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開発PCの映像を離れた検証室へ送りたい。そんな場面ではCat6一本でHDMIを延ばせる機材が便利です。机まわりもすっきりさせやすいですよね。
ただ、4K対応という表示だけで決めるのは早計です。4K 60Hzの色形式や伝送距離、USB機器も延ばすかどうかで必要な機能が変わります。
早見表
Cat6での最大距離や4Kの信号形式、検証室で使いやすい機能を一覧にしました。机とモニターの距離や操作位置を思い浮かべてご覧ください。
| 製品 | Cat6での4K伝送 | 主な機能 |
|---|---|---|
| AV Access 4KEX70-L | 4K 60Hz、4:2:0、最大35m | PoE、双方向IR・RS-232 |
サンワサプライ VGA-EXHDPOC | 4K 60Hz、4:4:4、最大100m | PoC、送信機HDMI出力 |
J-Tech Digital JTECH-UHDT150 | 4K 60Hz、4:4:4、8bit、最大120m | HDR、HDMIループ出力 |
| KanexPro EXT-HDMIKVM70M | 4K 60Hz、4:4:4、HDR、最大70m | USB KVM、音声分離 |
サンワサプライ VGA-EXKVMHU2 | 4K 60Hz、4:2:0、最大100m | USB KVM、CEC |
距離は仕様上の最大値です。映像モードやケーブルの条件で変わるため、上限ぎりぎりの敷設は避けてください。パッチパネルや中継コネクタを使う経路も含めて見積もると安心です。
PoEやPoCは送受信機へ給電する仕組みで、ローカル出力は送信側でも映像を見るための端子です。映像条件に加えて電源や手元の表示も確かめると、各機種の違いが見えてきます。
4K信号の条件
4K対応という表示だけでは、試験に必要な画質まで分かりません。画素数やリフレッシュレート、色の情報量によって信号条件が変わります。特に4K 60Hzでは、4:2:0と4:4:4で色の情報量が異なり、文字や細いUIの見え方にも差が出ます。
エディターの文字や細い罫線、色差を確かめるなら、PC側とディスプレイ側の出力条件をそろえてください。4:4:4が必要な検証に4:2:0までの延長器を挟むと、表示できても確認結果が本来のPC出力とずれるおそれがあります。
画面全体の配置確認や会議表示なら、4:2:0で足りる場合もあります。色差や文字の鮮明さを試験項目に含めるときは、対応する色形式を確認してください。そこが分かれ目です。
HDMIとHDCPの対応世代も見落とせません。PCや延長器、ディスプレイのいずれかが必要な規格に対応しないと、狙った表示モードが使えない場合や保護された映像を再生できない場合があります。
近距離の候補
AV Access 4KEX70-LはHDBaseT方式です。Cat6で4K 60Hzを最大35m、1080pを最大60mまで送れます。モニターラックが同室か隣室にあり、ケーブルを40m未満に収められる現場なら扱いやすい一台です。
対応する映像条件は4K 60Hz、4:2:0、8bitまで。画面配置や表示モードを確認する試験には使えますが、4K 60Hzの4:4:4が必要な文字品質の検証には条件が足りません。HDRは4:2:0での4K 60Hzが対象です。
HDMI 1.4とHDCP 2.2に対応し、自動EDID管理とCECを備えています。PoEは送信機か受信機の片方に電源を接続すればよく、双方向IRとRS-232も通せます。ディスプレイ制御をまとめたい現場におすすめです。
AV Access 4KEX70-L
Amazonで探す100m級の4:4:4
Cat6で100mほど離れた場所まで4K 60Hzの4:4:4を送りたいなら、サンワサプライ VGA-EXHDPOCがおすすめです。Cat6では4K最大100m、1080p最大120m。Cat6Aなら、それぞれ最大120m、150mまで対応します。
HDMI 2.0bとHDCP 1.4および2.2に対応し、帯域幅は最大18Gbpsです。送信機にはHDMI出力もあります。延長先とPC近くの画面に同じ映像を出せるため、離れた画面と手元の表示を見比べられます。
PoCは送信機から受信機へ給電し、受信機側のACアダプタを省けます。双方向IRとCECにも対応。公式希望小売価格は74,800円(税込)ですが、実売価格は時期や店舗で変わります。HDR検証には、対応が明示されたモデルをおすすめします。
HDRも送る候補
J-Tech Digital JTECH-UHDT150はHDBaseT方式で、Cat6なら4K最大120m、1080p最大150mまで伝送できます。長距離で4K 60Hzの4:4:4を保ちたい試験には、この機種がおすすめです。
4:4:4は8bitまで、4:2:2または4:2:0なら最大12bitまで扱えます。HDR、HDR10、Dolby Visionにも対応するので、文字の精細さとHDR映像を同じ構成で試せます。
送信機のHDMIループ出力を使うと、延長先と手元に同じ映像を出せます。PoCに加え、双方向IR、CEC、RS-232にも対応。EDIDはディスプレイからパススルーする方式です。
操作席も延長
映像とUSB機器を離れた場所から使うなら、KanexPro EXT-HDMIKVM70Mをおすすめします。Cat6またはCat6a一本で4K 60Hzの4:4:4 HDRを最大70m伝送できます。USB 2.0または1.1経由でキーボード・マウス・PTZカメラ・タッチスクリーンも延長できます。
送信機と受信機にはそれぞれDC 5〜12Vの電源が必要です。各機器の消費電力は4W未満。受信機ではARCまたはSPDIFの音声を分離出力でき、双方向IRも使えます。
KanexPro EXT-HDMIKVM70M
Amazonで探すもう一つのKVM製品がサンワサプライ VGA-EXKVMHU2です。Cat6またはCat6Aで4K最大100mを伝送しますが、Cat6の4K 60Hzでは4:2:0まで。4:4:4が必要な場合は4K 30Hzです。
USB 2.0はFull Speedまでで、High Speedには対応しません。キーボードやマウスを操作する構成には使えますが、High Speedが必要なUSB機器を含む検証台には別の構成が必要です。公式希望小売価格は206,800円(税込)で、実売は時期や販売店によって変わります。
結論
Cat6で35m前後を引き、4:2:0で足りる画面確認ならAV Access 4KEX70-Lをおすすめします。100m級の配線で4K 60Hzの4:4:4を送り、PC近くにも映像を出す場合はVGA-EXHDPOCを選んでください。
長距離でHDRや12bit映像も試すならJTECH-UHDT150。操作席までUSBを延ばすならKanexPro EXT-HDMIKVM70Mが第一候補です。USB帯域を抑えられ、4K 60Hzの4:2:0で足りる構成にはVGA-EXKVMHU2も合います。
伝送距離や4:4:4の必要性、HDR、USB操作、電源位置を実際の検証条件に合わせてください。使う映像モードで事前に動作確認できる環境を整えれば、導入後の手戻りを減らせます。
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