PR:この記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。
古い計測器やPLC、保守コンソールをLAN経由で扱うなら、シリアルデバイスサーバーが候補になります。RS-232Cだけで足りるのか、RS-485やRS-422も必要なのか。まずはここが分かれ目です。
1ポート機を中心に、4ポートの産業用モデルも含めて6機種を紹介します。通信方式や絶縁の範囲を見ると、同じシリアル対応でも製品ごとに特徴があります。
| 製品 | 接続規格・ポート | 主な特徴 |
|---|---|---|
Moxa NPort 5110A | RS-232、1ポート | 921.6kbps、Real COM・TTY |
Moxa NPort 5150A | RS-232・RS-422・RS-485、1ポート | RS-485終端と抵抗設定 |
| PLANET ICS-110 | RS-232・RS-422・RS-485、1ポート | 2線式と4線式、Modbus変換 |
| ATEN SN3401 | RS-232・RS-422・RS-485、1ポート | 暗号化モード、64KBバッファ |
| Moxa NPort IA5450I-G2 | RS-232・RS-422・RS-485、4ポート | シリアル側2kV絶縁 |
| Perle IOLAN DG1 DB9 | RS-232・RS-422・RS-485、1ポート | IPv6、ギガビット、TruePort |
価格は販売店や在庫状況、時期によって変動します。購入時点の販売価格を目安に、必要な通信規格や保護機能に見合うかを確かめると判断しやすいでしょう。
NPort 5110A
RS-232C機器が1台なら、NPort 5110Aは扱いやすい選択です。DB9オスの1ポートを備え、コンソールや単体計測器をLAN越しに扱う現場におすすめです。
速度は50bpsから921.6kbps。TCP・UDP・Real COM・Reverse Telnet・RFC2217・Pair Connectionに対応します。Windows Real COM、Linux Real TTY、macOSなどの固定TTYドライバーも利用できます。
Ethernet信号には1.5kVの磁気絶縁保護を備えます。RS-422とRS-485は対象外で、RS-232C専用の機種です。接続する機器の規格が合うか、ここは先に確認しておきましょう。
フロー制御はRS-232のRTSとCTS、DTRとDSR、XONとXOFFに対応。機器側の設定もそろえると、安定した通信につながります。速度とあわせて見ておきたい項目です。
NPort 5150A
接続機器の規格が複数ある現場には、NPort 5150Aがおすすめです。RS-232、RS-422、RS-485にDB9の1ポートで対応し、世代の異なる装置が混在する環境でも使えます。
RS-485では自動方向制御に加え、120Ω終端と1kΩまたは150kΩのプルアップ・プルダウン抵抗を設定可能。配線条件に応じてバスを整えやすいのが持ち味です。
速度上限は921.6kbpsです。Windows Real COM、Linux Real TTY、macOSなどの固定TTYドライバーに対応し、Ethernet信号には1.5kVの磁気絶縁保護を備えます。保護対象はEthernet側です。
フロー制御はRTSとCTS、DTRとDSR、XONとXOFF。RS-485の終端や抵抗も含め、相手機器と配線の条件に合わせて設定できます。複数規格を一台で扱いたい現場で頼りになります。
ICS-110
RS-485の2線式・4線式やRS-422を使う機器には、PLANETのICS-110が使えます。DB9の1ポートで三つの規格に対応し、線数の異なる機器を含む構成にも組み込めます。
VCOM・RFC2217・TCPサーバー・TCPクライアント・UDP・Remote Pair・Serial Telnetに対応。Modbus変換も備えています。利用時は接続する装置や上位ソフトのModbus方式との適合を確認してください。
管理にはWeb、Telnet、VCOMのインターフェースを利用できます。LANは10Mbpsと100Mbpsに対応するBASE-TXです。動作温度は-10~60℃で、温度条件のある設備にも設置できます。
フロー制御はRTSとCTS、XONとXOFFに対応し、DTRとDSRはRS-232使用時に利用できます。複数の通信モードを備えており、接続環境に合わせて構成を組める機種です。
