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ホームラボで光ファイバーを扱っていると、リンク不安定の原因がパッチコードか配線の曲がりか、案外つかみにくいものです。手元で確認する道具としてVFLが役立ちます。
VFL(可視光源)は650 nmの赤い光をファイバーへ送り、断線や強い曲げから漏れる光を目印にします。短い区間を確認しやすい5機種を紹介します。
5機種の早見表
| 製品 | 確認距離の目安 | 端子とLC対応 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| Fluke Networks VisiFault | マルチ3 km、シングル4 km | SC・ST・FC・FJ、LC・MU用は別売アダプター | クラスII、堅牢性 |
Jonard Tools VFL-150 | 最大5 km | FC・SC・ST、LCアダプター付属 | 3モード、単4形電池 |
| TREND Networks VFF5 | マルチ3 km、シングル4 km | ST・SC・FC、LCには別売アダプターなど | 金属製、点滅時80時間超 |
| SENKO SMART CHECKER VFL | 5 km超 | SC・ST・FC・E2000、LC用は別売アダプター | UPC・APC対応 |
| VIAVI Solutions FFL-105 | 最大12 km | FC・SC・ST、LC・MU用は別売アダプター | 高出力、耐衝撃構造 |
5機種に共通するのは、650 nmの赤色光を使うことです。手元のケーブルに合う端子か、アダプターが付属するか、電池をどれだけ持たせたいかで使い勝手が変わります。
家庭内の短い配線では、確認距離の数字が決め手にならないこともあります。LC接続をすぐ試したいなら、アダプターが付属するVFL-150が手軽ですね。
VFLで分かることと、別の計器で調べることを押さえておきましょう。VFLは光損失を測る機器ではありません。
赤い光の役割
VFLはファイバー内に可視光を通し、途中で光が漏れる場所を探します。強く折れた箇所や断線では赤く光ることがあり、配線のどこに問題がありそうかを目で追えます。
たとえば、ラックの裏で曲がったコードや、余長を束ねたパッチコードを確認するとき。赤い光が漏れる箇所が見つかれば、怪しい区間を絞る手がかりになります。
光が見えないから正常だとは言い切れません。損失量や反射、通信品質を数値で示す機器ではなく、コネクターの汚れや端面の傷を調べる役割もありません。
VisiFault
VisiFaultは光出力1.3 mW未満のクラスIIモデルです。出力を抑えた機種を探している人や、工具箱に入れて持ち運ぶ人にはVisiFaultがおすすめです。1 mの落下試験も済んでいます。
本体の2.5 mmユニバーサルアダプターはSC・ST・FC・FJに対応。LCやMUを接続するには別売の1.25 mmアダプターが要ります。LCケーブル中心の環境なら、追加費用も見込んでおきましょう。
連続光のほか、2~3 Hzの点滅にも切り替えられます。単3形電池2本で連続モード80時間超。点検を繰り返す環境でも、電池交換の頻度を抑えられます。
Fluke Networks VisiFault
Amazonで探すJonard VFL-150
VFL-150はLC用の1.25 mmアダプターがキットに付属します。LCのパッチコードを使うホームラボでは、別途アダプターを探さずに済むのが利点です。最大確認距離はメーカー公称で5 km。
同梱されるVFL-25本体は1~5 mW、クラスIIIAです。連続、点滅、遅い点滅の3モードを備えています。照射の見やすさに応じてモードを変えられます。
電源は単4形電池2本で、動作時間は60時間です。FC・SC・ST用の2.5 mm接続口とLCアダプターがそろうため、複数の端子を試す小規模な検証環境で扱いやすいセットです。
TREND VFF5
VFF5はポケットサイズの金属製ボディです。確認距離の保守値はマルチモード3 km、シングルモード4 km。長い到達距離より、本体の材質や携帯性を重視する人には、この機種がおすすめです。
2.5 mm接続口はST・SC・FCに対応し、LCには別売アダプターかハイブリッドコードを使います。単3形電池2本で、連続光は30時間超、点滅モードは80時間です。
メーカー希望小売価格はUS$380が目安です。税区分は明記されておらず、実売価格は時期や販売店で変わります。金属ボディや電池寿命に価値を感じる人は、価格と合わせて検討してください。
TREND Networks VFF5
Amazonで探すSENKO SMART
SENKO SMART CHECKER VFLはUPC・APCの両方のアセンブリに対応します。端面の研磨方式が混在する環境なら、両方に対応するこの機種がおすすめです。
波長は650 nm ±10 nm(25°C)。シングルモードファイバーへの出力は−3 dBm超(25°C)で、レーザー等級はクラス2Mです。確認距離は5 km超で、連続光とパルスを切り替えられます。
2.5 mmポートはSC・ST・FC・E2000に対応。LCには別売の1.25 mmアダプターを使います。単4形電池2本で動作し、手元の端子に合わせて接続を整えられます。
SENKO SMART CHECKER VFL
Amazonで探すVIAVI FFL-105
FFL-105は最大12 kmの確認距離を掲げるラギッドタイプです。距離はファイバー品質などで変わりますが、長い経路を扱う人や現場への持ち出しが多い人には、VIAVI FFL-105がおすすめです。
光出力は5 mW未満、レーザー等級はクラス3R。2.5 mm接続口はFC・SC・STに対応し、LC・MUには別売の1.25 mmアダプターを使います。高出力モデルなので安全な取り扱いが欠かせません。
単3形電池2本で連続モード50時間超です。家庭内の短いパッチコードが中心なら、最大12 kmの数字を優先する必要はありません。耐衝撃構造や長距離対応が必要な環境で強みを発揮します。
VIAVI Solutions FFL-105
Amazonで探すレーザーの安全
VFLはレーザー光源です。出力口やファイバー端面をのぞき込まず、接続先にも人の目を近づけないでください。赤い光は見えるため、つい確かめたくなることがあります。注意したいところです。
通信装置につながった稼働中の回線にVFLを接続すると、相手側の受光部へ光を送るおそれがあります。点検対象は通信機器から切り離して扱うのが基本です。
特にクラスIIIAやクラス3Rの機種は、出力口を人へ向けないこと。照射中の端面を肉眼で調べない習慣を、ホームラボの作業ルールにしましょう。
結論
LCケーブルをすぐ確認したい人には、アダプター付属のJonard VFL-150がおすすめです。出力を抑えたクラスIIと落下耐性を重視するならVisiFault。LC・MU用アダプターは別途必要です。
金属製ボディと点滅時の電池持ちを重視する人にはTREND VFF5、UPC・APC対応が必要ならSENKO SMART CHECKER VFLをおすすめします。長距離や耐衝撃性を求めるならVIAVI FFL-105。クラス3Rの光源を安全に扱える環境が前提です。
家庭内の短い配線が中心なら、手持ちの端子に合うか確認し、価格や電池、携帯性で絞るのが現実的です。VFLは故障箇所の目視確認に使い、損失や端面の診断は専用器具に任せましょう。
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