開発用 USB-C PD電子負荷 おすすめ4選|100Wから多ポート試験まで

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USB-C PD電源を開発で評価するとき、電圧が表示されるだけでは少し足りません。狙ったPDOやPPS電圧を交渉し、その条件で負荷をかけても出力が保てるか。そこまで確認して初めて、充電器の評価材料になります。

100W級の充電器からPD 3.1対応の240W電源、複数ポートの認証試験まで、必要な負荷設備は大きく変わります。

早見表

負荷上限と試験機能をまとめました。PD交渉からログまで一台で扱えても、その範囲には差があります。

製品主な試験対象負荷の上限開発向け機能
AVHzY CT-3 + SM-LD-00PD 3.0、PPS、各種急速充電100W、26V、6.7A本体・PC記録、Luaスクリプト
ChargerLAB POWER-Z P240PD 3.1、各種急速充電240W、48V、10A双方向動作、自動手順、リップル表示
PassMark PM240PPS、AVS、EPRを含むPD240W、48V、5AAPI、PD解析、独立した100Wソース
QuadraMAX 2USB-IF試験、複数ポート1ポート240W、合計1kW連続4ポート独立、1µs間隔の記録

価格は時期や販路で変わるため、購入時点の見積もりを基準にしてください。据置型は本体価格と接続環境を含めた費用を確認しましょう。

AVHzYの100W級

AVHzY CT-3と負荷モジュールSM-LD-00は、PD 2.0・PD 3.0・PPSを使う電源の評価に適した構成です。PD系に加えてQC・Huawei系・AFC・VOOC・SuperVOOCにも対応します。

負荷モジュールの範囲は2.5〜26V・0.05〜6.7Aで、最大100Wです。25℃での連続動作でも100Wまで扱えます。たとえば20V・5Aなら100Wなので、100W級充電器の定格近くまで負荷をかけられますね。

負荷モードはCCとCPです。1.77インチの本体画面で、電圧0〜29V・電流0〜6Aを表示します。負荷上限の6.7Aとは表示範囲が異なるため、6Aを超える条件では両方を確認してください。

本体は毎秒最大100サンプル、PCソフトは毎秒最大1000サンプルを記録します。12MBの内蔵ストレージとLuaスクリプトも備わり、負荷条件を変えながら繰り返す小規模な開発試験に便利です。100Wを超える負荷には240W級、多ポート評価には4ポート対応機を使ってください。

AVHzY CT-3 + SM-LD-00

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POWER-Z P240

PD 3.1を含む複数方式の交渉から最大240Wの負荷試験まで、一台で扱えます。ChargerLAB POWER-Z P240は高出力電源の評価に使いやすい据置型です。対応方式はPD・QCのほか、FCP・SCP・AFC・VOOC・PE・Xiaomi系に及びます。

負荷上限は最大48V・10A・240Wですが、実際に使える範囲はモードやプロファイルによって変わります。PD 3.1対応電源の高電圧出力を試すなら、交渉した電圧と電流の組み合わせが負荷範囲に収まるか、先に確認しておきたいところです。

負荷モードはCC・定電圧・電圧制限・電流制限で、PDとQCに対応する電源モードもあります。電圧・電流・電力・リップル・D+・D−を表示し、容量・エネルギー・時間を累積記録します。

PCソフトは毎秒1〜60サンプルを記録でき、最大1,048,500件の保存とテスト手順の自動化にも対応します。公称風量は37.2 CFM、騒音は38.4 dB(A)です。長時間運転時は排気スペースを確保し、ファン音も考慮しましょう。

ChargerLAB POWER-Z P240

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PassMark PM240

PassMark PM240は、PPS・AVS・EPRを含むPDプロファイル試験に対応します。Sinkポートは最大48V・5A・240Wの連続負荷に対応。EPR固定PDOは28V・36V・48V、APDOは15〜48Vです。

負荷電流を急変させるステップ負荷にも対応します。充電器の出力が負荷変化に追従するかを調べるときに便利です。PDプロトコル解析と電圧グラフ、電圧・電流ログも備えており、出力値からは分からない交渉の流れを確認できます。

独立したSourceポートは最大100Wの充電器をエミュレートできます。最大5つの構成を登録でき、各構成に最大10個までプロファイルを設定可能。特定の充電器を再現し、接続機器側の挙動を見る試験にも活用できます。

USB経由のAPI制御に対応し、画面は3.5インチのタッチ式です。ヒートシンクと80×80mmファンも備えています。自動試験やPDメッセージの検証まで行う環境では、APIと解析機能を活用できます。単純な100W負荷だけが目的なら、機能を持て余します。

PassMark PM240

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QuadraMAX 2

USB-IFのQuadraMAX 2はUSB Type-Cのソース電力試験、PD CTS電源試験、Sink PPS相互運用試験に対応する評価設備です。4つのモジュールがあり、それぞれ独立した電源・負荷回路とUSB-CのSinkポート、Sourceポートを備えます。

各Sinkポートの負荷上限は240Wです。4ポート合計で1kWを連続負荷でき、ピーク負荷は最大1.2kW。複数ポート充電器の同時試験に使えます。

負荷モードはCCとCRです。CRは20µsのファームウェアフィードバックループで実現します。VBUSの電圧と電流を1µs間隔で連続取得できるため、複数ポートの変化を同じ時間軸で記録できます。

各モジュールは20V・5Aの電源に設定できます。2台を連結すれば最大8ポートに拡張可能です。USB-IF E-Storeに掲載され、製品注文フォームを提出して購入します。一般的なベンチで充電器を一台ずつ評価するには、規模が大きい機種です。

QuadraMAX 2

USB-IF

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結論

PD 3.0やPPS対応の充電器を100W以下で評価するなら、AVHzY CT-3とSM-LD-00をおすすめします。PCログやLua制御を使って負荷条件を繰り返せるため、開発試験の初期機材として扱いやすい構成です。

240W級で幅広い交渉方式とPC自動手順を重視する方には、POWER-Z P240をおすすめします。PDメッセージ解析やステップ負荷、API連携まで必要なら、PassMark PM240を選んでください。

USB-IF試験や複数ポートの一括評価にはQuadraMAX 2がおすすめです。高出力の単ポート負荷と多ポートの認証環境では、必要な設備規模が大きく異なります。対象プロファイルと同時試験のポート数を基準にすると、機種を判断しやすくなります。

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