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ホームラボの停電対策では、サーバーの電源だけで足りるとは限りません。ONUやWi-Fiルーターも止まれば、回線の入口から通信が途切れます。
AC UPSが定番ですが、DC給電の機器に絞ると配線をすっきり組めることもあります。今回の4機種は、小型アダプター型から屋外PoE型まで、出力も設置方法も異なります。
候補の早見表
| 製品 | ざっくりした用途 | 出力の目安 |
|---|---|---|
ハイテクインター OS12-5200 | 小型のONU・ルーター | DC5、7.5、9、12V、最大12W |
APC CP12036LI | 12V機器を手軽にバックアップ | DC12V、最大36W |
| Phoenix Contact 1082548 | DINレールのDC配電 | DC12V、4A・48W |
| Tycon Systems UPS-PL12AT-36 | 屋外PoE機器と12V機器 | 802.3at PoE 35W、12V補助出力 |
同じDC UPSでも、守りたい機器や設置場所によって得意な構成は違います。4機種の用途もそれぞれ分かれています。
小型機は出力電圧と端子、盤内型は停電時の出力電圧、屋外型はPoE規格と設置場所を確認してください。見るべき仕様も異なります。
販売価格は販路や在庫、時期によって変動します。注文時の価格や送料、納期は最新の表示で確認しましょう。
UPSが守る範囲
ONUは光回線を宅内ネットワークにつなぐ装置で、ルーターはその回線を複数の機器に分けます。どちらかの電源が落ちれば、外部との通信も止まることがあります。
停電対策では、ONUとルーターの両方に給電するのが基本です。ホームラボでスイッチや小型サーバーも動かすなら、それらの消費電力も忘れずに加えましょう。
DC UPSは出力電圧やプラグが合えば、ACアダプターを介さずに給電できます。必要電流や極性、端子径も照合してください。どれか一つでも異なると、機器故障につながります。
UPSが守るのは宅内側の電源です。通信事業者側の設備まで停電対策されているとは限らず、宅内機器が動き続けてもインターネット接続が続く保証はありません。
停電時の通信
停電中も家庭内LANを使うなら、無線アクセスポイントやスイッチの電源も確認しておきたいところです。Wi-Fiルーターが稼働していても、別置きのスイッチが止まれば一部の機器は通信できません。
ONUとルーターを同じUPSにつなぐと、片方だけが先に電源を失う状態を避けやすくなります。稼働時間は、接続する機器の消費電力を合計して見積もると実用的です。
停電が復旧しても、通信がすぐ戻るとは限りません。ONUやルーターの起動時間は機器ごとに異なります。短い停電が続く環境では、瞬断への強さも気になるところですね。
監視カメラやリモート管理を続けるなら、接続先の電源も見落とせません。上流回線やPoEスイッチが止まれば、遠隔から状態を確認できないためです。
OS12-5200
OS12-5200はDC5~12V入力の機器向けの小型アダプターで、UPS機能を備えています。出力は5V、7.5V、9V、12Vから選択でき、定格は12W。低消費電力のONUやルーターに合います。
公称のバックアップ時間は50%負荷で約120分、100%負荷で約55分です。12W近く使う機器なら約55分、6W程度なら約120分が目安。消費電力の違いが稼働時間に表れます。
変換プラグは6個付属し、5.5×2.1mm、5.5×2.5mm、4.8×1.7mm、3.5×1.35mmの組み合わせに対応します。プラグが差し込めても極性や電圧まで合うとは限らないため、本体ラベルと出力設定を照合してください。
最大出力は12Wなので、それを超える機器には出力が足りません。メーカー在庫ありの販売ページがあり、出荷時期は受注後に回答されます。小さなDC機器を一台守る用途に適しています。
APC CP12036LI
APC Back-UPS Connect CP12036LIはDC12V機器向けです。最大出力36Wを12Vで使う場合、3A相当になります。12V入力のONUやルーターに使えますが、接続前に仕様を照合してください。
メーカー公称の稼働時間は、平均的なルーターで最大約4時間です。消費電力の大きい機器や複数台をつなぐ構成では、同じ時間持つとは限りません。負荷が増えるほど稼働時間は短くなります。
本体寸法は99×25×109mmで、棚や通信機器の脇にも置きやすい薄型です。追加のDCチップが2組付属しますが、機器の端子形状に合うかどうかは個別に確かめてください。
販売店ページには、2026年9月25日時点で24個の在庫表示がありました。在庫は変動するため、注文時には最新状況を確認しましょう。DC12V専用なので、5Vや9Vの機器はそのまま接続できません。
Phoenix Contact
STEP-UPS/12DC/12DC/4/46WHは、DINレールに取り付けてDC配電を組むホームラボ向けです。定格出力はDC12V・4A、合計48W。ネジ接続式なので、配線を盤内にまとめる構成に適しています。
稼働時間は負荷別に示され、1Aで約180分、2Aで約90分、3Aで約60分、4Aで約45分です。負荷電流が2倍なら稼働時間はおおむね半分。機器の電流を把握している環境では、稼働時間を計画しやすい仕様です。
注意したいのは停電時の出力電圧です。バッテリー電圧に追従してDC10~15Vになるため、12V固定が必要な機器や、この範囲を許容しない機器には接続できません。通常時と停電時で電圧が異なります。
切替応答時間は通常0.5秒未満で、バッテリー容量は46Whです。最大充電時間は5.5時間。入力と出力はネジ接続式で、メーカーでは受注生産扱いです。DigiKey Japanにも販売ページがあります。
Phoenix Contact 1082548
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UPS-PL12AT-36は耐候性と耐紫外線性を備えた屋外用DC UPSです。壁面またはポールに取り付けられ、屋外アクセスポイントや無線ブリッジなど、屋外に通信機器を置く構成で使えます。
ギガビットIEEE 802.3at PoE出力は最大35Wです。12VDCの補助出力は最大10A。PoE機器と12V機器をまとめてバックアップする構成に適していますが、接続する機器の規格と消費電力は照合してください。
バッテリー容量は432Whで、付属PoE電源インジェクター経由の入力と太陽光入力に対応します。12V・1Aの機器を例にすると、432Wh÷12Wで36時間相当。これは損失を無視した単純計算で、実稼働時間の保証値ではありません。
実際の稼働時間は接続機器の負荷で変わります。PoE機器と12V機器の消費電力から必要時間を見積もってください。メーカー販売ページでは在庫数とカート表示があり、屋外回線設備に適した筐体です。
Tycon Systems UPS-PL12AT-36
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一般的な12VのONUやWi-Fiルーターを手軽にバックアップするなら、APC CP12036LIがおすすめです。最大36Wで追加のDCチップが2組付属します。公称約4時間は平均的なルーターの目安なので、複数台をつなぐ場合は稼働時間を見積もりましょう。
低消費電力機器にはOS12-5200、DINレール配電にはPhoenix Contactをおすすめします。Phoenix Contactは停電時にDC10~15Vへ変動するため、接続機器がその範囲を許容するか確認してください。
屋外PoE機器や太陽光入力を含む設備では、Tycon UPS-PL12AT-36を選んでください。宅内の小型機器、盤内配電、屋外設備では必要な出力や接続方法が異なります。電圧・電力・端子を照合し、必要なバックアップ時間を満たす製品を選びましょう。
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