Raspberry Pi CM5 キャリアボードおすすめ4選|用途別に特徴を紹介

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Raspberry Pi Compute Module 5(CM5)は小型のコンピューターモジュールです。用途に合わせたキャリアボードへ載せて使います。ボードごとに映像端子やUSB、ストレージ、産業通信が異なり、完成品の大きさや役割にも差が出ます。

標準的な端子を使う試作には公式IO Board、小型化と端子数の両立にはMini Base Board (B)がおすすめです。産業通信を組み込むならWireless Base、省スペース端末ならMINIMA R3が合います。

まず全体像

4製品ともCM5を載せるキャリアボードです。得意分野はそれぞれ異なります。寸法、端子の形、対応ストレージを確認すると、完成品の大きさや追加部品も見通しやすくなります。

製品基板寸法適した用途主な特徴
Raspberry Pi Compute Module 5 IO Board160 × 90 mm標準的な試作フルサイズ端子、HAT+、M.2
Mini Base Board (B)85 × 56 mm小型で端子を多く使う構成デュアルHDMI、USB 3.2、M.2
Industrial IoT Wireless Expansion Board145 × 90 × 40 mm通信ゲートウェイ、産業用途7~36 V入力、絶縁RS485とCAN、SIM
CM5 MINIMA R361 × 61 mm省スペース機器HDMI、Gigabit Ethernet、センサー接続

価格は販売時期や為替、セット内容で変わります。Mini Base Board (B)はケースと27 W電源を含むセットも販売されています。表示価格だけで決めず、必要な付属品を含む総額を確かめてください。

公式IO Boardは標準端子を使う机上試作に便利です。小型化と端子数の両立にはMini Base Board (B)、産業通信にはWireless Baseをおすすめします。センサーを載せる小型ネットワーク端末ならMINIMA R3が使いやすいでしょう。

標準端子のIO Board

Raspberry Pi Compute Module 5 IO BoardはCM5の開発や検証に便利な公式ボードです。基板は160 × 90 mmと大きめですが、標準サイズの端子が揃い、周辺機器を抜き差ししながら試せます。

フルサイズHDMIを2系統、USB 3.0 Type-Aを2口、USB 2.0 Type-Cを1口備えています。40ピンGPIOとHAT+に対応するコネクター、Gigabit Ethernetも搭載。Raspberry Pi用HAT+などを使う試作で、周辺機器を接続しやすい構成です。

カメラやディスプレイには22ピンMIPI DSIとCSI-2 FPCを2口使えます。M.2 M-keyは2230から2280までの長さに対応。SSDの物理サイズを選べる幅も広めです。

CM5 Lite用microSDスロットに加え、RTC電池ソケットや起動・終了用ボタン、4ピンPWMファン端子があります。別売の専用金属ケースには制御可能なファンを搭載。ケース込みの机上試作もまとめやすいですね。

公式IO Board

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小型のBase Board

Mini Base Board (B)は85 × 56 mmの小型基板です。デュアルHDMIとUSB 3.2 Gen1 Type-A 2口、M.2をまとめています。標準IO Boardより場所を抑えつつ、周辺機器を複数つなぎたい場合に便利です。

HDMIは2系統ともデュアル4K出力に対応し、片方はFFC経由です。端子をケーブルで引き出せるため、表示機器をケース内に収める設計や2画面の制御盤で配置しやすくなります。

USB 2.0は2系統あり、FFCで接続します。さらに4レーンMIPI FFCを2口、40ピンGPIO、Gigabit Ethernetを備えます。映像とカメラ、有線ネットワークの接続を小型基板にまとめたい人に便利です。

M.2 M-keyは2230と2242のNVMeに対応します。CM5 Lite用TFカードスロット、EEPROM、暗号化チップも搭載。ケースと27 W電源を含むセットも販売されており、必要な部品をまとめて揃えられます。

Mini Base Board (B)

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産業通信を足す

通信ゲートウェイや産業向け試作にはIndustrial IoT Wireless Expansion Boardが適しています。基板サイズは145 × 90 × 40 mm。小型基板より設置場所を取りますが、配線用の端子を備えています。

DCジャックまたは端子台からは7~36 Vで給電できます。USB-Cを使う場合は5 V、5 Aです。設備側の電源を使う試作にも組み込みやすい仕様ですね。

絶縁RS485は2系統、絶縁CANは1系統で、CANは最大1 Mbpsです。GPIO端子台も6口あります。インバーターやPLC、CAN機器を評価する際は、通信変換用の基板を重ねず配線を始められます。

M.2 M-keyにはNVMe SSDかAIモジュール、B-keyには4Gや5Gのモジュールを装着できます。Nano-SIMスロットとMIPI接続用コネクターも2口備えます。LoRa用Mini-PCIeは変換アダプターを介して使います。

Wireless Base

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小型のMINIMA R3

CM5 MINIMA R3は61 × 61 mmです。4製品のなかで基板面積が最小で、組み込み展示機や小型ネットワーク端末に適しています。設置面積を抑えたい用途ならおすすめしやすい一枚です。

HDMIは1口で、CSIとDSIの接続口も1つです。Gigabit Ethernetに加え、USB 2.0周辺機器を接続できます。画面1枚とセンサー、ネットワークを中心に使う機器なら基本機能が揃います。

M.2 M-key 2242にはSSDかHailoアクセラレーターを装着できます。I2CとSPIに加えてLIS3DH加速度センサー、状態表示LEDも搭載。動きの検出や姿勢監視を含む小型機器を組み立てられます。

nRPI bootスイッチでOS書き込みモードへ移行できます。ファンコネクターもあり、USB-CはPower Deliveryに対応。高速USB機器を複数使う構成より、端子を絞った小型機器に組み込みやすいボードです。

MINIMA R3

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結論

CM5で最初の試作を行い、標準的な周辺機器を直接つなぐならRaspberry Pi Compute Module 5 IO Boardをおすすめします。160 × 90 mmの設置場所と5 Vで5 Aを供給する電源を用意すれば、幅広い端子を使って検証できます。

設置面積を抑えながら2画面、M.2、USB 3.2を使いたい人にはMini Base Board (B)がおすすめです。5 Vで5 Aの電源を用意し、ケース付きセットも含めて部品を揃えれば組み立てに取り掛かれます。

RS485やCAN、4Gや5G、7~36 V給電を使う遠隔監視機器にはWireless Baseをおすすめします。センサーと画面1枚で足りる小型端末ならMINIMA R3が合います。必要な端子が見えている場合、機種も絞りやすいでしょう。

価格は販売時期や販売店で変動し、ケースと電源が付属するかどうかでも総額に差が出ます。CM5本体、ストレージ、冷却部品まで含めて必要な金額を購入時に確認してください。

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