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Kotlin Multiplatformのおすすめ本を探す方がまず知りたいのは、iOSとAndroidでどのコードを共有できるかです。画面まで共通にするのか、通信やデータ処理を中心にするのかで、各書籍の読みどころも変わります。
Kotlin Multiplatform(KMP)なら、コードを複数のOSで共有しながら必要な処理を各環境に合わせて実装できます。Compose Multiplatformを使えばUIも共有できますが、画面を必ず共通化する必要はありません。
紹介する4冊は、基礎からWebまで扱う本、既存アプリにKMPを加える本、複数環境やKMP 2.xを扱う本です。いずれも英語なので、技術用語を英語で読むことに慣れているかも判断材料になります。
全体を見渡す
| 書籍 | ページ・言語 | 主な対象 | 扱う内容 |
|---|---|---|---|
Ultimate Kotlin Multiplatform for App Development | 372ページ・英語 | 基礎から広く学びたい人 | Android、iOS、Web、Gradle、Ktor、Compose、SwiftUI |
Simplifying Application Development with Kotlin Multiplatform Mobile: Write robust native applications for iOS and Android efficiently | 184ページ・英語 | ネイティブ開発者 | Kotlin/Native、iOS連携、共有モジュール、テスト |
| Kotlin Multiplatform Development | 226ページ・英語 | 複数環境を視野に入れる人 | Android、iOS、Web、Desktop、Compose Multiplatform |
| Kotlin Multiplatform Foundations for Cross-Platform Development: Designing Shared Logic and Building Modern Applications with Kotlin Multiplatform 2.x | 298ページ・英語 | KMP 2.xでロジックを共有したい人 | StateFlow、coroutines、通信、永続化 |
価格は販売先や在庫、確認する時期によって変わります。紙版の参考価格を目安にしつつ、注文画面で最新の金額を確かめてください。ページ数や扱う範囲を比べると、内容に対する価格の印象もつかめます。
刊行年は、2022年のKMM入門書から2025年、2026年刊の本まで幅があります。GradleやiOS連携は環境の変化を受けやすい分野です。古い本では考え方を学び、設定手順は現行の公式情報で補うと読み進めやすくなります。
幅広く学ぶ一冊
Gowtham Shanmugaraj Ganesan著のUltimate Kotlin Multiplatform for App Developmentは、2025年12月刊、372ページのペーパーバックです。Kotlinの基礎からプロジェクト構成、Android・iOS・Webまで、一冊で広く追えます。
Gradleの設定や依存関係管理に加えて、Ktor、Koin、SQLDelight、Multiplatform Settingsを扱い、通信や保存を含む共有コードの構成を学べます。
UIではJetpack Compose、SwiftUI、Kotlin/Reactを取り上げています。マルチプラットフォームコードのテストやデバッグ、CI/CDにも触れており、実装後の開発工程まで把握したい方におすすめです。
AndroidやiOSの経験は必須ではありませんが、どちらかを開発したことがあれば具体例を理解しやすいでしょう。英語で372ページを読む分量はあるものの、複数分野をまとめて押さえたい人にはこの本をおすすめします。
ネイティブ経験者へ
Robert Nagy著の本書は、2022年3月刊で184ページです。AndroidまたはiOSのネイティブ開発経験を想定しており、共有コードを既存アプリに加える道筋を学べます。
Kotlin/NativeとiOSの相互運用、Gradle、共有モジュール、SQLDelightを扱います。共有コードのテストも取り上げており、既存アプリへのKMP導入を考える手がかりになります。
Android側にはJetpack Composeを使い、iOS側では共有コードにつないだネイティブUIを実装する構成です。OSごとに画面を保ちながら、ロジックを共有する方法を学べます。
刊行年はほかの紹介書より前なので、近年のKMPやビルド環境の変化を踏まえて読むのがよいでしょう。それでも、iOS連携や導入の考え方を184ページで押さえたいネイティブ開発者には読みやすい一冊です。

Simplifying Application Development with Kotlin Multiplatform Mobile: Write robust native applications for iOS and Android efficiently
Packt Publishing
Amazonで見る4環境へ広げる
Stokes J. Harrett著のKotlin Multiplatform Developmentは、2025年6月刊、226ページです。AndroidとiOSに加えて、WebやDesktopを含む構成を学びたい方に合います。
ネットワーク処理、データモデル、ビジネスルールの共有を扱い、Ktor、SQLDelight、Koin、kotlinx.serializationも登場します。複数環境で共通ロジックをどう生かすか、具体的な技術と合わせて理解できます。
UIの分担も明快です。AndroidとDesktopにはCompose Multiplatform、iOSにはSwiftとSwiftUI、WebにはComposeを使う構成を取り上げ、それぞれの実装内容を追えます。
カメラ、ファイル入出力、通知などの端末機能にはexpect/actualを使います。JVM・Native・JSのテストやGradleとGitHub ActionsによるCI/CDも扱うため、複数ターゲットの運用を学びたい方におすすめです。
Kotlin 2.xを軸に
Willie B. Rister著のこの本は、2026年5月刊、298ページです。Kotlin Multiplatform 2.xを扱い、AndroidとiOSでビジネスロジックやドメイン層を共有する構成を学べます。
StateFlowとcoroutinesによる状態管理や並行処理を取り上げています。通信、データの永続化、オフライン対応も含まれ、共有ロジックをアプリに組み込む際のテーマがそろっています。
ビルド性能の最適化や本番デプロイの準備も扱います。サンプルを動かした後のビルド時間、運用まで考えたいチームにとって、実務につなげやすい内容です。
比較的新しいKMPの版を学びたい方にはこの本がおすすめです。英語の298ページを読む前にStateFlowやcoroutinesの用語に触れておくと、共有状態の説明を追いやすくなります。
Kotlin Multiplatform Foundations for Cross-Platform Development: Designing Shared Logic and Building Modern Applications with Kotlin Multiplatform 2.x
Independently Published
Amazonで探す結論
基礎からGradle、ライブラリ、テストまで広く学ぶなら、372ページのUltimate Kotlin Multiplatform for App Developmentがおすすめです。Webも含むため、KMPの全体像をつかみやすい一冊ですね。
既存のネイティブアプリに共有ロジックを加えるなら、184ページのKMM入門書が実務に沿います。共有コードとOSごとのUIを組み合わせる流れを短めの分量で学べます。
Compose Multiplatformを含む複数環境の構成を学ぶならKotlin Multiplatform Development、KMP 2.xの状態管理や運用を学ぶならFoundationsをおすすめします。
価格は時期や販売先によって変わるため、紙版の参考価格と注文時の表示を確認してください。読者の経験や今の課題に合う一冊から始めると、学んだ内容を実装につなげやすくなります。
Amazon の PC をスコア化してみた
Amazonにある8〜14インチの小型WindowsタブレットやノートPCを、スペック別にスコア化して比較・ランキング。


