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光回線やスイッチが不安定。そんなときは機器の故障を疑う前に、光コネクターの端面を確かめたいところです。小さなほこりや皮脂でも光信号を弱め、反射を増やすことがあります。
クリーナーは似て見えても、届く場所や対応コネクター、補充方法が違います。ホームラボで使いやすいLC・SC対応の5製品を、清掃対象と回数を中心に紹介します。
製品の早見表
清掃範囲と方式を一覧にしました。LC用とSC用で型番が分かれる製品もあります。手持ちのコネクターを確かめておくと取り違えを防げます。
| 製品 | LC・SCの対応 | 清掃対象・方式 | 清掃回数など |
|---|---|---|---|
| フジクラ One-Click Cleaner PRO | LC用・SC用を選択 | プラグとアダプター内をワンプッシュ清掃 | 775回以上 |
| フジクラ One-Click Cleaner MU・LC | LC・MU | プラグとアダプター内をワンプッシュ清掃 | 500回以上 |
| NTT-AT NEOCLEAN-E | LC用E1・SC用E2 | プラグとアダプター内をクリック操作で清掃 | 750回以上、カートリッジ式 |
| NTT-AT OPTIPOP R1 | LC・SCなど | プラグ端面をリールテープで清掃 | 400回以上 |
| NTT-AT NEOCLEAN-S | LC用S125・SC用S250 | アダプター内をスティックで清掃 | 各200本セット |
価格は時期や販売店によって変わります。交換用カートリッジやリールが必要な製品は、本体に補充品の費用も加えて考えると、運用時の負担をつかみやすいでしょう。
| 端面に触れる場所 | 主な候補 |
|---|---|
| プラグとアダプターの両方 | One-Click Cleaner PRO、MU・LC、NEOCLEAN-E |
| 露出したプラグ端面 | OPTIPOP R1 |
| 機器側アダプターの内部 | NEOCLEAN-S |
One-Click PRO
フジクラのOne-Click Cleaner PROは、LC用LCPRO-CLK-AとSC用SCPRO-CLK-Aの2型番。ワンプッシュ式で、清掃するコネクターに合うものを使います。
清掃できるのはプラグ端面とアダプター内のフェルール端面です。ガイドキャップの付け替えなしで両方を拭けるので、パッチケーブル側からパネル側へ続けて作業しやすいですね。
SPC・AdPC・UPC・APCの各研磨方式に対応します。 清掃回数は775回以上。複数のケーブルやポートを定期的に手入れするホームラボでも使いやすい回数でしょう。
本体の幅と高さは17.5mm。長さは通常時185mmで、延伸時は220mmです。SC用はFA・FASにも対応するため、測定系や装置でこれらのコネクターを使う場合にも適しています。
MU・LC対応モデル
フジクラのOne-Click Cleaner MU・LCは、LCとMUに対応するワンプッシュ式です。光機器や小型の光モジュールでMUも扱うホームラボなら、LCとMUを同じモデルで手入れできます。
プラグとアダプター内部の両方を清掃でき、SPC・AdPC・UPC・APCの研磨方式に対応します。先端は延伸でき、長さはガイドキャップと突起を除いて173〜208mm。奥まった場所でも扱いやすい形状です。
清掃回数は500回以上。PROの775回以上と比べると少なめですが、家庭内の少数ポートや定期点検には扱いやすい規模です。清掃するケーブルの数や頻度を考えると、必要な回数をつかみやすくなります。
プラグ用とアダプター用では付属キャップを使い分けます。保管場所も分ければ、作業中の取り違えを減らせるでしょう。LCだけで運用する場合も、必要な清掃回数が判断材料になります。
NEOCLEAN-E
NTT-ATのNEOCLEAN-Eには、LC・MU用のE1とSCなどに対応するE2があります。E2はSC・SC2・FC・FAS・FAに対応。SC以外のコネクターが混ざる設備でも手入れできます。
本体はペン型で、クリック操作で清掃します。プラグ端面には付属キャップを装着。アダプター内部とプラグの両方を清掃でき、PC研磨とAPC研磨に対応します。
