PLCラダー図のおすすめ本5選|シーケンス制御を基礎から学ぶ

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PLCのラダー図を本で学ぶとき、記号を覚えるだけでは実機の動きまでつかみにくいものです。入力が変わると、どの条件を経て出力が動くのか。そこまで追える本が頼りになりますよね。

シーケンス制御の入門書は内容もさまざまです。リレー回路や配線、入出力割付けを扱う本から、複数メーカーの実習書、技能検定や装置設計に焦点を当てたものまであります。

ここでは、PLC初心者にも読み進めやすい5冊を紹介します。回路の種類や演習の内容を見ながら、自分がどんな動作を理解したいのか考えてみてください。

おすすめ本一覧

まずは5冊の内容を早見表にまとめました。基礎を身に付ける本から、実技や設備のプログラムを扱う本までそろっています。演習の具体性にも違いがあります。

本主な内容参考価格
初めて学ぶシーケンス制御初めて学ぶシーケンス制御入出力配線、基本命令、設計例—
じっくり学ぼう! シーケンス制御超入門じっくり学ぼう! シーケンス制御超入門リレー回路、モータ制御、PLC2,750円(税込)
図解シーケンス制御実習 ゼロからわかる自動制御図解シーケンス制御実習 ゼロからわかる自動制御リレー回路、PLC、複数メーカーの例2,640円(税込)
技能検定 電気機器組立て シーケンス制御作業 学科・実技 合格テキスト技能検定 電気機器組立て シーケンス制御作業 学科・実技 合格テキスト技能検定1〜3級の学科・実技3,300円(税込)
必携 PLCを使ったシーケンス制御プログラム定石集必携 PLCを使ったシーケンス制御プログラム定石集設備のラダー、異常処理、原点復帰2,750円(税込)

金額は税込の希望小売価格・定価が記載されている本について、その参考価格を掲載しています。実売価格は販売店や時期によって変わるため、購入時に確認してください。

発行年には幅があります。ソフト画面の操作を学ぶなら、書籍内の環境と現在使う環境を照らし合わせてください。回路の考え方や接点の読み方は、メーカーを問わず役立つ基礎です。

回路の全体像

ラダー図は、入力条件と出力動作の関係を接点やコイルの記号で表したものです。押しボタンやセンサ、モータといった機器をプログラムに結び付けて考えると、図の意味が見えてきます。

最初に迷いやすいのは、a接点・b接点と、入力が入ったときに図上の条件がどう変わるかです。記号を丸暗記するより、「スイッチを押すとどの接点が成立するのか」と具体例を追うのが大切ですね。

自己保持は、起動ボタンを離しても運転状態を保つ基本回路です。停止条件をどこに置くか、タイマやカウンタをいつ動かすかまで考えれば、単純な回路も一連の制御になります。

PLCは入力を読み込み、プログラムを処理し、出力を更新するスキャンを繰り返します。信号が入ってから出力が変わるまでの流れをつかめば、ラダー図の各段が装置の動きにどう関わるかも見通せます。

配線から学ぶ

『初めて学ぶシーケンス制御』は吉本久泰著で、2015年発行のB5判208ページです。シーケンサ一般を対象に、入力・出力機器の接続や入出力割付けから扱います。配線とラダーを結び付けて理解したい人におすすめです。

a接点・b接点や基本命令のほか、タイマ、カウンタ、PLCのスキャン処理も扱います。入力機器をどの入出力に割り付けるかが扱われるため、図の入力条件と実際の機器を結び付けて考えやすい構成です。

章ごとのトライアルに加えて、エレベータや交差点信号、物流コンベヤのプログラム設計例もあります。身近な設備を題材に、基本事項の先にある制御を考えられます。

初めて学ぶシーケンス制御

初めて学ぶシーケンス制御

東京電機大学出版局

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リレー回路からPLCへ

『じっくり学ぼう! シーケンス制御超入門』は清水洋隆著で、2013年発行のA5判240ページです。基礎編、応用編、PLC編の順に進み、リレー回路の原理を確かめてからPLCの回路へ移ります。

