船舶電気 本おすすめ6選

船舶電気の規格本は扱う対象が幅広く、どれを選ぶか迷いますよね。

ケーブルの種類や電圧、船体・設置条件などを見比べると、確認したい規格の範囲から候補を絞れます。

今回は、ケーブル関連を中心に、船舶のEMCと一次直流配電を扱う6冊をご案内します。

おすすめ商品の早見表

商品名規格のテーマ適用範囲参考価格
IEC 60092-350:2020 RLVIEC 60092-350:2020 RLV電力・制御・計装ケーブルの一般構造と試験方法船上・オフショア向けの銅導体ケーブル。固定電気システム用、18/30(36) kVまで(当該値を含む)284,326円(2026-10-14)
IEC 60533:2015IEC 60533:2015船舶の電気・電子機器のEMC(エミッション・イミュニティ・性能基準の最低要件)金属船体の船舶内設備のみ156,034円(2026-10-14)
IEC/PAS 63108:2017IEC/PAS 63108:2017一次直流配電のシステム設計アーキテクチャ一次直流配電システムと相互接続設備66,920円(2026-10-14)
IEC 60092-354:2020IEC 60092-354:2020単心・三心の押出固体絶縁電力ケーブル定格は次のいずれか:3,6/6 (7,2) kV、6/10 (12) kV、8,7/15 (17,5) kV、12/20 (24) kV、18/30 (36) kV。固定設備向け、ラジアル電界ケーブルのみ67,360円(2026-10-14)
IEC 60092-360:2021 RLVIEC 60092-360:2021 RLV電力・制御・計装・通信ケーブルの絶縁材・被覆材船上および固定・移動式オフショアユニット向け165,530円(2026-10-14)
IEC 60092-354:2020 RLVIEC 60092-354:2020 RLV単心・三心の押出ソリッド絶縁電力ケーブル定格電圧6 kV(Um = 7,2 kV)から最大30 kV(Um = 36 kV)。船上・オフショア向け、固定設備用、ラジアル電界ケーブルのみ88,684円(2026-10-14)

IEC 60092-350:2020 RLV

船上・オフショアの固定電気システムで使うケーブルの一般的な構造や試験方法を、規格に沿って確認したい方には、IEC 60092-350:2020 RLVがおすすめです。対象は銅導体の電力・制御・計装ケーブルで、電圧は18/30(36) kVまで(この値も含まれます)。

国際規格本文とレッドライン版をどちらも収録しているので、双方を参照したい方にもおすすめです。

光ファイバー、海底・アンビリカルケーブル、データ・通信ケーブル、同軸ケーブルは対象外です。これらのケーブルを扱う規格をお探しの場合、この規格の対象には含まれません。

IEC 60092-350:2020 RLV
IEC 60092-350:2020 RLV

IEC 60533:2015

金属船体の船舶で使う電気・電子機器のEMCを確認したい方には、IEC 60533:2015がおすすめです。エミッション、イミュニティ、性能基準に関する最低要件を定めており、関連するEMC要求事項を満たす助けになります。対象は金属船体の船舶内設備に限られ、本文は英語です。

IEC 60533:2015
IEC 60533:2015

IEC/PAS 63108:2017

船舶の一次直流配電システムや相互接続設備の設計アーキテクチャを確認したい方には、IEC/PAS 63108:2017がおすすめです。異なる種類のエネルギー源の統合や蓄電に加え、総電力バランスの制御、システム検討や計算も扱っています。

運用原則には、ユニットや人の安全性を損なわないことも含まれています。本文は英語です。

IEC/PAS 63108:2017
IEC/PAS 63108:2017

IEC 60092-354:2020

船上・オフショアの固定設備で使う電力ケーブルの規格を確認したい方には、IEC 60092-354:2020がおすすめです。対象となるのは押出固体絶縁を備えた単心・三心ケーブルで、定格電圧は次のいずれかです:3,6/6 (7,2) kV、6/10 (12) kV、8,7/15 (17,5) kV、12/20 (24) kV、18/30 (36) kV。対象はラジアル電界ケーブルに限られます。ケーブルの安全性と信頼性は、IEC 60092-352またはIEC 61892-4の要求事項に従って設置した場合に確保されます。

IEC 60092-354:2020
IEC 60092-354:2020

IEC 60092-360:2021 RLV

船上やオフショアユニット向けケーブルの絶縁材・被覆材を規格で確認したい方には、IEC 60092-360:2021 RLVがおすすめです。対象となるのは電力・制御・計装・通信ケーブルで、使用先には船上および固定式・移動式オフショアユニットが含まれます。

本文は英語で、第2版(Edition 2.0)のRedline versionです。

IEC 60092-360:2021 RLV
IEC 60092-360:2021 RLV

IEC 60092-354:2020 RLV

船上・オフショアの固定設備で使う電力ケーブルの規格を確認したい方には、IEC 60092-354:2020 RLVがおすすめです。対象は押出ソリッド絶縁の単心・3心ケーブルで、定格電圧は6 kV(Um = 7,2 kV)から最大30 kV(Um = 36 kV)です。

国際規格版とレッドライン版をどちらも収録しているので、双方を参照したい方にもおすすめです。

対象はラジアル電界ケーブルに限られ、IEC 60092-352またはIEC 61892-4の要求事項に従って設置した場合に、ケーブルの安全性と信頼性が確保されます。

IEC 60092-354:2020 RLV
IEC 60092-354:2020 RLV

用途別の選び分け

通信ケーブルは規格の対象で選ぶ

通信ケーブルについて調べる場合、確認したい内容が一般構造・試験方法か、絶縁材・被覆材かで参照する規格が分かれます。IEC 60092-350:2020 RLVはデータ・通信ケーブルを対象外とする一方、IEC 60092-360:2021 RLVは船上および固定・移動式オフショアユニット向けの電力・制御・計装・通信ケーブルの絶縁材・被覆材を対象にしています。

そのため、通信ケーブルの一般構造や試験方法を確認する目的ではIEC 60092-350:2020 RLVを選ぶ根拠になりません。通信ケーブルの絶縁材・被覆材を規格で確認したい方には、IEC 60092-360:2021 RLVがおすすめです。

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