電子工作のケース試作におすすめの3Dプリンター用フィラメントドライヤー4選

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電子工作ケースを3Dプリンターで試作するときは寸法とあわせて、外装の面やネジ穴まわりの仕上がりも気になりますよね。フィラメントの湿気が糸引きや表面の荒れにつながることがあります。

フィラメントドライヤーは、湿気を含んだフィラメントを乾燥させながらプリンターへ供給できる製品です。1本用から4本収納の機種まで、試作で使いやすい4製品を紹介します。

価格は販売店や時期によって変動します。購入時には最新の表示を確認し、乾燥本数や温度帯、必要な付属品も含めて予算を考えてください。

4機種の早見表

製品乾燥本数温度向いている使い方
SUNLU FilaDryer S21本(多くの1,000g巻に対応)最高70℃1台のプリンターへ直接供給
SUNLU FilaDryer S41kg巻を最大4本最高70℃複数材料の乾燥と同時供給
EIBOS Series X Easdry1本40〜65℃湿度を数値で確認しながら保管
Creality SpacePi X4最大4本45〜85℃高温材料や異なる材料の同時乾燥

S2とEasdryは材料を1本ずつ乾燥させるタイプです。S4とSpacePi X4は複数本をまとめられますが、温度上限や湿度管理の仕組みはそれぞれ異なります。

PLAやPETGを1種類ずつ使うケース試作なら、4本収納の大容量を持て余すこともあります。材料を頻繁に替えたり複数のプリンターを動かしたりする環境では、まとめて乾燥できる製品が便利です。

湿気が造形に出る場面

フィラメントは空気中の水分を吸うことがあり、吸湿するとノズルから出る際に気泡や音が生じたり、表面がざらついたりします。症状の現れ方は材料や保管状態で変わります。

ケースの通風スリットやネジ穴の周囲に糸引きが残れば、後処理がひと手間増えます。細い形状や細部の多い造形では、ちょっとした乱れも気になりやすいものです。

糸引きや寸法ずれは、温度や造形速度が原因の場合もあります。乾燥によって造形条件の変化を追いやすくなり、湿気の影響か設定条件かを見分けやすくなります。

1本向けのS2

SUNLU FilaDryer S2はフィラメント1本を乾燥させながらプリンターへ直接供給したい人におすすめです。本体サイズは265×274×118mmで、作業机の横にも置きやすい寸法です。

最高設定温度は70℃です。上下の加熱プレートと底部ファンで庫内を360°加熱し、PLA・PETG・TPU・ABS・PVA・PVB・PA・PCなどの材料に対応します。

4.6インチLCDには温度・時間・湿度・フィラメントの種類・残り時間を表示します。運転状況をひと目で追えるため、初めてでも状態を確認しやすいでしょう。

日本の販売店ではほとんどの1,000g巻に対応しています。1本ずつ材料を替える試作やプリンター1台でのケース製作に使いやすく、特殊なスプールを使うときは寸法を確かめてください。

SUNLU FilaDryer S2

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4本を扱うS4

SUNLU FilaDryer S4は1kg巻を最大4本収納でき、庫内サイズは450×210×211mmです。複数の色や材料を使うときも、スプールをそのつど交換する手間を減らせます。

最高温度は70℃です。左右の循環ファンと底部の加熱ファンを備えており、庫内の温度差は±3℃以内です。4本を同時に乾燥できます。

湿度のしきい値は30〜50%に設定できます。湿度が設定値に達すると運転を始め、25%まで下がると停止します。湿度に応じて運転開始と停止を切り替える仕組みです。

8つのフィラメント出口とPTFEチューブを備え、最大4台のプリンターへ同時に供給できます。PLA・ABS・PETG・TPU・PA・PCのプリセットがあり、フィラメント径は1.75mm・2.85mm・3.0mmに対応します。

SUNLU FilaDryer S4

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数値で湿度を見るEasdry

EIBOS Series X Easdryはスプール1本を乾燥させながら湿度を確認したい人におすすめです。対応寸法は直径220mm未満・幅72mm未満・内径50mm超です。手持ちのスプールと寸法を照らしてから使ってください。

温度は40〜65℃で無段階に調整できます。45WのPTCヒーターと内蔵ファンで熱風を循環させ、LCDには湿度をRH10〜99%でリアルタイム表示します。

本体には乾燥剤を置くスペースが2か所あります。運転中もフィラメントをプリンターへ供給でき、乾燥が終わる前に印刷を始められます。

対応材料はPLA・PVA・PC・TPU・PETG・PA・ABSなどで、フィラメント径は1.75mm・2.85mm・3.0mmです。日本向けにはAC100V、50Hzまたは60Hzの選択肢も用意されています。机上で1本ずつ管理できる構成です。

EIBOS Series X Easdry

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高温向けX4

Creality SpacePi X4は最大4本を収納でき、2つのチャンバーを別々の温度に設定できます。PLAと高い乾燥温度を必要とする材料を同時に扱え、材料別に乾燥温度を分けられます。

温度は45〜85℃、タイマーは1〜48時間に設定できます。スプール径200mm以下・幅150mm以下に対応し、フィラメント径は1.75mmまたは2.85mmです。

アクティブ除湿機能と内蔵乾燥剤があり、乾燥剤のリフレッシュ機能も備えています。PTFEチューブを通してプリンターへ直接供給できますが、チューブは付属しないため必要な分を別途用意してください。

材料別の推奨温度はPLAが50℃、PETGとTPUが60℃、ABS・PET・PC・ASA・PA・PAHTが80〜85℃です。最高85℃まで設定できるため、こうした高温条件の乾燥にも対応します。

Creality SpacePi X4

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結論

ケースをプリンター1台で試作するなら、S2かEasdryをおすすめします。湿度を数字で確かめたい人にはEasdry、温度や残り時間を見ながら乾燥中に供給したい人にはS2がおすすめです。

複数の材料や色をまとめて扱い、複数台のプリンターを使うならS4が便利です。PAやPCなど高い温度で乾燥する材料も使うなら、独立した2室と最高85℃の設定に対応するSpacePi X4をおすすめします。

普段使う材料の推奨温度やスプール寸法、同時に動かすプリンターの台数を確かめれば、必要な機能が見えてきます。ケース試作の頻度も踏まえて選べば、造形条件を整えやすくなります。

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