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エリオット波動の本を読みたいけれど、どれから始めるか。理論を学ぶ本とチャート事例を追う本があり、迷いますよね。個別株を分析するなら、決算や急落で見立てが揺らぐ場面も知っておきたいものです。
エリオット波動は、上昇局面の5波と調整局面の3波を基本に相場の動きを捉える分析法です。未来の株価を確実に当てるものではなく、同じチャートに複数の数え方が成り立つこともあります。
今回は、チャート分析の基礎から波動理論の深掘りまで学べる4冊を取り上げます。個別株のチャート事例を豊富に収録した本も紹介します。
エリオット波動とは
基本のリズムは、相場の流れに沿って進む5つの波と、その動きを戻す3つの波です。上昇相場なら、5波で上がった後に3波で調整する形が代表的なパターンになります。
波には大きさの異なる階層があります。週足ではひとつの波に見える動きも、日足では細かな波に分かれることがあり、時間軸によってカウントが変わってきます。
値動きの中に投資家心理のリズムを探せるのが、この理論の面白さです。同じチャートでも数え方は分かれます。「この形だから必ず上がる」と言い切るのは危険です。
波の名称を覚えるだけでは、実際の分析に結びつきません。見立てが崩れる条件や別のカウントもあり得ると理解し、ひとつの答えに飛びつかない姿勢が大切です。
おすすめ本一覧
4冊は、チャート分析の入門から波動理論の体系的な解説、個別株の実例まで内容が異なります。早見表でそれぞれの特徴と価格の目安を確認してください。
| 書名 | 税込参考価格 | 内容の軸 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
さらに確実に儲けるための売り時・買い時が学べる!株式投資の学校[チャート分析編] | 1,760円 | チャート全般、波動、フィボナッチ | 分析の基礎から始めたい人 |
エリオット波動入門 相場の未来から投資家心理までわかる | 6,380円 | 波動理論を体系的に解説 | 理論と個別株の章を読みたい人 |
図解 エリオット波動トレード | 3,080円 | チャート事例と売買戦略 | 実例から売買の流れを学びたい人 |
あなたのトレード判断能力を大幅に鍛える エリオット波動研究 改訂版 | 4,180円 | 波の階層、基本波形、個別株例 | 波形を深く学びたい人 |
価格は税込の参考価格で、定価を目安にしています。実際の販売価格は書店や時期によって変わるため、購入時に販売ページを確認してください。
チャート分析の初心者には、波動理論を全体の中に位置づけやすい入門書が候補になります。理論を深く学びたい人には体系書、事例を多く見たい人にはチャート中心の本がおすすめです。
個別株で数える難しさ
決算発表や業績予想の変更で、個別株の値段が急に跳ねることがあります。指数より動きが不連続になりやすく、教科書どおりの波形にならない場面も少なくありません。
上昇中の銘柄が決算を受けて窓を開けて下落したとします。上昇波が終わったのか、一時的な調整なのか。判断が分かれる場面です。波形だけを見ていると、値動きの背景を見落としかねません。
売買の少ない銘柄は、限られた取引でチャートの形が変わることもあります。波のカウントに加えて出来高や業績発表の日程を確認しましょう。株価の節目も判断材料になります。
見立てが外れたときに損失を広げない備えも必要です。予想の当たり外れに偏らず、どこまで逆行したらカウントを見直すか、損失をどの程度に抑えるかも投資計画に含めましょう。
複数の時間軸
週足と日足では、同じ銘柄が別々の波に映ることがあります。週足では上昇局面でも、日足では短い調整が続いている、といった捉え方です。波の階層を知らないと時間軸による違いを矛盾と感じやすくなります。
短い時間軸の波は細かく、急な値動きで形が変わることもあります。長い時間軸では細部が見えにくい一方、短期の上下には振り回されにくくなります。
本によっては、波の階層や大きさを表す用語も説明しています。用語を丸暗記するより、週足と日足で相場の全体像が変わることを先に理解しておきたいですね。
