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USB-C PD対応のポータブルはんだごては、机から離れて基板や配線を扱うときに頼れる道具です。とはいえUSB-C端子が同じでも、必要な電圧や電力、こて先の種類は機種ごとに違うんですよね。
この4機種は、軽さや出力調整、付属品の構成にそれぞれ個性があります。Pinecil V2は軽さが特長です。T80Pは出力調整、HS-02Aは付属品の充実、T90Aは細いこて先と温度プリセットが持ち味です。
4機種の早見表
| 機種 | 給電・出力 | 設定温度 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
Pinecil V2 | USB PD/QC 3.0、12~20V・3A | 100~400℃ | こて先込み28g、DC給電にも対応 |
ALIENTEK T80P | USB PD/QC、9~20V、18~100W | 80~450℃ | 出力調整とKU型こて先 |
FNIRSI HS-02A | USB PD/QC、9~20V、最大100W | 100~450℃ | こて先6種、収納箱やこて台が付属 |
ALIENTEK T90A | USB PD 3.1/QC 3.0、9~28V、18~65W | 80~450℃ | T210型こて先と温度プリセット |
表の最大出力を使えるかは、接続する電源にも左右されます。PD対応の電源でも、供給電圧や電力が足りなければ本体の最大出力には届きません。電源との組み合わせも確認したいところですね。
価格の参考値はPinecil V2が35.99米ドル(税表示なし)、HS-02Aが70.99米ドル(税別)です。公式希望小売価格・定価が目安になります。実売価格は時期や販売店で変わります。
Pinecil V2
こて先込みで28gのPinecil V2は、4機種のなかで最も軽量です。持ち運ぶ際の負担を抑えられます。USB-C PD/QC 3.0に加えてDC5525端子からも給電可能。使える電源の幅が広いのも心強いですね。
設定温度は100~400℃。ボタンで調整でき、温度は0.69インチのモノクロOLEDに表示されます。動作温度までは約6秒で上昇。作業開始までの待ち時間が短いのも利点です。
付属こて先は短いST-B2型です。交換用にはTS-BC2やTS-C1のほか、TS-ILSやTS-KUなどが用意されています。細かな作業向けにはST210シリーズも販売されています。
USB-C PD/QCとDC5525の両方を使えるため、手元の電源に合わせやすい構成です。交換用こて先を必要な形から追加していけます。
T80P
ALIENTEK T80PはUSB PD 2.0/3.0とQC 2.0/3.0に対応し、9~20Vで動作します。出力は18~100Wの範囲で調整可能。電源の能力や作業に合わせて加熱を調節できます。
設定温度は80~450℃です。最大出力時なら、はんだを約2秒で溶かせます。これは最大出力時の目安です。実際の加熱具合は接合部や電源の能力でも変わります。
温度は0.87インチのOLEDに表示され、オートスリープ機能もあります。温度安定性の誤差は±2%です。KU型のこて先が付属します。交換用はI型とIS型、K型です。
本体重量は42.8gです。キャップとこて台、最大36W対応のUSB-A to Cケーブルが付属します。PD/QC電源は別途必要です。100W未満の電源では出力設定の調整が必要になる場合もあります。
HS-02A
FNIRSI HS-02AにはI・K・KU・JS・C2・B型のこて先が6種類付属します。形状を替えやすく、細い端子から比較的大きな接合部まで作業に合わせて使い分けられます。
設定温度は100~450℃で、分段PID制御を採用しています。温度精度は±2%です。0.96インチのIPSカラー画面で温度プリセットを使え、温度校正にも対応します。
モーションセンサーが動きを検知するとスリープし、持ち上げると設定温度に復帰します。収納箱やこて台、クリーナーとはんだ屑入れに加え、42gのはんだも付属します。付属品をまとめて携帯できるセットですね。
本体重量は約61gです。USB PD/QC電源とUSB-Cケーブルは別売り。PD電源は9・12・15・20Vの出力に対応する必要があります。電源の能力に応じて出力を調整するモードも利用できます。
T90A
ALIENTEK T90AはPD 3.1/QC 3.0に対応し、9~28Vで給電します。出力は約18~65W。電源アダプターの出力を認識して加熱出力を調整します。65Wを得るには電源側の対応能力も必要です。
細いT210型こて先が付属し、小型部品の手実装に使えます。設定温度は80~450℃。PID制御の温度安定性は誤差±2%で、65W設定時は、はんだを約2.5秒で溶かせます。
0.99インチのIPSカラー画面で200・350・450℃の3段階をワンタッチで切り替えられます。放置を検知すると加熱を自動オフ。こて先の抵抗異常や短絡も検知します。安全機能を備えた仕様です。
本体重量は55gです。1.2mのUSB-Cケーブルと簡易こて台が付属します。T80用こて先と互換性があり、交換用にKU・I・IS型も販売されています。T210型以外のこて先も使える構成です。
結論
軽さを最優先し、USB-C PDとDC5525の両方を使いたい人にはPinecil V2がおすすめです。こて先込み28gで、交換用も選べます。公式希望小売価格の参考値は35.99米ドル(税表示なし)。
出力を18~100Wで調整したい人にはT80Pが合います。こて先や周辺道具をまとめて携帯したい人にはHS-02A。PD/QC電源とケーブルの条件を確認し、必要な電圧と出力が合うか確かめてください。
小型部品をT210型で手実装し、温度プリセットや自動オフを使いたい人にはT90Aがおすすめです。電源条件やこて先、付属品を基準にすれば、最大出力の数字だけでは見えない使い勝手も判断しやすくなります。
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