G5

Thunderbolt 4の速度はどの製品も最大40Gbpsですが、対応するPCの種類は異なります。ASUSとASRockは対応マザーボードを使い、HPは指定ワークステーションに増設します。

価格は販売時期や在庫状況で変動します。購入時点の販売額に、必要な電源配線やケーブルも加えて全体を見ると現実的です。

40Gbpsの中身

40Gbpsはポートの最大接続速度を示す数字です。ファイルを毎秒5GBで必ず読み書きできるわけではありません。実効速度はSSDやケース、ケーブル、データの種類にも左右されます。

大容量の映像素材や仮想マシンのイメージを外付けSSDに置くなら、高速接続が役立ちます。ファイルのコピーや読み込みを待つ時間を抑えたい場面ですね。

ただし小さなソースファイルを大量に扱うビルドでは、CPUやメモリー、ストレージのランダムアクセス性能もコンパイル時間に関わります。Thunderbolt 4を増設するだけでビルドが速くなるとは限りません。

ASUSの100Wモデル

ThunderboltEX 4は、対応するASUS製マザーボードを使う自作PCで最大100W給電を求める人に合います。USB-Cポートは2基ともThunderbolt 4とUSB4に対応し、Thunderbolt機器は最大40Gbpsで接続できます。

給電力はポート1が最大100W、ポート2が最大27Wです。急速充電機能にはカード上の6ピンPCIe電源コネクターが必要なので、接続用のケーブルも確認してください。

対応するのは、ASUS製Intel 500シリーズ以降のうち14-1ピンThunderboltヘッダーを備えた対象モデルです。取り付けにはPCIe 3.0 x4とUSB 2.0ヘッダーも必要です。

映像入力はmini DisplayPortが2基で、対応ケーブルも2本付属します。グラフィックカードの映像をThunderbolt側へ出す構成にも使えます。

ThunderboltEX 4

ASUS

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ASRockの2ポート

2基のUSB-Cポートは各最大40Gbpsで、USB PDは最大27Wです。5Vで3Aなら15Wとなり、100W給電が必要な機器には足りません。

対象はASRockの対応表に載るモデルです。Intel 500、600、700シリーズのほか、AMD 500シリーズと600シリーズも対象になります。増設にはPCIe 3.0 x4に加え、ThunderboltヘッダーとUSB 2.0ヘッダーを接続します。

映像入力はDisplayPortが2基です。Thunderbolt側から映像を出すには、マザーボードかグラフィックカードの出力をカードにつなぎます。

最大27Wの給電で足りて、2基の高速ポートを増やしたい人にはASRockを勧めやすい製品です。充電する機器の要求電力は確認しておきましょう。

Thunderbolt 4 AIC R2.0

ASRock

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HP Z向けカード

HP Dual TBT4 PCIe x4 Low Profile CardはHPの対応ワークステーションで使うカードです。対象機種はHP Z4 G5、Z6 G5、Z8 G5とZ8 Fury G5。一般的な自作マザーボード用ではありません。

取り付けスロットは機種ごとに指定されています。Z4 G5とZ6 G5はスロット3、Z8 G5はスロット7です。Z8 Fury G5ではスロット8を使います。

USB-Cポートは2基あり、Thunderbolt 4で最大40Gbpsに対応します。ノートPCなどへ大きな電力を供給する場合、ポートあたり最大15Wでは足りないことがあります。100W対応カードとは給電力が異なります。

内部接続には2×6ピンヘッダーを使い、GPIOケーブルが付属します。フルハイトブラケットも付くため、対応するHPワークステーションの筐体に合わせて設置できます。

HP Dual TBT4 PCIe x4 Low Profile Card

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映像入力の役目

DisplayPort入力は、グラフィックカードなどが出した映像信号をThunderbolt接続へ送る端子です。カードは映像信号を生成せず、映像出力側から信号を受け取ります。

ThunderboltEX 4とHPカードにはmini DisplayPort入力が2基あり、ASRockにはDisplayPort入力が2基あります。映像を出すなら、入力端子に合うケーブルでマザーボードかグラフィックカードとつなぎます。

データ転送には映像入力を使わない構成もあります。ドックやモニターへ映像を出す場合は、USB-C端子の有無とあわせて映像信号の配線も確認してください。

外付けSSDと負荷

大容量の素材やバックアップを外付けSSDに置く開発環境では、Thunderbolt 4の高速接続が役立ちます。ドックや作業用ドライブをつなぐと、PC本体のポート不足も補えます。

ただし外付けSSD自体が低速なら、カードの40Gbps上限には届きません。ケースの対応規格とSSD性能も転送速度に関わります。実際の待ち時間がどこで生じるか見る材料になります。

Thunderbolt接続機器を2つ使うなら、一方をドック、もう一方をストレージや別のThunderbolt機器につなぐ方法があります。ThunderboltEX 4はポート1が最大100W、ポート2が最大27Wなので、給電要件に合わせて使い分けられます。

結論

自作開発PCで最大100WのUSB-C給電が必要なら、対応するASUSマザーボードと14-1ピンThunderboltヘッダーを使う環境でThunderboltEX 4を選べます。急速充電機能には6ピンPCIe電源コネクターも必要です。

対応するASRockマザーボードがあり、27Wまでの給電で足りるならThunderbolt 4 AIC R2.0を選べます。HP Dual TBT4カードは指定のZシリーズ用で、自作PC用には選ばないのが確実です。

速度とマザーボードの対応を確認し、内部ヘッダーや映像配線も見ておきましょう。給電力まで合えば、外付けストレージやドックをThunderbolt 4で接続できます。

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