チャート分析編
『さらに確実に儲けるための売り時・買い時が学べる!株式投資の学校[チャート分析編]』は、チャート分析を広く学びたい初心者向けです。A5判206ページで、チャートの基礎や複数のテクニカル指標、売買タイミングを扱っています。
目次にはエリオット波動理論とフィボナッチ比率分析の項目があります。波の考え方を他の分析方法と並べて学べる構成です。編著者が効果を実感している株価チャートの事例も収録され、理論の全体像をつかむ助けになります。
2017年刊のため、掲載チャートの値動きや市場環境は現在と異なります。税込参考価格は1,760円。波動理論に加えて、株式投資のチャート分析を基礎から学びたい人におすすめです。
エリオット波動入門
ロバート・R・プレクター・ジュニアとA・J・フロストによる『エリオット波動入門 相場の未来から投資家心理までわかる』は、理論を筋道立てて学びたい人におすすめです。推進波と修正波、波の段階を表す用語、フィボナッチ比率などを扱います。
約326ページの本書には、個別株式を扱う章もあります。指数分析にとどまらず、個別株にも関わる理論として読めるのが特徴です。基本構造や専門用語をじっくり追いたい人に合います。
2009年刊で、税込参考価格は6,380円です。4冊の中では価格が高めなので、波動理論を中心に学びたい人におすすめします。幅広いチャート分析の入門書を探しているなら、先に『さらに確実に儲けるための売り時・買い時が学べる!株式投資の学校[チャート分析編]』を検討するとよいでしょう。
図解トレード
『図解 エリオット波動トレード』は、実際のチャートを見ながら波形を確かめたい人におすすめです。18銘柄を検証し、250のチャートを掲載しています。インパルスやジグザグ、フラットやトライアングルなどを事例から学べます。
エントリーの検討からストップによるリスク管理、手仕舞いまでを解説しています。理論が売買判断にどう結びつくのかを追いやすい構成です。RSIやローソク足に加えてMACDも登場し、波動以外の材料にも触れています。
2019年刊のA5判288ページで、税込参考価格は3,080円です。チャート事例から売買の流れを学びたい人におすすめ。掲載例の波形やリスク管理の考え方を、自分の銘柄を考える際の参考にしてください。
波動研究改訂版
波の階層や形を詳しく学びたい人には、『あなたのトレード判断能力を大幅に鍛える エリオット波動研究 改訂版』が候補です。インパルスとダイアゴナル、ジグザグやフラット、トライアングルの計5種類を解説し、波のルールやガイドラインも扱います。
A5判472ページの本書には、日経平均やドル円のほか、NYダウとナスダック100のカウント例もあります。個別株の波動も取り上げ、フィボナッチ数列やフラクタル構造まで学べる内容です。基本用語を押さえた後の深掘りにも使えます。
2024年10月発売の改訂版で、税込参考価格は4,180円です。内容が詳しいため、初めて波動理論に触れる人には情報量が多く感じられるかもしれません。波の数え方を段階的に研究したい人におすすめです。
結論
チャート分析をこれから学ぶなら、『さらに確実に儲けるための売り時・買い時が学べる!株式投資の学校[チャート分析編]』がおすすめです。波動理論とフィボナッチ比率に加え、株価チャートの基礎や複数の指標も扱い、分析全体の見取り図をつかみやすい一冊です。
波動理論を中心に学ぶなら『エリオット波動入門 相場の未来から投資家心理までわかる』、チャート事例と売買の流れを見たいなら『図解 エリオット波動トレード』がおすすめです。個別株の波形や階層まで掘り下げるなら、『あなたのトレード判断能力を大幅に鍛える エリオット波動研究 改訂版』を選ぶとよいでしょう。
決算や材料を受けて個別株の波形が崩れることもあります。本で学んだカウントは参考情報として扱い、別の見立てと損失管理も合わせて考えること。これが、エリオット波動を株式投資に取り入れる基本です。
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