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Javaの並行処理を学ぶと、ExecutorServiceとCompletableFutureが続けて出てきます。二つの役割をつかみにくく感じることもありますよね。
本記事では、スレッドとタスク管理の基本を押さえながら、並行処理を学べるJava本を5冊紹介します。APIの仕組みと本の内容を結びつけ、どんな知識を補えるのか見ていきましょう。
紹介書籍の早見表
まず、各書籍の対応Javaや並行処理の範囲、言語を一覧にしました。Java全体を学ぶ本もあれば、ExecutorやCompletableFutureを調べやすい本もあります。
| 書籍 | 対応Java・並行処理の軸 | 言語 |
|---|---|---|
スッキリわかるJava入門 実践編 第5版 | Java 25、スレッドによる並列処理 | 日本語 |
改訂3版 Javaポケットリファレンス | Java SE 8~14、CompletableFutureなどのAPI | 日本語 |
Java 9 Concurrency Cookbook | Java 9、Executorsや非同期処理のレシピ | 英語 |
Modern Java in Action | Java 8~10、Futuresと非同期API | 英語 |
Core Java, Volume I: Fundamentals | Java 25、ThreadからCompletableFutureまで | 英語 |
参考価格は『スッキリわかるJava入門 実践編 第5版』が税込3,300円、『改訂3版 Javaポケットリファレンス』が税込3,278円です。『Modern Java in Action』はUS$69.99、『Core Java』はUS$89.99が目安です。
表示額は公式の希望小売価格または定価を参考にしています。実売価格は時期や販売店によって変わるため、購入時に確認してください。海外書の価格はドル表記です。
並行処理の基礎
並行処理とは、複数の仕事を同じ時間帯に進める考え方です。複数のCPUコアで同時に動かす場合だけでなく、処理の待ち時間に別の仕事を進める場合も含みます。
たとえば商品ページで、在庫・配送日・レビューを取得するとします。順番に待てば表示に時間がかかりますが、互いに独立した問い合わせを並行して進めると、全体の待ち時間を縮められる可能性があります。
ただし、並列化すれば必ず速くなるわけではありません。共有データの更新やタスクの起動コスト、接続先への負荷も考慮が必要です。処理同士の依存関係を確かめて、同時に進められる仕事を見定めましょう。
Executorの役割
ExecutorServiceはタスクを受け取り、スレッドの作成や再利用を管理します。タスクを登録する側と実際に動かす環境を分けられるため、処理ごとにThreadを作るより実行を管理しやすくなります。
タスクをsubmitへ渡すとFutureが返ります。Future.get()で結果を受け取れますが、処理が終わるまでは呼び出し元も待機します。画面表示やサーバーの処理スレッドを長く止めないよう気をつけたいですね。
タスクを動かし始めたら、終了の段取りも忘れずに。shutdown()で新しいタスクの受付を止め、実行中の処理が終わるのを待つ場合はawaitTermination()も使います。Java 19以降はtry-with-resourcesで扱えるため、終了まで管理しやすくなっています。
newFixedThreadPoolは同時に動くスレッド数を制限しますが、待機タスクのキューは無制限です。仕事が一度に集中するサービスでは、スレッド数だけで安心しないこと。キューの上限や、受け付けられない場合の動作も設計に含めましょう。
実践編第5版
『スッキリわかるJava入門 実践編 第5版』は中山清喬著、株式会社フレアリンク監修のインプレス刊です。全736ページで、2026年6月23日発行のJava 25(LTS)対応書です。
Chapter 16では「スレッドによる並列処理」を扱います。独学でJavaを学び、中級者を目指す人を対象にした実践書。Javaの実務知識と合わせて並行処理を学べます。
新刊購入者は特典として、dokojavaの機能強化版を利用できます。Java 25を学びながらスレッドの考え方も押さえたい人に合います。ExecutorServiceやCompletableFutureのAPIを細かく調べる場合は、リファレンス形式の本を併用できます。
ポケットリファレンス
『改訂3版 Javaポケットリファレンス』はWINGSプロジェクトの髙江賢著、山田祥寛監修で、技術評論社から刊行されています。2020年8月27日発売の672ページ。対応JavaはSE 8~14です。
Threadやスレッドプール、Fork/Joinのほか、CompletableFutureやReactive Streamsも項目にあります。Concurrency Utilitiesも扱うリファレンス形式で、処理の目的からメソッドや書式を探せます。
CompletableFutureの実行、後続処理、例外処理、複数タスクの連携を確認できます。Java 14までを対象にした本なので、新しいJava環境の構文や仕様に触れるときは、現在の公式ドキュメントも合わせて確認しましょう。
Cookbook第2版
『Java 9 Concurrency Cookbook』はJavier Fernández González著の英語書で、Packtから刊行されています。2017年4月25日発行の594ページ。Java 9を使った並行処理が中心です。
Thread管理と同期を扱い、Thread ExecutorsやFork/Joinにも触れます。CompletableFutureによる非同期処理も、手順や仕組みを示すレシピ形式で学べます。個々の処理を順にたどりたい中級以上の開発者におすすめです。
英語の技術書を読み慣れていて、並行処理の事例を広く追いたい人に合います。コードはJava 9世代が中心。Java 25の最新仕様を学ぶ本というより、APIの考え方や典型的な処理パターンを補う資料として役立ちます。
Modern Java
『Modern Java in Action』はRaoul-Gabriel Urma、Mario FuscoとAlan Mycroftの共著で、Manning刊の英語書です。2018年9月発行の592ページで、Java 8をベースにJava 9・10の機能を扱います。
Futuresや非同期APIの考え方をふまえ、CompletableFutureの結果取得、非ブロッキング処理、タスクの連結をコード例で学べます。ラムダ式などの関数型の書き方と、非同期処理のつながりを理解したい人に適しています。
公式価格はUS$69.99が目安で、実売価格は時期や販売店によって変わります。英語で読むことに抵抗がなく、CompletableFutureとモダンJavaの考え方を一緒に学びたい開発者におすすめです。
Core Java第14版
『Core Java, Volume I: Fundamentals』第14版はCay S. Horstmann著で、Oracle Press(Pearson)刊の816ページです。2025年刊行でJava 25に対応し、英語でJava言語とプラットフォームを広く学べます。
Chapter 10ではThreadとExecutor Servicesを扱い、Completable Futuresや非同期計算も解説します。幅広い言語機能とライブラリ機能を実例とともに確認できるため、並行処理を含むJava全般を深く学びたい経験者に合います。
公式価格はUS$89.99が目安で、実売価格は販売時期や店によって変わります。Java 25対応の総合書を探す経験者におすすめです。英語で読む分量や、並行処理以外の幅広い内容も考慮しましょう。
結論
並行処理を初めて学ぶなら、Threadとタスク管理を押さえた後にFutureやCompletableFutureで非同期の流れを追うと理解しやすくなります。ExecutorServiceは実行環境を管理し、CompletableFutureは結果に続く処理を組み立てます。まずはこの違いから。
Java 25対応の日本語書を軸にするなら『スッキリわかるJava入門 実践編 第5版』、APIを調べながら実装するなら『改訂3版 Javaポケットリファレンス』が候補です。英語で専門例を学ぶなら『Java 9 Concurrency Cookbook』、関数型と非同期APIをつなげたいなら『Modern Java in Action』が役立ちます。
現行Javaと総合的な理解を重視する経験者には『Core Java』第14版がおすすめです。購入時は対応Java、言語、実例の深さを学習環境に照らしてください。価格は参考額として、実際の販売店で確認しましょう。
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