自己保持やセット・リセットをはじめ、タイマやカウンタの基本を動作の理由と合わせて学べます。運転・停止やモータの正逆転など、現場でよく見る回路例も登場します。仕組みを確かめながら進めたい初心者にうれしい内容です。

モータ制御回路の組み立て演習に加え、パソコンでのプログラミングやPLC専用ソフトの機能も扱います。リレーからPLCへ進む前に動作原理を固めたい人におすすめで、参考価格は税込2,750円です。

じっくり学ぼう! シーケンス制御超入門

じっくり学ぼう! シーケンス制御超入門

オーム社

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メーカー別の実習

『図解シーケンス制御実習 ゼロからわかる自動制御』は上泰・堀桂太郎著で、2011年発行の224ページです。前半はリレーシーケンス、後半はPLCの基本やラダー図を扱います。基礎回路から応用回路へ進む構成です。

オムロンと三菱電機のPLCを扱い、オムロン形式を基本にしながら、三菱電機形式の例も掲載しています。メーカーによってデバイス名やソフトの画面は異なりますが、条件を組み立てる考え方を並べて学べるのが利点です。

章末問題や実体配線図の穴埋め問題があり、回路図と実際の接続を行き来して練習できます。CX-ProgrammerやGX-Developerの操作例も含まれます。ソフトの操作例は現行版と照らし合わせながら、表記や配線の基礎を学ぶために活用できます。参考価格は税込2,640円です。

図解シーケンス制御実習 ゼロからわかる自動制御

図解シーケンス制御実習 ゼロからわかる自動制御

森北出版

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技能検定に備える

『技能検定 電気機器組立て シーケンス制御作業 学科・実技 合格テキスト』はオーム社編で、2022年発行のB5判304ページです。1〜3級に対応し、試験用制御装置の仕様や動作条件を使ってプログラムを学びます。

プログラミングソフトの構成や基本プログラムに加え、実技試験の配線作業と各級の製作等作業試験を扱います。ラダー課題と実技の配線を併せて練習したい受検者におすすめです。

計画立案等作業試験と学科試験の問題も収録されており、試験範囲を一冊で見渡せます。入門回路の考え方を身に付けたあと、受検する級に合わせた課題演習へ進むと取り組みやすいでしょう。参考価格は税込3,300円です。

技能検定 電気機器組立て シーケンス制御作業 学科・実技 合格テキスト

技能検定 電気機器組立て シーケンス制御作業 学科・実技 合格テキスト

オーム社

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装置のラダーへ

『必携 PLCを使ったシーケンス制御プログラム定石集』は熊谷英樹著で、2021年発行のB5判184ページです。入出力ユニットや入出力メモリ、論理演算、自己保持など、設備のプログラムに必要な基本事項を解説します。

コンベヤやピック&プレイス、検査装置、インデックス搬送を例に、タイマ・カウンタ・パルスを使う制御を学べます。機械の動きと対応するラダーを一緒に追えるのが、実務寄りの強みです。

自動運転や異常表示、非常停止をはじめ、原点復帰とステップ送りのプログラムも扱います。正常時の動作と合わせ、異常時に何を止めて復帰後にどう再開するかを考えたい人におすすめで、参考価格は税込2,750円です。

必携 PLCを使ったシーケンス制御プログラム定石集

必携 PLCを使ったシーケンス制御プログラム定石集

日刊工業新聞社

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結論

PLCもシーケンス制御も初めてなら、『じっくり学ぼう! シーケンス制御超入門』でリレー回路から動作の理由を確かめるのがおすすめです。入出力配線や割付けまで結び付けて学びたい場合は、『初めて学ぶシーケンス制御』が合います。

実体配線図や複数メーカーの表記に触れたいなら『図解シーケンス制御実習』、1〜3級の受検が目的なら『技能検定 電気機器組立て シーケンス制御作業 学科・実技 合格テキスト』を選びましょう。

設備のラダーを具体例で読み解き、異常処理や原点復帰まで学ぶなら『必携 PLCを使ったシーケンス制御プログラム定石集』が有力です。回路を一つ動かし、その条件をラダー図に書いて確かめる。そんな練習と並べて読むと、本の知識が現場の動作につながります。

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