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JavaScriptでデータ構造やアルゴリズムを実装まで学べる本を探している方へ。中級者向けの本は、扱う範囲と演習の深さに差があります。コードの効率も考えながら学べるかが、選ぶ際の見どころです。
JavaScript本のおすすめを探すと、日本語で幅広く実装例を追える本もあれば、英語でBig Oや演習に取り組む本もあります。短い範囲に絞った一冊もあり、学びたい内容によって候補が変わります。
ここでいう中級は、変数や関数、配列やオブジェクトを使った経験があり、コードの動きを追える段階です。データ構造を基礎から学び直したい人も、実務や面接に向けて計算量を整理したい人も、目的に合う本を探せます。
早見表
| 書籍 | 主な強み | 対象読者 |
|---|---|---|
JavaScriptによるはじめてのアルゴリズム入門 | 数値計算からグラフまで広く実装 | 日本語で動かしながら学びたい人 |
Data Structures and Algorithms in JavaScript | Big O、幅広い構造、解答集 | 英語で体系的に学びたい開発者 |
| A Common-Sense Guide to Data Structures and Algorithms in JavaScript, Volume 1 | Big Oと章ごとの演習・解答 | コード改善の考え方を身につけたい人 |
JavaScript Data Structures and Algorithms | JavaScriptの仕組みと構造を関連づける | 既存のWeb開発者や独学中の人 |
JavaScriptによるアルゴリズム入門 | 基礎的な題材に絞った226ページ | 短めの本で要点を押さえたい人 |
日本語で広く学ぶなら、河西朝雄著と山本修身著が候補です。河西本は数値計算やゲームまで扱い、山本本は基本的なアルゴリズムに焦点を絞っています。同じ日本語の本でも、学べる範囲には差があります。
英語の3冊は、どれもJavaScriptのコードを扱います。Big Oや演習を重視するか、JavaScriptの数値やメモリの扱いまで知りたいかで、読む本の候補が変わります。
河西本の参考価格は3,520円(税込)、山本本は2,500円(税別)です。どちらも定価を目安にしてください。実売価格は購入時期や店舗によって変わります。
中級の論点
データ構造の名前を覚えたあとは、各操作にかかる時間やメモリをコードで確かめます。Big Oを使うと、入力が増えたときの処理量の変化を整理できます。
たとえば配列の先頭から要素を取り除くと、後ろの要素を詰める処理が必要になる場合があります。末尾への追加やキーによる検索なら、構造によって処理量が異なります。データ構造の名前だけでなく、実際に使う操作に注目しましょう。
ハッシュテーブルの検索は平均的には速い処理です。ただし、衝突への対処やデータ量によって計算量は変わります。定数時間と暗記するより、どんな前提に基づく評価なのかを本で確かめる習慣が役立ちます。
再帰や木、グラフでは時間計算量だけでは見落としがあります。呼び出しスタックや補助データに必要なメモリも考えたいところ。時間と空間の両方を扱う本なら、改善案を比べやすくなります。
河西本
『JavaScriptによるはじめてのアルゴリズム入門』は河西朝雄著、技術評論社刊です。全512ページで、ソートや探索のほかに数値計算や再帰を扱い、スタック・キュー・リスト・木・グラフも収録しています。
題名に「はじめて」とありますが、扱う内容は幅広めです。基礎からパズルやゲームへ進む構成で、アルゴリズムを実装して動かしたい初〜中級者におすすめです。
掲載プログラムはp5.js Webエディタで実行できます。例を動かして確かめながら読みたい人にとって、実行環境が用意されているのはうれしいですね。
参考価格は3,520円(税込)です。実売価格は時期や店舗で変わります。512ページあるので、ソート・木・グラフなど関心を持ったテーマの章から読み進められます。
Kereki本
Federico Kereki著『Data Structures and Algorithms in JavaScript』は、2024年11月刊の592ページです。リスト・集合・マップ・二分木・ヒープ・デジタル探索木・グラフを扱い、構造を幅広く学べます。
