ホームラボの屋外LANにおすすめのPoE対応サージプロテクター5選

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ホームラボから屋外へLANを延ばして、アクセスポイントや監視カメラへPoE給電する。そんな構成なら、サージプロテクターも配線計画に加えたいところです。通信速度だけでなく、接地や防水も製品ごとに条件が異なります。

雷による故障を完全に防ぐ装置ではありません。それでも、屋外ケーブル経由の過電圧が接続機器へ及ぼす影響は抑えられます。紹介する5製品は、PoE規格と設置場所で向き不向きが分かれます。

早見表

先に5製品の仕様を一覧にしました。保護器を屋外に置くのか、ケーブルを建物へ引き込んだ後に置くのかで、適した製品は変わります。

製品回線・PoE筐体・接地向く構成
Ubiquiti ETH-SP-G2Ubiquiti ETH-SP-G21Gbpsと2.5GbEの表記あり・802.3afIPX5・接地が必要屋外PoE回線
MikroTik GESP1GbE・Passive PoEIP67・外部接地Passive PoE機器
Zyxel SURGEPRO-GE1GbE・802.3bt最大60W屋内設置・接地ねじ別途高出力PoEの引込後
Tycon Power TP-ESP-10G-POE10GbE・IEEE規格PoEとPassive PoE防水箱が別途必要10GbEのPoE回線
CITEL LAN-10G-POE-CR10GbE・802.3bt最大100WIP67・建物のPEへ接地屋外10GbE PoE++

販売価格は店舗や在庫、為替、取り寄せ条件によって時期ごとに変わります。海外製品は国内在庫か輸入品かで納期や総額にも差が出るため、注文時の価格を確認してください。

防水等級のないモデルを屋外に露出させたり、対応していないPoE方式を通したりすると、保護や給電に支障が出ることもあります。設置場所と給電規格を合わせて考えましょう。

サージ保護の前提

LAN用サージプロテクターは、ケーブルから入る電気的なサージを接地側へ逃がし、接続機器を保護する部品です。建物全体の雷対策をこれ一台で済ませることはできません。

接地端子や接地線は、適切な接地構造につなぐ必要があります。屋外では防水性に目が向きがちですが、接地線の接続先も確認してください。未接地の状態では、筐体の性能を活かせません。

PoE回線ではデータと給電の両方が保護器を通ります。IEEE 802.3af、802.3at、802.3btとPassive PoEは別の方式です。カメラやアクセスポイントの給電規格に対応した製品を選びましょう。

通信速度も確認したいところです。1GbE用の製品を10GbE回線に挟むと、保護器が通信速度の上限になりかねません。リンク速度やケーブルカテゴリ、PoE規格、屋外設置の可否をまとめて確認してください。

Ubiquiti

Ubiquiti ETH-SP-G2は、RJ45メス端子を2つ備えたインライン型です。屋外へ延びるPoE回線にも非PoE回線にも挟めるので、アクセスポイントやカメラへ続くLANを保護できます。

速度表記には注意が必要です。公式ページ内には最大1Gbpsと2.5GbEの両方が記されています。1GbE構成には合わせやすい一方、2.5GbEが必須なら販売元に対応速度を確認してください。

PoEに対応し、クイックスタートガイドではIEEE 802.3afを案内しています。IPX5の防水性能があり、動作温度は-30〜65℃です。IPX5には防塵等級が含まれないため、粉じんの多い場所では設置環境にも配慮しましょう。

付属のM5セルフタッピングねじで、接地済みの金属ポールなどへ固定できます。別の接地構造につなぐ場合はM5ねじとナットを用意し、長さ40cm以下、16AWG以下の接地線で接続します。

Ubiquiti ETH-SP-G2

Ubiquiti ETH-SP-G2

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MikroTik

MikroTik GESPはRJ45オスとメスを備え、10Mbps、100Mbps、1000Mbpsに対応します。IP67の筐体を持ち、動作温度は-40〜70℃。屋外用の防水ケースを追加できない場所で使う人におすすめです。