SN3401
暗号化した保守接続を重視するなら、ATEN SN3401をおすすめします。Secure TCPのサーバー・クライアント、Secure Serial Tunneling、Secure Real COMを備え、SSHからコンソール管理もできます。通常のTCP、UDP、Telnetにも対応。
ネットワーク切断時のデータを保持する64KBのポートバッファを搭載しています。一時的な通信断が気になる監視用途では心強い機能です。容量には上限があり、長時間の停止を吸収するものではありません。
Ethernet信号には1.5kVの磁気絶縁、シリアル・Ethernet・電源にはサージ保護を備えます。暗号化接続と電気的保護を両方必要とする環境で検討したい一台です。
速度は110bpsから921.6kbps。フロー制御はRTSとCTS、DTRとDSR、XONとXOFFに対応します。Web GUIやSSH・Telnet端末から設定でき、接続方式と管理方式の両面で選べる幅があります。
ATEN SN3401
Amazonで探すNPort IA5450
シリアル機器を複数台まとめるなら、Moxa NPort IA5450I-G2の4ポートが便利です。各ポートでRS-232、RS-422、RS-485を扱えるため、規格の異なる装置が混在する盤内でも一台に集約できます。
LANポートは10Mbpsと100Mbpsに対応するRJ45を2口搭載。各シリアルポートは最大921.6kbpsで、Real COM・RFC2217・Reverse SSH・Secure TCPなどに対応します。Windows、Linux、macOSのTTY環境でも使えます。
シリアル側に2kV、Ethernet側に1.5kVの絶縁保護を備え、DINレールにも設置できます。標準モデルの動作温度は-10~60℃。保護機能と設置方法を重視する設備に合う仕様です。
フロー制御はRTSとCTS、DTRとDSR、RTS Toggle、XONとXOFFに対応します。RS-485には自動方向制御や120Ω終端などの設定も用意。Web Console、Device Search Utility、MCC Toolから設定できます。
Moxa NPort IA5450I-G2
Amazonで探すIOLAN DG1
Perle IOLAN DG1 DB9は、ソフトウェアでRS-232、RS-422、RS-485を選べる1ポート機です。IPv4とIPv6に対応し、TCPまたはUDPのRaw Socket、Telnet、Reverse Telnet、RFC2217、シリアルトンネリングを利用できます。
10Mbps、100Mbps、1000Mbpsに対応するBASE-TのギガビットEthernetを搭載。TruePortを使えば、リモートのシリアルポートを仮想COM・TTYとして扱えます。Windows、Linuxに加え、Solaris、SCO、HP-UX、AIXなどにも対応します。
シリアル通信速度は300bpsから230kbpsで、カスタム設定も可能です。上限が230kbpsのため、921.6kbps級の通信を使う装置には適しません。シリアル側15kV ESD保護とEthernet側1.5kV磁気絶縁も備えています。
フロー制御はハードウェア、ソフトウェア、その両方、なしから選択できます。通信速度や制御方法を細かく設定したい環境で便利な仕様です。TruePortは複数のOSに対応しており、既存の運用環境も活用できます。
Perle IOLAN DG1 DB9
Amazonで探す結論
RS-232C専用の計測器やコンソールにはNPort 5110A、複数規格を扱う現場にはNPort 5150AかICS-110がおすすめです。暗号化した遠隔接続を重視するなら、SN3401を選ぶとよいでしょう。
盤内の複数機器をまとめる用途には、4ポートでシリアル側絶縁も備えるNPort IA5450I-G2が合います。IPv6やギガビット、幅広いOSでの仮想TTYが必要で、通信速度が230kbps以下ならIOLAN DG1 DB9も候補です。
購入前に機器の規格と通信速度、必要なポート数を確認してください。価格は販売先や時期で変わるため、必要な保護機能と通信方式を備えた構成の販売価格を、購入時点で確かめるのが現実的です。
Amazon の PC をスコア化してみた
Amazonにある8〜14インチの小型WindowsタブレットやノートPCを、スペック別にスコア化して比較・ランキング。



