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図面や工程表、配線図を自宅で扱うエンジニアにとって、A3カラー機は頼れる道具です。縮小せず全体を見渡せて、色分けした資料も紙で確認できます。
ただし本体は大きく重めです。印刷速度や給紙枚数に目を奪われると、設置場所や月々の費用が想定から外れることもあります。
この4機種ではA3片面速度が毎分19〜32枚、標準給紙は430〜1,400枚です。数値を並べると、速度や用紙容量の違いが見えてきます。
候補の早見表
各社が公表する印刷費の目安もまとめました。紙代や電気代は別にかかるため、表の金額は印刷枚数に応じた比較の目安としてご覧ください。
| 機種 | A3片面速度 | 標準給紙 | ネットワーク | カラー印刷費 | モノクロ印刷費 |
|---|---|---|---|---|---|
Canon Satera LBP863Ci | カラー、モノクロとも毎分26枚 | 760枚 | 有線・無線LAN | 約11.2円 | 約2.8円 |
RICOH P C6000L | カラー、モノクロとも毎分20枚 | 430枚 | 有線・無線LAN | 約12.1円 | 約3.0円 |
FUJIFILM ApeosPrint C3560 S | カラー、モノクロとも毎分19枚 | 520枚 | 有線LAN標準、無線はオプション | 約11.5円 | 約2.9円 |
Canon Satera 971Ci | カラー、モノクロとも毎分32枚 | 1,400枚 | 有線LAN標準、無線はオプション | 約12.1円 | 約2.8円 |
標準給紙が多い機種なら、用紙を足す回数を抑えやすくなります。A3の印刷速度も、図面を何枚も出すときの待ち時間に関わる数字。給紙枚数と一緒に見ると機種ごとの性格がつかめます。
4機種とも有線LANに対応しています。無線LANが標準なのはLBP863CiとP C6000Lで、ApeosPrint C3560 Sと971Ciはオプションです。Wi-Fi接続を予定しているなら、ここは確認しておきたいところですね。
Canon LBP863Ci
LBP863CiのA3片面は、カラーもモノクロも毎分26枚。A4片面なら各46枚、両面も毎分46ページと速く、A3を含む自動両面印刷も標準です。裏表にまとめたい資料が多い人には心強い仕様でしょう。
標準給紙は760枚で、内訳はカセット640枚と手差し120枚です。オプションを追加すれば最大3,320枚まで増やせます。印刷が重なる日も用紙を補充する回数を抑えやすく、日々の手間を軽くしてくれます。
大容量トナー使用時の公表ランニングコストは、カラー約11.2円、モノクロ約2.8円です。4機種の中でカラー単価が最も低く、カラーを何百枚も出す人ほど差が気になってくるところです。
本体は幅556×奥行585×高さ403mm、カートリッジを除いて約38kgあります。1000BASE-T有線LANに加え、IEEE 802.11b、IEEE 802.11g、IEEE 802.11nの無線LANも搭載。速度、給紙、カラー単価がそろった主力候補です。
RICOH P C6000L
RICOH P C6000LはLEDアレイ方式のA3カラープリンターです。A3片面はカラー、モノクロとも毎分20枚、A4横送りは各36枚。自動両面印刷にも対応し、A4横送りの両面は毎分27ページです。
標準給紙は430枚で、給紙トレイ320枚と手差し110枚の構成。増設すれば最大2,630枚まで対応します。今回の4機種では標準給紙が少なめなので、印刷が続く環境だと補充の頻度はやや上がるでしょう。
外形寸法は幅449×奥行552×高さ360mmです。幅を抑えやすい一方で、重量は約40kg。持ち運びや棚への載せ替えは簡単ではありません。設置面積と本体重量は分けて考えたいですね。
大容量トナー使用時の公表コストはカラー約12.1円、モノクロ約3.0円です。無線LANはIEEE 802.11a、b、g、nに対応し、有線LANも備えます。横幅を抑えたい人にはP C6000Lがおすすめです。
C3560 S
ApeosPrint C3560 Sは、A3片面が毎分19枚、A3両面は毎分12.8ページです。高精細時は1,200×1,200dpiで、各色256階調。細い線や色分けした資料を細部まで出したい人に合います。
標準給紙は520枚で、標準トレイ310枚と手差し210枚です。A3を含む自動両面印刷に対応しますが、両面の速度は片面より下がります。両面でまとまった枚数を出す日は、待ち時間にも差が出そうです。
公式の希望小売価格は273,600円(税別)です。定価の参考額で、実売価格は販売店や時期によって変わります。ランニングコストの目安はカラー約11.5円、モノクロ約2.9円です。
有線LANは標準で、無線LANはオプションです。本体は幅554.5×奥行538×高さ453mm、A3用紙使用時の奥行は610mm、重量は約45kg。印刷品質とA3両面を重視する人に、ApeosPrint C3560 Sをおすすめします。
Canon 971Ci
Satera 971Ciは、A3片面がカラー、モノクロとも毎分32枚、A4片面は各60枚です。A3自動両面印刷にも対応し、A4両面も毎分60ページ。複数の資料を続けて出す場面で、高い処理速度が頼りになります。
標準給紙は1,400枚で、増設後は最大7,250枚。一人分の資料を日に数十枚出す使い方では、この容量を持て余すこともありそうです。複数人で使う事務所や、在宅でも定期的に大量出力する環境に合います。
公表ランニングコストはカラー約12.1円、モノクロ約2.8円です。カラー単価はLBP863Ciより高めですが、モノクロは同じ水準。971Ciは速度と給紙容量を重視したモデルです。
本体は幅620×奥行717×高さ807mm、カートリッジを除いて約91kg。家庭の机に気軽に置けるサイズではありません。有線LANは標準で、無線LANはオプションです。設置場所と搬入経路を確保できる事業用の在宅環境なら候補になります。
結論
在宅で一人が使う主候補は、Canon Satera LBP863Ciです。A3毎分26枚、標準給紙760枚、カラー約11.2円とバランスがよく、有線・無線LANにA3自動両面印刷まで標準でそろいます。
設置幅を抑えたい人にはRICOH P C6000L、細線や色階調を重視する人にはApeosPrint C3560 Sがおすすめです。971Ciは高速かつ大容量ですが約91kg。一人分の一般的な在宅印刷には、やや持て余しやすいでしょう。
A3の出力頻度が低く設置場所も限られるなら、購入前に本体の幅、奥行、重量を自宅の環境と照らし合わせてください。継続して図面やカラー資料を出すならLBP863Ci、複数人で大量に出すなら971Ci。この使い分けが現実的です。
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