PR:この記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。
電子工作用の鉛フリーはんだワイヤーは、合金名だけでは使い勝手を想像しにくいものです。線径も大事で、細い線は送り量を調整しやすく、太い線は一度に多く供給できます。
今回取り上げるのは、線径0.3〜0.81mmの6製品。SAC305系の細線から銀を含まない大巻、フラックス分類の明確な製品まで、仕様には幅があります。
おすすめ早見表
まず線径と巻量を見てみましょう。フラックスの種類も並べると、同じ鉛フリーでもそれぞれの特徴が分かります。
| 製品 | 線径・巻量 | 合金・フラックス | 向いている作業 |
|---|---|---|---|
goot 鉛フリーはんだ | 0.3mm・45g | SAC305・ヤニ入り | 微細な基板作業 |
HAKKO HEXSOL | 0.6mm・150g | Sn99・Ag0.3・Cu0.7、ヤニ入り | 高密度基板・微細部品 |
goot 銀レス | 0.6mm・500g | Sn-Cu-Ni-Ge・無洗浄ヤニ入り | 使用頻度の高い作業 |
| 日本アルミット SR-37 | 0.8mm・100g | SAC305系・SR-37 | 一般的な手はんだ |
| MG Chemicals 4900 | 0.81mm・113.4g | SAC305・REL0無洗浄 | 残渣の性質を重視する作業 |
| FELDER ISO-Core Clear | 0.35mm・100g | SAC305・合成樹脂系 | 細かな手はんだ・自動はんだ |
融点が記載された製品では217〜227℃と幅があります。はんだごての設定温度と合金の融点は別の数値なので、こてや部品の仕様も照合しましょう。
0.3mmと0.35mmは細かな端子へ少しずつ送りやすい径です。0.8mm前後は比較的大きな接合部に使いやすく、0.6mmはその中間にあたります。
goot 0.3mm
gootの鉛フリーはんだは、0.3mmの細線で45g巻。SAC305組成のヤニ入りです。微細な基板作業で、ワイヤーを少しずつ送りたい人におすすめです。
合金はSn 96.5%、Ag 3.0%、Cu 0.5%で、融点は217〜220℃。銀を含むSAC305系を使いたい人にも適しています。
参考長さは約107mと長めです。45g巻でも細線なので長さがあり、送り量を細かく整えられます。太線を使い慣れた人には、供給量の感覚の違いも分かりやすいでしょう。
HAKKO 0.6mm
HEXSOLは0.6mm・150g巻で、参考長さは約72m。高密度プリント基板や微細部品向けの仕様です。0.3mm級より送り量を多めに取りやすい中間径。
合金はすず99%、銀0.3%、銅0.7%で、融点は227℃。ヤニ入りで銀の含有量を抑えた組成を使いたい人におすすめです。JIS Z 3282 A級相当の規格表示もあります。
参考価格は税込4,950円の公式希望小売価格です。実売価格は時期や販売店によって変わるため、購入時に店頭や販売ページの価格を確認してください。
goot銀レス500g
gootの銀レスは、銀を含まないSn-Cu-Ni-Ge系の合金です。線径0.6mm、巻量は約500g。電子工作を頻繁に行う人が継続して使うのに適した大巻です。
融点は227℃。ヤニ入りの無洗浄タイプで、フラックス分類はROL1です。用途には挿入部品と表面実装のはんだ付けが含まれます。
500g巻は45gや100g巻よりかなり大きく、たまに工作する程度だと持て余すかもしれません。作業量が多く、銀を含まない合金を使いたい人におすすめです。
アルミット0.8mm
日本アルミットのSR-37は0.8mm・100g巻。一般的な手はんだ用の線径で、0.3mmの細線より一度に供給できる量が多いサイズです。
合金はSAC305系のLFM-48Sで、融点は217〜221℃。ヤニ入りフラックスSR-37の含有量は3.5%です。
フラックスは初期ぬれ性と飛散への対策が特徴。LFM-48Sはコテ先食われ対策合金で、こて先の消耗に配慮した仕様を探す人におすすめです。
日本アルミット SR-37
Amazonで探すMG Chemicals
MG Chemicalsの4900はSAC305で、線径0.81mm、113.4gのスプールです。太めのワイヤーを使いたい人や、フラックス分類を確認したい人におすすめです。
融点範囲は217〜221℃、フラックス含有量は2.2%。合成樹脂系の無洗浄フラックスで、分類はJ-STD-004BのREL0です。ハロゲンも含みません。
残渣は非腐食性・非導電性で、飛散防止仕様です。無洗浄タイプでも残渣がなくなるわけではないため、外観や工程の条件がある作業では、この性質を確かめておきましょう。
MG Chemicals 4900
Amazonで探すFELDER 0.35mm
FELDERのISO-Core Clearは0.35mm・100g巻で、手はんだ付けと自動はんだ付けに対応しています。細い線を使いつつ、45g巻より多めに用意したい人におすすめです。
合金はSn 96.5%、Ag 3.0%、Cu 0.5%のSAC305。フラックスはコロホニーを含まない合成樹脂系です。加熱時に飛散せず、残渣は透明になります。
ガス放出は最小限で、においは中性とされています。100MΩ試験にも合格。フラックスの残り方やにおいを重視する人、細線で作業する人におすすめです。
FELDER ISO-Core Clear
Amazonで探す鉛フリーの基礎
鉛フリーはんだは鉛を含むはんだの代替として使われますが、合金組成や融点は製品ごとに違います。融点が記載された製品は217〜227℃の幅があるため、同一の温度条件で扱えるとは限りません。
ヤニや樹脂系フラックスは接合面のぬれを助けます。無洗浄タイプは後洗浄を前提としないものの、残渣が残る場合があります。用途や基板の条件も確認しましょう。
鉛フリーでも、作業時にフラックス由来の煙やガスが出ることがあります。細線を使う場合も、作業場所の換気は確保しておきたいですね。
結論
細かな基板作業には、0.3mmのgootか0.35mmのFELDERがおすすめです。SAC305と透明な残渣を重視するならFELDER、45g巻と約107mの長さを求めるならgootが合います。
一本目に中間径を試すなら、HAKKOの0.6mm・150g巻がバランスのよい選択です。銀を含まない合金を日常的に多く使う人には、同じ0.6mmのgoot銀レス500g巻をおすすめします。
一般的な手はんだ用の太さなら日本アルミットの0.8mm、分類表示や残渣の性質を重視するならMG Chemicalsの0.81mmがおすすめです。作業量に合う巻量とフラックス仕様を選ぶと、作業台で扱いやすい一本が見つかります。
Amazon の PC をスコア化してみた
Amazonにある8〜14インチの小型WindowsタブレットやノートPCを、スペック別にスコア化して比較・ランキング。