対応するPoE方式はPassive PoEです。接続機器がPassive PoEに対応していることを確認してください。IEEE 802.3af、802.3at、802.3btの機器を使う場合は、接続前に互換性を確かめましょう。

試験波形は8マイクロ秒と20マイクロ秒の組み合わせで、放電電流は3kAです。接地線は、接地されたラックやマスト、建物などの構造物へ固定します。

長いケーブルでは、メーカーが両端への設置を推奨しています。屋外側に加えて、建物への引込側にもサージが伝わる可能性を考えた構成です。長距離配線では設置位置も確認したいですね。

MikroTik GESP

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Zyxel

Zyxel SURGEPRO-GEはRJ45端子を2つ備え、10Mbps、100Mbps、1000Mbpsの回線に対応します。屋外露出向けのIP等級は示されていません。雨の当たる場所を避け、ケーブルを建物へ引き込んだ後の屋内側に設置する製品です。

PoEはIEEE 802.3af、802.3at、802.3btに対応し、802.3btでは最大60Wを通せます。最大動作電圧は60VDC。屋外カメラやアクセスポイントに給電しながら、保護器を室内に置く構成に合います。

最大放電電流は8kAで、応答時間は5ns未満です。動作温度は-40〜85℃。この温度範囲は防水性能を示すものではないため、屋内でも結露しやすい場所への設置は避けましょう。

接地線は現地の接地端子へ接続します。接地ねじは付属せず、接地抵抗5Ω未満または現地規則への適合が案内されています。ねじや接地端子の準備も忘れずに。

Zyxel SURGEPRO-GE

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Tycon Power

Tycon Power TP-ESP-10G-POEは、最大10GbpsでCat5からCat6aまで対応します。シールドRJ45ジャックを備え、LANの全8線を保護。屋外ケーブルを含む10GbE回線に使えます。

PoEはIEEE 802.3af、802.3at、802.3btとPassive PoEに対応します。24Vまたは48V系で使え、対応システムは最大58Vです。金属筐体と取付脚を備え、接地線は利用者側の接地システムへつなぎます。

保護器本体に屋外防水性能はありません。屋外設置には別売の防水エンクロージャーが必要です。むき出しのまま雨に当たる場所は避け、保護器と防水箱を一組として考えてください。

サージ仕様は10kAで、IEC 61000-4-5準拠、UL 497B登録です。動作温度は-40〜90℃。防水箱の収まりや温度条件、接地線の接続先まで確認しましょう。

Tycon Power TP-ESP-10G-POE

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CITEL

CITEL LAN-10G-POE-CRは、Cat6AのSとFTPを組み合わせたケーブルで最大10Gbps、最大周波数500MHzに対応します。金属筐体はIP67(NEMA6)です。ケーブルグランドとシールドRJ45入出力を備え、壁やポールに取り付けるU字ブラケットも付属します。

IEEE 802.3btに対応し、最大100W、60VDC・2AまでPoE給電できます。高出力の屋外アクセスポイントやカメラに10GbEで給電する構成に使えます。

合計最大放電電流は16kAです。取付資料ではケーブル引込点近くへの設置を案内しています。接地線は建物の保護接地(PE)へ接続してください。IP67でも接地は必要です。

メーカー米国ストアの発送先は米国内のみで、納期確認も必要です。日本国内での調達経路や取り寄せ期間を確認しましょう。入手時期は流通経路によって変わります。

CITEL LAN-10G-POE-CR

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結論

屋外の1GbEでPassive PoEを使う人には、IP67筐体のMikroTik GESPがおすすめです。802.3afのUbiquiti ETH-SP-G2も使えますが、2.5GbEの速度表記は購入前に確認してください。

802.3btの1GbE回線を屋内側で守るならZyxel、屋外の10GbEで高出力PoE++まで通すならCITELが合います。10GbEとPassive PoEの両方が必要ならTyconを選べますが、防水エンクロージャーは別途必要です。

回線速度、PoE規格、防水性、接地方法が合う製品を選ぶことが大切です。参考価格は販売時期や調達経路によって変わるため、納期とあわせて購入時点の価格を確認してください。

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