組み込み開発向けRaspberry Pi 5ケースおすすめ5選|NVMe HATの放熱も解説

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Raspberry Pi 5でNVMe SSDを使う組み込み機では、NVMe HATが収まるかに加え、SoCとSSDの熱をどう逃がすかも安定運用に関わります。ケースが基板を覆うだけでは足りません。

候補は純正M.2 HAT向けアルミケースからSSDスロット内蔵型まで幅広く、DINレール対応やNVMe Base専用品もあります。製品によって固定方法も冷却構造も異なります。

ケースの役割

製品NVMeの構成放熱設置先
Raspberry Pi Case for Raspberry Pi 5HATは追加部材で装着温度制御ファン、ヒートシンク標準ケース構成
Joy-IT M2-Hat Alucase純正M.2 HAT用25mmファン2基、ヒートシンクデスク、AI HAT併用
KKSB Raspberry Pi 5 M.2 Industrial CaseNVMe M.2 HATなど通風口、公式クーラー対応DINレール、VESA 75
Pimoroni NVMe Base CaseNVMe Base/Base Duo用SSD通風口、クーラー用空間コンパクトな据え置き
SunFounder Pironman 5PCIe 2.0 M.2スロット内蔵タワークーラー、ファン2基ミニPC型の一体構成

価格は販売店や時期で変わります。NVMe HATやNVMe Base、SSDやクーラーが別売の製品もあるため、ケースと必要部品の合計額を確かめてください。

ケースは基板を保護し、熱を逃がし、装置へ固定する役割を持ちます。NVMe基板の収まりや冷却器の有無も製品ごとに異なります。

熱は二系統

熱源はSoCとNVMe SSDの二つです。SoCは演算負荷が続くと温度が上がり、SSDも大きなデータの連続読み書きで熱を持ちます。

Pi本体に風を送るファンでも、SSDのコントローラーまで十分冷えるとは限りません。SSD用の通風口があってもSoC用の冷却器がなければ、高負荷時の対策は別に必要です。

センサー記録やログ保存のように書き込みが断続的な機器と、推論や画像処理を続ける機器では熱の出方が異なります。ファンの数だけで決めず、空気の入口と出口を確保したいですね。

純正ケース

Raspberry Pi純正ケースはPi 5を標準的な大きさで保護する場合に使えます。温度制御式ファンとプロセッサ用ヒートシンクが付属し、ファンはPWM制御と回転検出に対応しています。

ファンの最大風量は2.79 CFMで、最大回転数は毎分8000回転です。ボードのファン端子につなぐとPWM制御と回転検出を利用でき、温度に応じた冷却を組み込みやすいでしょう。

HATの取り付けには別売のスタンドオフとGPIOヘッダーエクステンダーが必要です。ケースは4分割のスナップ式で、ふたを外すとGPIOやケーブル用の開口部にアクセスできます。NVMe HATでは高さと配線の余裕も確かめてください。

Raspberry Pi Case for Raspberry Pi 5

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HAT向けアルミ

Joy-IT M2-Hat Alucaseは純正M.2 HATに対応する黒色のアルミケースです。外寸は108×61×34mm、重量は164gで、HAT用スペーサーと取付部材も付属します。

25mmのPWMファン2基に大型ヒートシンクと内部エアダクトを組み合わせ、Pi本体の熱を逃がします。長時間稼働する機器やAI処理を含む構成にも対応した冷却構造です。

13 TOPSと26 TOPSのAI HATにも対応します。ファンを2基搭載するため、静音性を優先する机上機より、通風を確保できる設備内や作業場で使いやすい製品です。設置場所には高さ34mmを見込んでください。

Joy-IT M2-Hat Alucase

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盤内固定

KKSBのRaspberry Pi 5 M.2 Industrial CaseはNVMe M.2 HATと公式Raspberry Pi 5 Coolerを組み合わせる用途におすすめです。粉体塗装スチール製で、側面のスリットとハニカム状の開口部から通気します。

付属ゴム足でデスクに置け、VESA 75にも取り付けられます。DINレールに固定する場合は別売クリップが必要です。設置場所に合わせて固定方法を変えられるのは助かりますね。

40ピンのスタッカブルGPIOヘッダーが付属し、上部からGPIOリボンケーブルにもアクセスできます。公式クーラーにも対応します。取り付け後は通風口の前を空けてください。

KKSB Raspberry Pi 5 M.2 Industrial Case

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NVMe Base用

Pimoroni NVMe Base CaseはNVMe BaseまたはBase DuoをPi 5の下側に取り付ける構成用です。本体はアルマイト処理したアルミ製で、サイズは95×60×37mm。基板固定具も付属します。

ケースにはSSD用の通気口があり、Raspberry Pi Active Coolerを追加する空間もあります。NVMe Baseとクーラーは別売なので、必要な部品をそろえてください。

外部電源ボタンとカメラ・ディスプレイケーブル用のスロットを備えています。microSDスロットを使うにはふたを外す必要があります。NVMeを主ストレージにしてmicroSDを頻繁に抜き差ししない機器なら、扱いやすいでしょう。

Pimoroni NVMe Base Case

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一体型タワー

SunFounder Pironman 5はケース内にPCIe 2.0のM.2 M-keyスロットを備え、2230、2242、2260、2280サイズのNVMe SSDに対応します。HATを上に重ねず、ケース内のスロットにSSDを収める構成です。

冷却はタワークーラーとデュアルRGBファン、防塵フィルターの構成です。Hailo-8L AIアクセラレーターにも対応し、寸法は111.9×78.5×117mm。PiとSSDを一体の筐体に納められます。

0.96インチOLED、金属製電源ボタン、セーフシャットダウン機能を備えています。USB 2.0×2とUSB 3.0×2に加え、ギガビットEthernetと標準HDMI×2も搭載。端子の多い小型機を組めます。

SunFounder Pironman 5

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結論

純正M.2 HATを使い、ファンとヒートシンクを備えたケースに収めるなら、Joy-IT M2-Hat Alucaseがおすすめです。DINレールやVESA 75への固定が必要な設備には、KKSB Raspberry Pi 5 M.2 Industrial Caseを選んでください。

Pimoroni NVMe Baseを使う場合は、専用のNVMe Base Caseが合います。SSDをケース内蔵スロットに取り付け、冷却や端子類を一体化したいならPironman 5が候補です。

NVMeを使わない標準構成には純正ケースが適しています。価格は販売時期で変わるため、HATやSSD、冷却器、DINレール用クリップの別売有無も確かめたうえで、設置場所と負荷に合う製品を選びましょう。

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