産業用ネットワークアイソレーターは、接続端子や取り付け方が異なるため、どれを選べばよいか迷いますよね。
ネットワーク速度やRJ45・M12端子、設置方法を使用環境に合わせて選ぶと、接続や取り付けのイメージをつかみやすくなります。
今回は、StarTech、Phoenix Contact、EMO Systemsの3製品をご紹介します。
おすすめ商品の早見表
| 商品名 | 対応ネットワーク速度 | 接続端子 | 設置方式 | 参考価格 |
|---|---|---|---|---|
StarTech 1G-NETWORK-ISOLATOR | 10/100/1000 Mbps | RJ45ポート×2 | DINレール取付、粘着ストリップで平面設置 | 7,559円(2026-10-29時点) |
| Phoenix Contact FL ISOLATOR 1000-RJ/RJ | 10/100/1000 Mbps | RJ45プラグ×2 | DINレール取付 | — |
| EMO Systems emosafe EN-96 | 100 / 1,000 / 10,000 Mbit/s | 8極ストレート型M12 X-codedジャック×2 | 壁面・表面・DINレール用アダプター(要望時のアクセサリー) | — |
StarTech 1G-NETWORK-ISOLATOR
Ethernet接続間の電気的な絶縁を検討している方には、StarTech 1G-NETWORK-ISOLATORがおすすめです。最大4 kVのガルバニック絶縁で、接続間の導電経路を分離します。
10、100、1000 Mbpsのネットワークに対応し、両端はRJ45接続です。ネットワーク入力側と接続先機器側をそれぞれRJ45ケーブルでつなぐ構成なので、RJ45端子の機器を対象に探している方に向いています。
DINレール取付キットに加えて粘着ストリップも付属し、清潔で平らな面への設置にも対応します。

Phoenix Contact FL ISOLATOR 1000-RJ/RJ
産業用ネットワークで、銅線Ethernet機器間を電気的に絶縁したい方には、Phoenix Contact FL ISOLATOR 1000-RJ/RJがおすすめです。受動型のアイソレーターで、最大4 kVの電位差からEthernet機器を保護します。
RJ45プラグを2個接続でき、対応インターフェースはIEEE 802.3準拠の10/100/1000Base-T(X)です。伝送長は両ポートの合計で最大100 mですが、データ速度や使用ケーブルによって変わります。
DINレール取付に対応し、電源は不要です。用途は産業用に限られます。また、船上に設置する場合は、規則に基づく必要な保護も別途必要です。
EMO Systems emosafe EN-96
鉄道車両の建設や一般産業環境で、銅線Ethernet接続の電気ノイズを抑えながらガルバニック絶縁したい方には、emosafe EN-96がおすすめです。
接続部は8極ストレート型のM12 X-codedジャック2個で、対応速度は100、1,000、10,000 Mbit/sです。手持ちの機器・配線の端子がM12 X-codedか、ネットワーク速度がこの対応速度に合うかが購入時の確認点です。
保護等級はIP65で、最大使用環境電圧は250 V ACです。壁面・表面・DINレール用のアダプターは、要望に応じてアクセサリーとして用意されています。
用途と接続端子から選ぶ
- RJ45端子のEthernet機器を10/100/1000 Mbpsで使う人
- 鉄道車両の建設や一般産業環境で、M12 X-coded端子と10,000 Mbit/sのEthernetを使う人
4 kVの記載内容を確認
4 kVという数値でも、示している項目は同じではありません。StarTechはEthernet接続間のガルバニック絶縁、Phoenix Contactはデータインターフェース間のAC試験電圧(50 Hz、1分)、EMO SystemsはAC耐電圧(50 Hz、60秒)として記載されています。EMO SystemsはDC耐電圧5,600 V(60秒)も示しています。
購入条件がAC耐電圧の試験値なら、条件まで記載されたPhoenix ContactとEMO Systemsの仕様が判断材料になります。StarTechの4 kV表記はガルバニック絶縁についてなので、必要な仕様が試験電圧なのか絶縁なのかに合わせて選び分けられます。
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