自作インターホン用のカメラや開発キットは、カメラ方式や必要な周辺機器まで考えると、どれを選べばよいか迷いますよね。
Raspberry Pi AI Cameraはセンサー上のアクセラレーターでニューラルネットワークを処理でき、MEMENTOには撮影画像をAdafruit IOへ送るドアベル作例があります。
今回は、カメラモジュールやAI開発キットなど、確認できた6商品をまとめます。
おすすめ商品の早見表
| 商品名 | 参考価格(2026-11-03時点) | AI・演算機能 | カメラの対応・撮影仕様 | 使用条件 |
|---|---|---|---|---|
Raspberry Pi AI Camera | 16,800円 | Sony IMX500センサーにニューラルネットワークアクセラレーター搭載 | フル解像度4056×3040、10-bit、10fps | すべてのRaspberry Piモデルに対応。標準カメラコネクターケーブルを使用 |
Seeed Studio XIAO ESP32-S3 Sense | 4,580円 | ESP32-S3デュアルコア、最大240MHz | OV5640またはOV3660搭載で出荷される場合あり。OV2640にも対応 | 拡張ボードの使用を推奨 |
Freenove ESP32-S3 CAM Board Kit(16MB Flash・1GBカード付き) | 3,080円 | ESP32-S3デュアルコア、最大240MHz | カメラ搭載 | プログラミング時はIDE・ドライバーをインストールしたコンピューターとUSBケーブルが必要 |
NVIDIA Jetson Nano 開発者キット B01 | 46,800円 | 小型AIコンピューター | MIPI CSI-2カメラコネクター | 起動・メインストレージ用microSDカード(32GB UHS-1が最小推奨)。Micro-USB給電には5V⎓2Aを供給できる電源が必要 |
Yahboom Jetson Orin Nano 8GB開発キット | 113,699円 | 最大34~67 TOPS(Jetson Orin Nanoシリーズモジュール) | — | — |
| Adafruit MEMENTO – Python Programmable DIY Camera – Bare Board | — | 顔検出・顔認識の作例あり | ドアベル作例ではオートフォーカス撮影 | SMS通知を設定する場合は有料のAdafruit IO Plusが必要 |
Raspberry Pi AI Camera
Raspberry Piを使って自作インターホンを組み、カメラ側にAI推論機能を持たせたい人には、Raspberry Pi AI Cameraがおすすめです。Sony IMX500センサーにニューラルネットワークアクセラレーターを搭載し、フル解像度では4056×3040、10ビット、10fpsで撮影できます。すべてのRaspberry Piモデルに対応しており、標準カメラコネクターケーブルを使います。

Seeed Studio XIAO ESP32-S3 Sense
カメラ・デジタルマイク・SDカード対応を組み合わせたESP32-S3基板で自作インターホンを作りたい人には、Seeed Studio XIAO ESP32-S3 Senseがおすすめです。カメラやSDカードなど拡張ボード上の機能を使う構成では、Sense本体に拡張ボードを組み合わせます。カメラの型番は出荷時期によって異なる場合があります。紹介データにはOV2640とありますが、メーカー資料ではOV2640は生産終了とされ、OV5640またはOV3660を搭載した基板が出荷される場合があります。

Freenove ESP32-S3 CAM Board Kit(16MB Flash・1GBカード付き)
カメラ付きESP32-S3基板を使い、プログラムや周辺機能を自分で組み立てたい人には、Freenove ESP32-S3 CAM Board Kitがおすすめです。カメラ、無線機能、メモリーカードスロットを備え、1GBメモリーカードとカードリーダーが付属します。チュートリアルには、MicroPythonとCのコード例が用意されています。プログラミング時は、IDEとドライバーをインストールしたコンピューターとUSBケーブルを使います。チュートリアルはオンラインで提供され、紙のチュートリアルは付属しません。また、MicroPython版の説明には一部異なる点がある場合があります。

NVIDIA Jetson Nano 開発者キット B01
カメラを使ったAI処理を自分で組み立てる開発キットを探している人には、NVIDIA Jetson Nano 開発者キット B01がおすすめです。キットにはJetsonモジュールとキャリアボードが含まれ、MIPI CSI-2カメラコネクターも備わっています。セットアップでは、起動・メインストレージ用のmicroSDカードを使い、32GB UHS-1が最小推奨です。Micro-USB給電には、5V⎓2Aを供給できる電源が必要です。ディスプレイを使わずに初期設定する場合は、バレルジャック付きDC電源と別のコンピューターが必要です。

Yahboom Jetson Orin Nano 8GB開発キット
Jetson Orin Nano 8GBを土台に、AI処理を組み込む自作インターホンを作りたい人には、Yahboomの開発キットがおすすめです。商品情報には、256GB SSDが含まれると記載されています。AI性能はJetson Orin Nanoシリーズモジュールで最大34~67 TOPS、消費電力は7~25Wとされています。どちらの値も、シリーズモジュールについて示されています。

Adafruit MEMENTO – Python Programmable DIY Camera – Bare Board
ボタンを押したときに撮影と来訪通知を行う自作ドアベルを作りたい人には、Adafruit MEMENTOがおすすめです。作例では、ミニLEDアーケードボタンを押すとブザーが鳴り、カメラがオートフォーカスして撮影します。画像はAdafruit IOへ送られ、撮影写真を含むメールが届きます。電子部品を収める3Dプリント筐体も作例で使われています。顔認識を組み込みたい場合は、事前に顔を登録する作例があります。SMS通知を利用する場合は、有料のAdafruit IO Plusサブスクリプションが必要です。
使いたい構成から選ぶ
- Raspberry Piに接続してカメラ側でAI推論を行いたい人
- カメラ・デジタルマイク・SDカード対応の基板を使いたい人
- ESP32-S3のカメラ基板とコード例を使って組み立てたい人
- MIPI CSI-2カメラを使うAI開発キットを探している人
- ボタン撮影や写真付きメール通知を含むドアベル作例をもとに作りたい人
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