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LinuxノートPCにDisplayPortモニターを2台つなぐと、作業領域が広がります。ただし、ドックに端子が2口あるだけで画面が映るとは限りません。USB-C側の映像機能まで確認しましょう。
ここではUbuntuやRed Hat Enterprise Linuxへの対応を掲げる3製品を紹介します。映像の通し方は、ドライバー不要のMST方式、DisplayLink、Thunderbolt 4で異なります。ノートPCとの組み合わせを踏まえて、各製品を見ていきます。
早見表
| 製品 | 2画面のDisplayPort出力 | Linuxと映像方式 | 給電・有線LAN |
|---|---|---|---|
Dell Pro Thunderbolt 4 Smart Dock | 最大2台の4K 60Hz | Ubuntu、RHEL、Thunderbolt 4 | 最大96W(Dell製PCは最大130W)・2.5GbE |
| USB-C Docking Station Triple 4K Displays | 最大2台の4K 60Hz | Ubuntu、DisplayPort Alt Mode・MST | 最大100W・ギガビットEthernet |
| ThinkPad Hybrid USB-C with USB-A Dock | 最大2台のUHD 4K | Ubuntu 22.04、DisplayLink | USB-C接続時最大90W・ギガビットEthernet |
表では接続規格と映像方式の違いが見えてきます。USB-Cは端子形状の名称で、映像出力の対応を示すものではありません。PC側の仕様も確認してください。
Dellの公式希望小売価格は42,980円(税込)です。実売価格は時期や販売店によって変わります。価格に加えてLinuxの対応バージョンやドライバーの条件も見ておくと、購入後の行き違いを防げます。
Dell Pro Dock
Dell Pro Thunderbolt 4 Smart Dockは、UbuntuとRed Hat Enterprise Linuxを対応OSに含むThunderbolt 4ドックです。DisplayPort 1.4を2口搭載し、USB-C、HDMI、Thunderbolt 4も備えます。モニターや周辺機器を一台に集約しやすい構成です。
DisplayPort接続で最大2台の4K 60Hzに対応。DSC対応時は、2台とも最大6K 60Hzで出力できます。高解像度の画面を使う構成にも対応します。PCとモニター側も含め、DSCへの対応を確認してください。
有線LANは2.5GbEで、USB-A 10Gbpsが4口、USB-C 10Gbpsが1口です。給電はDell製PCなら最大130W、Dell以外のPCなら最大96W。PCや周辺機器、有線ネットワークをまとめたい人に使いやすい一台です。
公式希望小売価格は42,980円(税込)で、実売価格は時期や販売店によって変わります。またDellはRHEL 9.6で、再接続やスリープ復帰後の画面表示問題、ドックのファームウェア更新不可を公表しています。同OSを使う場合は注意が必要です。
StarTech.com
USB-C Docking Station Triple 4K Displaysは、Ubuntu対応のMST方式ドックです。DisplayPortを2口、HDMIを1口備え、DisplayPort接続なら最大2台の4K 60Hzモニターを使えます。
専用の映像ドライバーを追加する必要はありません。PC側のUSB-C端子がDisplayPort Alt ModeとMSTの両方に対応していることが条件になります。
最大100Wで給電でき、有線LANはギガビットEthernetです。USB-A 5Gbpsを4口、USB-C 10Gbpsを2口備え、そのうち1口は15W給電にも対応。ノートPCや周辺機器の給電をまとめられます。
UbuntuでDisplayPortの2画面を使うなら、ホスト側のMST対応を確かめて候補にしてください。3画面にも対応し、その場合は2台が4K 60Hz、残る1台は最大4K 30Hzです。3台すべてを4K 60Hzにそろえることはできません。
Lenovo Hybrid
ThinkPad Hybrid USB-C with USB-A Dockは、Ubuntu 22.04対応のDisplayLinkドックです。DisplayPortを2口、HDMIを2口備え、最大2台のUHD 4Kディスプレイに対応します。
LenovoのLinuxドック案内ではUbuntu 22.04とkernel 6.1以降を推奨しています。このドックは2022年と2023年のIntel・AMD搭載PCでテスト済みです。OSやPC世代の目安を確認しやすいのは利点ですね。
USB-CケーブルとUSB-A接続用アダプターが付属し、USB-C接続時は最大90Wで給電できます。有線LANはギガビットEthernet。USB-A 10Gbpsを3口、USB-A 2.0を2口、USB-C 10Gbpsを1口備え、電源アダプターは135Wです。
DisplayLinkドライバーを導入でき、USB-A接続やDisplayPortとHDMIを使いたい人におすすめです。Ubuntu 22.04中心の環境にも合います。ドライバーを追加したくない場合は、MST方式の製品を選んでください。
結論
LinuxでDisplayPortの4K 60Hzモニターを2台つなぎ、専用映像ドライバーを追加したくない人にはStarTech.comをおすすめします。PC側のMST対応が必要です。最大100W給電で、3画面出力にも対応します。
Thunderbolt 4搭載ノートPCで端子の多さや有線LANの速度を重視する人には、Dell Pro Thunderbolt 4 Smart Dockがおすすめです。UbuntuやRHELの対応版を確認し、RHEL 9.6ならDellが公表した画面表示やファームウェア更新の問題も踏まえましょう。
USB-A接続が必要で、DisplayPortとHDMIの両方を使いたいなら、LenovoのDisplayLinkドックがおすすめです。ドライバーを導入できる環境か、Ubuntu 22.04との相性も確かめてください。
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