ソートや探索に加えて、選択・シャッフル・サンプリングも扱い、関数型データ構造を収録しています。データ構造とアルゴリズム設計を合わせて理解したい人におすすめです。
Big O表記を使った分析や最適化も扱います。計算量を学びたい人や、フロントエンド・バックエンド開発に携わる人に適した内容です。
紙版は出版社でPrint Bookとして販売され、電子書籍も付属します。目次にはAnswer Keyもあります。構造の幅や理論に加えて、解答も確認しながら読みたい人に合います。
Wengrow本
Jay Wengrow著『A Common-Sense Guide to Data Structures and Algorithms in JavaScript, Volume 1』は、2024年8月刊の第1巻です。全514ページで、本文・演習・解答のコードにはJavaScriptを使い、ES6以降に対応しています。
配列・ハッシュテーブル・スタック・キューから、連結リスト・二分探索木・ヒープ・Trie・グラフまで扱います。Big Oに加えて時間計算量と空間計算量も扱い、構造ごとの操作効率を比べられます。
各章に演習があり、詳しい解答も掲載されています。読むだけで終わらず、自分で書いたコードと解答を照らせる構成です。技術面接の準備にも利用できます。
出版社は紙版をIn PrintのPaperback Formatsとして案内しています。Big Oと演習で実装の速さや改善の理由を学びたい中級者には、Wengrow本がおすすめです。
A Common-Sense Guide to Data Structures and Algorithms in JavaScript, Volume 1
The Pragmatic Programmers
Amazonで探すBae本
Sammie Bae著『JavaScript Data Structures and Algorithms』は、2019年刊の第1版です。本文357ページに前付XXIページがあり、JavaScriptの言語仕様とデータ構造を関連づけて学べます。
配列・オブジェクトのほか、JavaScriptの数値や文字列を扱い、メモリ管理やプロトタイプ継承にも触れます。言語の基礎をアルゴリズム実装にどう生かすか整理したいWeb開発経験者や独学中の人に合います。
連結リスト・木・ヒープ・グラフ・ハッシュテーブルを収録。探索・ソート・再帰に加え、幅優先・深さ優先探索や動的計画法も扱います。Big Oの章にコード例・例題・演習も収録しています。
言語の仕組みと基本構造をまとめて学び直す人には、Bae本がおすすめです。紙版はSoftcoverとして出版社で販売されています。
山本本
山本修身著『JavaScriptによるアルゴリズム入門』は、近代科学社Digital刊の印刷書籍版です。226ページのA5判で、2022年2月18日に発行されました。扱うのは初等的なアルゴリズムです。
反復・再帰・木探索・ハッシング・ソートに加え、計算量の理論も扱います。解法プログラムの例とともに、基本の考え方を追える一冊です。
226ページと比較的短く、分厚い本を読む前に基礎を整理したい人におすすめです。スタックやグラフまで詳しく学ぶ人には、河西本や英語の専門書も候補になります。
参考価格は2,500円(税別)です。実売価格は時期や店舗で変わります。扱う範囲を絞った本を探している人には、予算を立てやすい選択肢です。
結論
日本語で幅広いテーマを実装しながら学ぶ人には、河西本をおすすめします。掲載プログラムをp5.js Webエディタで実行でき、数値計算から木やグラフまで触れられます。基本を短く復習したい場合は山本本を選んでください。
演習とBig Oで中級の力を伸ばしたいなら、Wengrow本が第一候補です。章ごとの課題と詳しい解答で、改善の理由まで考えられます。多様な構造や関数型データ構造を学ぶならKereki本がおすすめです。
JavaScriptの数値、メモリ、プロトタイプ継承とデータ構造をまとめたい人にはBae本がおすすめです。自分の目的に合う本で例を実行し、同じ考え方を自分のコードに適用する。この繰り返しが、中級者の学び直しを実装力につなげます。
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