PR:この記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。
ホームラボのサーバーラックを温湿度監視するなら、SNMP対応装置が便利です。監視ソフトへ数値を記録でき、異常時には通知も送れます。棚の前まで温度を見に行く回数が減るので、留守中の状態もつかみやすくなります。
SNMP対応でも、機種によって通知の仕組みは異なります。監視ソフトが値を定期取得するものもあれば、装置が異常をトラップで知らせるものも。センサーの拡張範囲とあわせて、5機種の主な仕様を早見表にまとめました。
5機種の早見表
| 機種 | 監視・拡張 | SNMP・通知 | 主な設置方法 |
|---|---|---|---|
| HW group STE2 R2 | 温度・湿度など最大5測定値、1-Wire×2 | v1ポーリング、メール。トラップ非対応 | 卓上・壁掛け・DINレール |
| RMS-3200 | 有線温湿度、アナログ信号、接点 | v1とv2cのトラップ、メール | ラックマウント |
| RMS-4000 | 有線温湿度、無線子機最大50台、交流電流など | v1とv2cのトラップ、メール | ラックマウント |
| AKCP sensorProbeX+ | センサーポート×4、拡張込み最大400センサー | SNMP、メール、SMS、ブザー | 1U・0U・DINレール |
APC NetBotz 750 | 温湿度、漏水、煙、扉など。有線78台・無線47台 | v1とv3、トラップ、メール | ラックマウント |
小規模ラックで温度監視を始めるなら、付属の3m温度センサーとPoE給電に対応したSTE2 R2が手軽です。SNMPトラップを使う構成では、RMSシリーズやsensorProbeX+、NetBotz 750が候補になります。
温湿度のほかに何を監視したいかも、機種を分けるポイントです。漏水や煙、ラック扉までまとめるならNetBotz 750、センサーや接点入力を段階的に増やすならsensorProbeX+が候補です。
価格は販売時期や販路に加え、センサーや拡張機器の構成でも変わります。本体と必要なセンサー、子機を含めた構成で、最新の参考価格を確認しておきましょう。
STE2 R2
HW groupのSTE2 R2は、98×68×33mm、約91gの小型装置です。3mの温度センサーが付属し、1-Wireポートを2つ、無電圧接点入力を2つ備えています。対応センサーを追加すると、温度や相対湿度など最大5つの測定値を扱えます。
Ethernetは10 Mbpsと100 Mbpsに対応し、Wi-Fiも使えます。給電は5V DCアダプターまたはPoE。電源口が限られるラックではPoEが便利ですし、ケーブルを引きにくい場所ではWi-Fiが役立ちます。卓上、壁掛け、DINレールに設置可能です。
SNMPはv1のポーリングに対応しますが、トラップは送信できません。本体のメール通知も使えるため、監視ソフトで定期記録し、異常時はメールで受け取る構成が合います。トラップを監視サーバーへ直接送りたい場合は、他機種を選ぶ必要があります。
RMS-3200
東京エレクトロンデバイス長崎のRMS-3200は、有線センサーを複数箇所に配置できる機種です。2つの1-Wireポートには、それぞれ温度センサーを最大64点、湿度センサーを最大8点接続できます。ラックの上下段や、離れた機器棚まで監視範囲を広げられます。
温湿度に加え、4~20mAやDC±10Vのアナログ信号、接点信号も監視できます。外部機器の状態をまとめて取り込める仕様です。上限・下限それぞれに注意と警報の閾値を設定でき、メール送信先は最大5件です。
SNMPトラップはv1とv2cに対応し、送信先は最大8か所です。MIBとZabbixテンプレートも公開されており、既存の監視環境に組み込みやすいでしょう。AC100VまたはAC200Vで給電し、ラックマウントブラケットが付属します。本体重量は約1.3kgです。
RMS-4000
RMS-4000は、有線センサーと無線の温湿度センサー子機を併用できます。別売のメッシュ無線アンテナを追加すれば、子機を最大50台まで接続可能。ケーブルを通しにくい場所や、離れたラック列にもセンサーを置けます。
有線温湿度センサーは、RMS-3200と同じく2つの1-Wireポートに接続します。さらにアナログ信号、交流電流、接点信号も監視可能です。SNMPトラップはv1とv2cに対応し、送信先は最大8か所、メール送信先は最大5件。MIBとZabbixテンプレートも公開されています。
本体はAC100VまたはAC200Vで給電し、最大9台のRMS-4000をスレーブ接続できます。ラックマウントブラケットが付属し、ブラケットを除く寸法は幅430×奥行200×高さ44mm、重量は約2.5kgです。有線と無線を組み合わせる多点監視で、中心装置の役を担います。
sensorProbeX+
AKCPのsensorProbeX+は、ベースユニットにセンサーポートを4つ備えています。対応する温湿度センサーTHS01とTHS00は、温度マイナス55~75℃、相対湿度0~100%を測定できます。測りたい範囲に合わせて対応センサーを選べます。
EXPやBEBなどで拡張でき、拡張センサーや仮想センサーを含めて最大400センサーを扱えます。BEBユニットは最大2台まで接続可能です。まず温湿度を測り、あとから接点などの対応センサーを加える構成も取れます。
通知方法はSNMP、メール、SMS、内蔵ブザーです。外部5V、3Aの電源アダプターで動作し、内部ミニUPSはオプション。設置方法は1Uラック、工具不要の0Uラック、DINレールから選べます。ラックの空きスペースに合わせやすい機種です。
NetBotz 750
APC(Schneider Electric)のNetBotz ラックモニター750は、ラック内の温湿度と設備の異常をまとめて監視できます。温湿度センサーが付属し、追加センサーで漏水、煙、扉、振動も監視可能。HDカメラは最大4台まで対応します。
有線センサーは最大78台、無線は47台です。ユニバーサルセンサーポートを6つ備え、センサーポッドは最大12台。SNMP v1とv3、メール通知に対応し、アラーム閾値や通知ポリシーも設定できます。トラップの送信先は1か所なので、複数の監視先を使う場合は注意が必要です。
給電はACラインから行います。ラックマウントブラケットが付属し、幅43.2cm、奥行17.8cm、高さ4.3cmの1U機器です。A-Linkで接続機器に電源と通信を提供するほか、ラック扉のバッジアクセスにも対応します。ラック管理までまとめたい場合に検討できる製品です。
結論
小規模ラックで温度監視を始めるなら、PoE給電とメール通知に対応するSTE2 R2が手軽です。SNMPトラップが必須の場合は条件に合わないため、ポーリング主体の監視環境で使いましょう。
有線センサーを増やしてZabbixやトラップで監視するなら、RMS-3200が候補です。無線子機や交流電流を含む多点監視にはRMS-4000が有力。sensorProbeX+は拡張性とブザー通知、NetBotz 750は漏水・煙・扉・カメラまでまとめられる点が特徴です。
測定点の数、通知方式、接続するセンサーを確認すると、必要な機種を絞りやすくなります。価格は本体と必要なセンサーや子機を含む構成で確認しましょう。販売時期や販路によって変わるため、購入時点の価格が目安です。
Amazon の PC をスコア化してみた
Amazonにある8〜14インチの小型WindowsタブレットやノートPCを、スペック別にスコア化して比較・ランキング。


