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ホテルのWi-Fiは電波表示が強くても、会議中に音声が途切れることがあります。エンジニアの出張では会社PCに加えて、スマートフォンや検証端末も同じネットワークにつなぎたいですよね。
トラベルルーターは、客室の有線LANやWi-Fiを受け取り、自分用のWi-Fiにまとめる小型機器です。端末間で接続先を揃えられ、VPNの経路も管理しやすくなります。
3機種の早見表
紹介する3台はいずれも、ホテル回線を上流にして使える小型ルーターです。Wi-Fi規格とあわせて、WANポートの速度やVPN処理能力も機種ごとに確認したいところ。
| 製品 | ホテル側の接続 | Wi-Fiの最大速度 | 有線ポート | VPNの公称目安 |
|---|---|---|---|---|
GL.iNet Opal | 有線・既存Wi-Fi・テザリング | Wi-Fi 5、5GHz 867Mbps | WAN+LAN×2、すべて1Gbps | WireGuard 65Mbps、OpenVPN 12Mbps |
| TP-Link TL-WR1502X | 有線・ホテルWi-Fi・USBテザリング | Wi-Fi 6、5GHz 1201Mbps | WAN×1、LAN×1、どちらも1Gbps | OpenVPN・WireGuard対応 |
GL.iNet Beryl AX | 有線・既存Wi-Fi・USBテザリング | Wi-Fi 6、5GHz 2402Mbps | WAN 2.5Gbps、LAN 1Gbps | WireGuard 300Mbps、OpenVPN 150Mbps |
表のWi-Fi速度は規格上の最大値で、ホテル回線の実測値ではありません。VPNの数値はメーカー測定値がある機種の目安です。客室の混雑や接続先によって、実際の速度は上下します。
価格は販売店や時期で変わります。参考価格を目安に、購入時には最新の実売額も確かめてください。ポート数とVPN速度も見れば、価格差を判断しやすくなります。
客室回線の事情
ホテルWi-Fiの速度は、客室の場所や同時に使う人の数に左右されます。夜は会議の映像が乱れることもあります。電波表示だけで仕事に使えるか見極めるのは難しいですね。
客室に有線LANがあれば、ルーターのWANポートにつないで上流回線にできます。無線区間がひとつ減る可能性はあるものの、元の回線が遅ければ速度改善にも限界があります。
ネットワーク認証が必要な宿では、接続後にブラウザーで利用規約への同意やログインを求められることがあります。会社支給PCだけを許可するホテルもあるため、Wi-Fi中継機能のあるルーターがあれば対応しやすくなります。
Opalの実務感
GL.iNet Opalは有線ポートが3口あり、WAN×1とLAN×2はいずれもギガビット対応です。ホテル回線を受けながら、デスクトップPCや小型スイッチも有線でつなげます。
Wi-Fi 5の最大速度は5GHzで867Mbps、2.4GHzで300Mbpsです。最新規格ではありませんが、メールやSSH、社内チャット、一般的なWeb会議を複数台で使う出張なら実用範囲でしょう。
VPNクライアントのメーカー測定値はWireGuardが最大65Mbps、OpenVPNが最大12Mbpsです。VPN越しに大きなファイルを頻繁に転送する人には控えめですが、業務システムへの接続が中心ならOpalが要件に合いやすいでしょう。
重さは145gで、サイズは118×85×30mmです。USB Type-Cは5V、3Aの給電に対応し、消費電力は6W未満に収まります。持ち歩きやすく、有線端末も複数つなぎたい人に便利です。
TP-Linkの手軽さ
TP-Link TL-WR1502Xは、ホテルWi-Fiを受けるホットスポット(WISP)や中継器、クライアントモードに対応します。有線LANを上流にすることもでき、出張先ごとに回線方式が違う人にも扱いやすい設計です。
Wi-Fi 6は5GHzで最大1201Mbps、2.4GHzで最大300Mbpsです。WANとLANは各1ポートで、有線機器を複数台つなぐなら別途スイッチを加える構成になります。
TetherアプリまたはWeb GUIで管理でき、モード切替スイッチも備えています。USB Type-CはPD/QC給電に対応しており、規格の合うモバイルバッテリーで給電すればコンセントから離れた机にも置けます。
USB 2.0ポートはUSBテザリングと外部ストレージに対応しますが、本体にSIMカードは挿せません。スマホ回線を利用するなら、スマホのテザリングか対応する外付けUSBモデムが必要です。
TP-Link TL-WR1502X
Amazonで探すBeryl AXの余力
GL.iNet Beryl AXはホテルの有線LANに加え、既存Wi-Fiの中継とUSBテザリング、USBセルラーモデムを上流回線にできます。出張先で回線手段が変わる人には、接続方法の多さが安心材料になります。
Wi-Fi 6の最大速度は2.4GHzで574Mbps、5GHzで2402Mbpsです。WANは最大2.5Gbps、LANは最大1Gbpsなので、高速な有線回線を受けながら無線機器もつなげます。
VPNクライアントのメーカー測定値はWireGuardで最大300Mbps、OpenVPNで最大150Mbpsです。Opalより暗号化通信に余裕があり、大きなリポジトリーの取得やリモート環境への転送が多い人にも合います。
サイズは120×83×34mm、重さは196gです。USB Type-Cは5V、3Aで給電し、消費電力は8W未満。3台の中では性能重視の機種で、携行時の軽さよりVPNの余裕を優先する人に合います。
出張向けの結論
軽さと有線ポート数を重視し、VPN速度を強く求めない人にはOpalがおすすめです。Wi-Fi 5でも業務連絡や一般的なWeb会議に使いやすく、WAN×1とLAN×2で有線端末をつなげます。
モバイルバッテリー給電やアプリ管理、Wi-Fi 6を重視するなら、TP-Link TL-WR1502Xが扱いやすい機種です。WANとLANが1口ずつなので、有線機器を複数台つなぐ予定がある人はこの点を考慮したいですね。
Beryl AXは、VPN越しの転送速度や高速な有線回線への対応を重視するエンジニアにおすすめです。参考価格と実売額は時期や販売店で変わります。購入時には最新価格を確認し、必要なVPN速度や持ち歩きやすさと照らし合わせてください。
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