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開発PCに25GbEを加えると、大きなビルド成果物や仮想マシンのイメージを共有ストレージへ送る時間を短縮できます。学習用データの受け渡しも速くなる場合があります。
25GbEの理論値は毎秒約3.125GB。とはいえ、実際の転送速度はネットワーク機器やストレージ、ソフトウェアにも左右されます。カードの数字だけで作業時間が決まるわけではありません。
今回紹介する3製品は、ポート数が2基から4基まで異なります。付属部材や対応OSにも違いがあり、開発PC向けかサーバー向けかで候補が分かれます。
早見表
個人の開発PCでは、付属品とポート数が明確なSonnetが扱いやすい候補です。QNAPはOSやブラケットの情報が充実。Broadcomは4ポートを使うサーバーや検証機向けです。
| 製品 | ポート | PCIe要件 | 接続・付属品 | 適した構成 |
|---|---|---|---|---|
| Sonnet Twin25G | 25GbE×2 | PCIe 3.0 x8 | 短距離用SFP28光トランシーバー2個付属 | Mac Pro、Windows、Linuxの開発PC |
| QNAP QXG-25G2SF-E810 | 25GbE×2 | PCIe Gen4 x8、Gen3互換 | DACまたは光トランシーバーは別途 | Windows・Ubuntu PC、QNAP NAS |
| Broadcom P425G | 25GbE×4 | PCIe 4.0 x16 | DACまたは光トランシーバーに対応 | 仮想化・検証用サーバー |
販売価格は時期や店舗によって変わります。参考価格を確認するときは、DACや光ケーブル、必要なトランシーバーの費用も合算しましょう。カード本体の金額だけでは、導入総額をつかみにくいところです。
同じSFP28でも、光トランシーバーが付属する製品と別途用意する製品があります。接続先のスイッチやNASに合わせてメディア規格をそろえれば、買い直しを避けやすくなります。
25GbEの役割
25GbEカードが高速化するのは、PCとスイッチ、または対応NASを結ぶネットワーク区間です。複数人でソースコードや大容量データを共有する現場では、ストレージまでの待ち時間を短縮できます。
作業データがPC内のSSDにあり、ネットワーク越しの読み書きが少ない場合もあります。その環境ではカードを交換しても、ビルドやアプリの反応は速くなりません。データをどこから読み込むかで効果が変わります。
Sonnet Twin25Gは、対応OSで2ポートのチーミングを構成すると最大50Gb/sに対応します。ただし、1つのファイル転送が常に50Gb/sになるとは限りません。接続先の機器や通信の振り分け方も関わります。
25GbE対応スイッチがなければ、PCのカードを交換しても経路全体は25GbEになりません。共有ストレージのポートやスイッチ、ケーブル、光モジュールまで同じ速度でつながるかが大切ですね。
Sonnet Twin25G
Twin25GはSFP28ポートを2基搭載し、25Gbpsと10Gbpsに対応します。短距離用のSFP28光トランシーバーが2個付属するため、光接続を使う環境ならカード側の部材をそろえやすい構成です。
対応環境はMac Pro 14,8(2023年)と7,1(2019年)、macOS 15以降、Windows 11 25H2以降、Windows Server 2025、Linuxカーネル6.6以降です。導入先のPCやOSの条件と照らし合わせやすいでしょう。
PCIe 3.0 x8カードですが、x4スロットでは全帯域で使えるのは1ポートです。2ポートとも全帯域に対応させるにはx8スロットが必要。スロットの形だけでなく、レーン数も確認してください。
フルハイトとロープロファイルのブラケットが付属し、保証は2年です。対応OSでチーミングを構成すれば最大50Gb/sに対応するため、複数の高速接続が必要な開発PCや対応するMac Proに適しています。
QNAP 25G2SF
QNAP QXG-25G2SF-E810はIntel E810-XXVAM2コントローラーを搭載し、SFP28ポートを2基備えます。25Gbpsと10Gbpsに対応するPCIe Gen4 x8カードで、Gen3との互換性もあります。
SFP28 DACまたは光トランシーバーは別途用意します。QNAPは1.5m・3mのDACや25GbE SRトランシーバーも扱っており、接続相手に合う部材をそろえやすいのが利点です。購入時には周辺部材の費用も見込みましょう。
対応OSはQTS・QuTS hero、Windows 10・11、Windows Server 2022、Ubuntu 22.04です。WindowsとLinuxではドライバーが必要なので、導入時に準備しておきたいところ。
基板長は117.33mmで、1スロット幅のロープロファイル設計です。フルハイトなど3種類のブラケットが付属し、標準保証は3年。QNAP Japan eShopでは在庫あり表示が確認でき、注文や取寄せ時には納期の注記があります。
QNAP QXG-25G2SF-E810
Amazonで探すBroadcom P425G
Broadcom P425GはSFP28ポートを4基備え、各ポートが25GbEと10GbEに対応します。1枚で複数のネットワークをつなぐ検証機やサーバーに適した製品です。
PCIe 4.0 x16接続で、コントローラーはBroadcom BCM57504です。SFP28・SFP+光トランシーバーと銅線DACに対応し、CentOS、Debian、RHEL、Ubuntu、Windows、VMware、ESXi、vSphereなどで使えます。
RoCEv2、SR-IOV、NPAR、TruFlowに対応しています。仮想化や複数のネットワーク機能を扱うサーバーには魅力的な仕様ですが、一般的な開発デスクトップではポート数や機能が余ることもあります。x16スロットも必要です。
冷却面も確認しましょう。55℃環境でのエアフロー要件はDAC接続時170 LFM、光接続時290 LFMです。光接続ではさらに強い風量が求められるため、ケース内の冷却を十分に確保できるサーバーやワークステーションに適しています。
Broadcom P425G
Amazonで探す結論
対応OSとPCIeスロットの条件を満たす開発PCなら、Sonnet Twin25Gをおすすめします。光トランシーバーが2個付属し、Mac Proを含めた対応環境も明確です。
WindowsやUbuntuのPC、QNAP NASにはQNAP QXG-25G2SF-E810が有力です。DACか光接続かを接続先に合わせ、周辺部材を含む購入時の価格で判断してください。
4ポートや仮想化向け機能が必要な検証機・サーバーにはBroadcom P425Gが適しています。PCIe 4.0 x16とケースの風量を確保できることが前提です。開発デスクトップには、必要なポート数と冷却を満たす製品を選びましょう。
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