カートリッジ1本で750回以上清掃できます。E1用ATC-NE-ES1とE2用ATC-NE-ES2の交換品は、それぞれ3個セットです。予備の型番を控えておけば、交換時に探し直す手間が減りますね。
本体の長さはE1が240mm、E2が230mmです。今回の製品群では長めで、奥まったアダプターの清掃やカートリッジ交換式の管理に使いやすいでしょう。RoHS指令にも適合しています。
OPTIPOP R1
OPTIPOP R1は、カセットのリールテープを送り出してプラグ端面を拭くグリップ式クリーナーです。LC・SCなどの単心コネクターに加え、多心のピンなしコネクターにも対応します。
清掃回数は400回以上。消耗したらOPTIPOP RSの交換リールを使います。交換品は6リール入りで、本体のカセットを継続して使える方式です。
本体サイズは幅124×高さ83×奥行35mmの手のひらサイズ。右手でも左手でも操作できます。特殊洗浄した超極細繊維を使い、アルコール不要の乾式清掃に対応する製品です。
清掃対象はプラグ端面です。アダプター内部を掃除する場合は、内部清掃に対応するペン型やスティック型を使いましょう。用途に合わせて道具を分けられます。
NEOCLEAN-S
NEOCLEAN-Sは、アダプター内部に挿入して端面を清掃するスティックタイプです。LCなどのφ1.25mm向けS125と、SCなどのφ2.5mm向けS250があり、コネクター径に合わせて使い分けます。
パッチパネルや光スイッチ、メディアコンバーターなど、接続口の奥にある端面を直接掃除できます。プラグ端面用とは清掃場所が異なるため、作業対象に合うスティックを選びましょう。
各モデルは200本セットです。スティックを折ると約45、65、85、105mmの長さに短縮でき、奥行きや周囲の部品に合わせられます。狭い場所にも手を入れやすくなります。
清掃部には特殊洗浄した布を使い、静電気対策も施されています。LCとSCが混在するラボでは、S125とS250を分けて保管すると取り違えを防げます。
汚れが招く不安定さ
光コネクターの端面には、空気中の細かなほこりや皮脂が付くことがあります。LCやSCを何度も抜き差しする環境では、汚れが接続損失や反射の増加につながり、リンク状態が揺れる場合もあります。
汚れたまま接続すると、端面同士の間に粒子を挟み込むことがあります。気になる状態のまま無理に接続を続けず、コネクターを外して適切なクリーナーを使いましょう。端面を傷つけない扱いが大切です。
コネクターを外したら端面を机に置いたり指で触れたりせず、ダストキャップを戻す習慣を。キャップにほこりが残っていると汚れを移すこともあるので、清潔な状態で保管したいところです。
通信不良の確認
清掃後にリンクが安定したなら、端面の汚れが一因だった可能性があります。ただし速度低下やリンク断は、光モジュールの相性やケーブルの曲げ、コネクターの挿し込み不足でも起きます。清掃だけで直るとは限りません。
状態が変わらないときは、正常な経路のケーブルや別のポートで試してください。機器ログも確認します。ケーブルを強く曲げた場所やラック扉に挟まれた箇所にも目を向けましょう。
配線を日常的に扱うラボなら、クリーナーを機器のそばに置き、作業日と対象ポートを簡単に記録すると変化に気付きやすくなります。複数人で使う場合は、LC用・SC用の区別と消耗品の補充先も共有しておくと安心です。
結論
LC・SCのプラグとアダプター内部を両方清掃するなら、キャップ交換が不要で775回以上使えるOne-Click Cleaner PROが第一候補です。 LC用とSC用は別型番なので、端子に合うモデルを確認してください。
MUも扱うならOne-Click Cleaner MU・LC、交換カートリッジ式で長めの本体ならNEOCLEAN-Eが合います。露出したプラグ端面にはOPTIPOP R1を、機器側アダプター内部にはNEOCLEAN-Sをおすすめします。
ホームラボでは、清掃する場所と頻度に合わせて製品を絞ると、回数や補充品に無駄が出にくくなります。価格は時期や取扱店で変動するため、補充品の型番と費用も購入時に確認しましょう。
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