残留応力の測定や解析を学ぶ本は、扱う測定法や対象が異なるため、どれを選べばよいか迷いますよね。
X線測定の基礎を学べる本や、付属CDのプログラムで溶接変形の計算を体験できる本があります。
今回は、残留応力の測定・解析に関する書籍を紹介します。
おすすめ商品の早見表
| 商品名 | 主な扱い分野 | 判型 | 参考価格 |
|---|---|---|---|
鋼の熱処理と残留応力 | 普通焼入れ・高周波焼入れによる残留応力 | — | 3,300円(2026年10月28日時点) |
溶接残留応力・溶接変形の解析 | アーク溶接の残留応力・変形の解析 | A5判 | 7,560円(2026年10月28日時点) |
残留応力のX線評価 | X線応力測定の基礎と応用 | A5判 | 6,600円(2026年10月28日時点) |
残留応力とゆがみ | 残留応力の測定法と加工によるゆがみ | A5判 | 4,180円(2026年10月28日時点) |
| 新版 技術者のための「溶接変形と残留応力」攻略マニュアル | 溶接残留応力・変形の予測と測定 | B5判 | — |
鋼の熱処理と残留応力
鋼の焼入れによる残留応力を学びたい人には、『鋼の熱処理と残留応力』がおすすめです。普通焼入れと高周波焼入れによる残留応力をそれぞれ章立てで扱い、残留応力測定法の章も設けられています。ひずみの実測データも収録されているので、測定法や焼入れによる残留応力とあわせて実測データに目を通せます。

溶接残留応力・溶接変形の解析
アーク溶接による残留応力や変形の解析を、基礎理論から学びたい人には『溶接残留応力・溶接変形の解析』がおすすめです。固有ひずみの概念による解析法を扱い、スリット型突合せ溶接継手を持つ長方形板や、円板のはめ板溶接における残留応力も取り上げています。固有ひずみ法による溶接熱弾塑性解析についても学べます。

残留応力のX線評価
残留応力のX線評価を基礎から学びたい人には、『残留応力のX線評価』がおすすめです。残留応力とX線応力測定の基礎は、初心者にも理解できるように説明されています。
応用として薄膜や接合・溶接材の応力評価を扱い、シンクロトロン放射光や中性子回折による測定も取り上げています。付録には、多結晶のX線応力測定に用いるcosα法と、表面除去による残留応力分布の補正が収録されています。

残留応力とゆがみ
加工に伴う残留応力とゆがみを学びたい人には、『残留応力とゆがみ』がおすすめです。冷間加工や熱処理、溶接による残留応力とゆがみを章ごとに扱っています。
測定法の章では、円筒や板、線材の残留応力測定を取り上げています。X線応力測定法や切裂法も目次に含まれており、測定の対象と方法を学びたいときに選べる一冊です。

新版 技術者のための「溶接変形と残留応力」攻略マニュアル
溶接による残留応力や変形を、計算も体験しながら学びたい人には、『新版 技術者のための「溶接変形と残留応力」攻略マニュアル』がおすすめです。3本の棒からなる1次元力学モデルを使い、残留応力の生成過程を説明しています。溶接や有限要素法にあまりなじみのない人にもわかりやすく読めるように書かれています。
計算プログラムと基本的な例題を収めたCDが付属し、本書の解説を参照しながら自分のパソコンで残留応力や変形の計算を体験できます。
目的に合わせた選び方
- 熱処理による残留応力を学びたい人
- 溶接による残留応力や変形を学びたい人
- X線による応力測定を学びたい人
- 溶接変形の計算を体験したい人
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