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ホームラボの19インチサーバーラックを静かに冷やすには、ファンの台数と同じくらい排気の向きが重要です。上部から熱気を逃がす機種もあれば、パネル前面へ空気を出す機種もあります。
温度制御付きなら、温度に応じて回転数を変えたり、設定温度で運転を始めたりできます。必要なときに冷却を強めやすく、ファンを常時回したくない環境にも便利ですね。
静音重視の1U機から、最大630 CFMの大風量ユニットまで、5製品の仕様を並べました。風量とあわせて、設置方向や温度制御も確認できます。
熱がこもる理由
機器の熱はラック内にこもりやすく、上段には熱気がたまりがちです。上部に排気ファンを設けると、内部の空気を外へ動かせます。
風量が大きいファンを置いても、空気の入口や出口がふさがると効率は下がります。前面から吸気して背面へ抜く機器では、その経路に障害物を置かないことが大切です。
取り付けスペースは1Uか2Uか、排気方向はどちらか。さらに騒音と温度制御を考えると、冷却で優先したい点に合う製品を判断できます。
5製品の早見表
風量を表すCFMは、数値が大きいほど空気を動かす量も多くなります。動作音は機種ごとにdBまたはdBAで示されています。
| 製品 | 高さ・方向 | 風量 | 動作音 | 温度制御・特徴 |
|---|---|---|---|---|
AC Infinity CLOUDPLATE T1 | 1U・上部排気 | 20〜60 CFM | 8〜28 dBA | サーモスタット、SMART、6段階 |
AC Infinity CLOUDPLATE T7 | 2U・上部排気 | 50〜220 CFM | 10〜36 dBA | サーモスタット、SMART、6段階 |
| Penn Elcom FT01Q-DTC-F | 1U・上部設置 | 220 CFM | 22.5 dBA | 華氏表示、過温度アラーム |
| Lowell BDC4-1T | 1U・前面排気 | 90 CFM | 32 dB | 86°Fで起動、72°Fで停止 |
| サンワサプライ CP-SVFANUN6 | 高さ44mm・下から上へ送風 | 570/630 CFM | 52.8/58 dB | 本体スイッチでON/OFF |
静音運転ならT1、大きな風量が必要ならT7かサンワサプライ製が候補です。設置方向も異なるため、排気したい場所を確かめておきましょう。
静音排気のT1
AC InfinityのCLOUDPLATE T1は、19インチラックに収まる1Uの排気ファンです。6台のファンを搭載し、風量は20〜60 CFM。ラック上部の熱気を逃がすのに使えます。
騒音は8〜28 dBAで、速度は6段階から選べます。プログラム可能なサーモスタットを備え、SMARTモードでは温度に応じて速度を自動調整。温度に合わせて運転を変えたい環境におすすめです。
本体寸法は幅19.0インチ、高さ1.75インチ、奥行き1.5インチです。12V DCで動作し、付属アダプターは100〜240V AC入力に対応します。上部に1Uの空きがあり、静かな温度連動を重視する人に合う一台です。
風量を増やすT7
CLOUDPLATE T7は、ラック上部に取り付ける2Uの排気モデルです。ファンは4台で、風量は50〜220 CFM。T1より高さを使い、大きな風量を確保しやすい構成です。
プログラム可能なサーモスタットとSMARTモードを搭載し、速度は6段階で調整できます。騒音は10〜36 dBA。風量を上げると動作音も増えるため、普段の設定を必要以上に高くしないのが実用的でしょう。
本体は幅19.0インチ、高さ3.5インチ、奥行き1.5インチです。ラック上部に2Uの余裕があり、1Uモデルで冷却が足りないと感じる場合に検討したい製品。電源は12V DCで、付属アダプターは100〜240V AC入力です。
温度表示付きの1U
Penn Elcom FT01Q-DTC-Fは、1Uサイズに3台のファンを収めたモデルです。各ファンの直径は4.75インチで、風量は220 CFM。動作音は22.5 dBAです。
デジタル温度監視に華氏表示、過温度アラームを備えています。温度を数値で確かめながらラックの状態を把握できますね。センサーは着脱式で、ケーブル長は1mです。
本体寸法は高さ1.75インチ、幅19インチ、奥行き8.75インチ。12V DC、500mAで動作し、1Aのユニバーサル電源アダプターが付属します。温度監視とアラームを重視し、上部のスペースを1Uに抑えたい人におすすめです。
Penn Elcom FT01Q-DTC-F
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Lowell ManufacturingのBDC4-1Tは、4台のブロワーファンを使う1Uパネルです。ラック内の空気を吸い込み、パネル前面の通気口から排出します。風量は90 CFMで、熱気を前方へ逃がす構造です。
温度プローブは周囲温度86°F、約30°Cで起動し、72°F、約22°Cで停止します。温度を基準に運転を切り替える方式なので、常時稼働を避けたい環境でも扱いやすいでしょう。
動作音は32 dB。付属電源は100〜240V AC入力、12V DC・1A出力で、コードは6フィートです。パネル前面に排気できる空間を確保して使います。
奥行き対応の大風量
サンワサプライのCP-SVFANUN6は、6台のファンを搭載したラックマウント冷却ファンユニットです。風量は50Hzで570 CFM、60Hzで630 CFM。大きな風量を必要とするラックに使えます。
空気は下部から入り、上部へ送られます。前後のブラケットは奥行き545〜796mmの範囲で調整可能。幅482mm、高さ44mmのユニットです。
動作音は50Hzで52.8 dB、60Hzで58 dBで、6台合計の値です。本体スイッチでON/OFFを切り替えられますが、温度連動の自動制御はありません。参考価格は税込82,500円で、公式希望小売価格が目安です。実売価格は時期や販売店によって変わります。
サンワサプライ CP-SVFANUN6
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AC Infinity CLOUDPLATE T1は、1Uのスペースで静かに温度連動させたい場合におすすめです。2Uを使ってさらに風量を確保したい場合はCLOUDPLATE T7が有力。どちらも上部排気とSMARTモードを備えています。
温度表示と過温度アラームを重視するならPenn Elcom、前面へ排気する構造が必要ならLowellが合います。奥行きのあるラックで大風量を優先するなら、サンワサプライ製を検討してください。
ホームラボでは、ラックの空き高さと熱気の逃げ道に合うファンを選ぶのが現実的です。静音性、自動制御、風量のうち何を優先するかが決まれば、候補を絞れます。
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