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センサーや制御機器をLinux PCへつなぐなら、USB-RS-485変換器は端子の形だけでは決まりません。絶縁の有無やRS-422への対応、Linuxでの動作確認範囲まで見ると、現場での手戻りを減らせます。
ネジ端子台の六機種にも、絶縁なしのモデルやRS-422対応モデルがあります。端子台が似ていてもLinuxでの動作確認範囲は異なるため、接続条件を押さえておきましょう。
製品早見表
| 製品 | 絶縁 | 端子・主な特徴 | Linux対応の要点 |
|---|---|---|---|
Waveshare USB TO RS485 (C) | 光絶縁、最大2.5 kV | A+・B-・GNDのネジ端子 | FT232RNL搭載、Linux対応 |
| Wiren WB-USB485 | なし | A・B・GND、12 V出力端子 | 新しいLinuxなどでドライバー不要 |
| HuMANDATA USB-010 Rev5 | バス間5 kVDC以上(設計値) | 着脱式5ピン端子台、RS-422対応 | FTDI対応OSで使用可能。メーカーの確認はWindowsのみ |
| Delock 62501 | 光絶縁、3 kV | 5ピン端子台、DINレール取付 | Linux Kernel 2.6以上に対応 |
| StarTech.com ICUSB422IS | 2,500 Vrms | 5線式端子台とDB-9 | Linux Kernel 3.0.x以上のLTS版が対象 |
Advantech BB-USOPTL4 | 2 kVDC | 差し込み式端子台、抜け止めUSB-B | Linuxドライバー対応製品に掲載 |
絶縁定格は値だけでなく、単位も確認してください。2,500 Vrmsと5 kVDC以上では表記の基準が異なり、数値だけで単純に順位は付けられません。
Linux対応も一律ではありません。OSがUSBシリアルとして認識することと、メーカーがLinux上で動作確認やサポートをしていることは別です。
Waveshare変換器
WaveshareのUSB TO RS485 (C)は、USB側とRS-485側を最大2.5 kVで光絶縁し、A+・B-・GNDのネジ端子でバスへ接続します。
FT232RNLを搭載し、Linuxでは必要に応じてFTDI VCPドライバーを使います。送受信方向はハードウェアが自動制御するため、PC側で方向を切り替える処理を減らせます。
通信速度は300〜512,000 bpsで、120 Ω終端抵抗を搭載します。最大32ノードを接続でき、Linux PCで小規模なセンサーバスを扱う構成に適します。
WirenのUSB485
WB-USB485はガルバニック絶縁を備えていません。A・B・GND端子があり、USBから5 Vを給電します。V+端子からは12 Vを最大400 mAで補助出力できます。
最新のWindows、Linux、macOS、Androidでは追加ドライバーが不要です。ツイストペアケーブルでの通信距離は最大100 m。115,200 bps時の仕様です。
動作温度は−40〜+80 °Cです。出力端子に最大30 Vを加えた場合の保護も備えますが、絶縁が必要な装置間接続には適しません。
USB-010高速型
HuMANDATA USB-010 Rev5は、RS-485で最大6 Mbps、RS-422で最大12 Mbpsに対応します。USB 2.0準拠のバスパワー駆動で、2線または4線の接続を扱えます。
バス間の絶縁は設計値で5 kVDC以上です。PHOENIX CONTACT製の着脱式5ピン端子台が本体に1個付属し、端子台を配線ごと本体から外せます。
FTDI社の対応OSにLinuxが含まれますが、メーカーによる動作確認はWindowsのみです。参考価格は税込31,350円の公式希望小売価格で、実売価格は時期や販売店によって変わります。
Delock 62501
Delock 62501はRS-422とRS-485を切り替えて利用できます。RS-485は半二重・全二重に対応し、光絶縁は3 kVです。
Linux Kernel 2.6以上に対応しています。FTDI 232Rを搭載し、最大921.6 kbpsで通信可能です。5ピン端子台と35 mm DINレール取付セットも付属します。
内蔵120 Ω終端抵抗はオンとオフを切り替えられます。USB端子はMini USB 2.0 Type-Bです。設置場所で使うケーブルも確認しておきましょう。
Delock 62501
Amazonで探すStarTechの絶縁型
ICUSB422ISには5線式端子台とDB-9があります。RS-485は2線式半二重、RS-422は4線式に対応し、既設機器の配線方式に合わせられます。
絶縁定格は2,500 Vrmsで、最大通信速度は921.6 kbpsです。FTDI FT232RLを搭載し、RS-485モードでは送信時にトランシーバーを自動で切り替えます。
対応LinuxはKernel 3.0.x以上のLTS版です。Linux向けFTDI USBシリアルドライバーを利用できます。端子台とDB-9の両方が必要な設備に適した構成です。
StarTech.com ICUSB422IS
Amazonで探すAdvantechの端子台型
Advantech BB-USOPTL4(ULI-341TC)はRS-485の2線・4線とRS-422の4線に対応します。絶縁定格は2 kVDCで、通信速度は最大460.8 kbpsです。
差し込み式端子台を備え、USB Type-Bには抜け止めが付きます。USBバスパワーのインライン型で、動作温度は0〜70 °Cです。
Linuxドライバー対応製品の一覧にBB-USOPTL4が掲載されています。USB Type-Bの抜け止めや差し込み式端子台を求める制御盤設備に適した仕様です。
結論
Linux PCで絶縁付きRS-485を始めるなら、Waveshare USB TO RS485 (C)が基本候補です。ネジ端子と自動方向制御を備え、通信速度は300〜512,000 bpsに対応します。RS-422や高速通信、着脱式端子台が必要なら、各機種の速度とLinuxでの動作確認範囲を照らし合わせてください。
制御盤へ固定するならDINレール取付のDelock 62501が候補です。端子台とDB-9の両方が必要ならStarTech.com ICUSB422ISを検討できます。絶縁不要で12 V補助出力を使う接続には、Wiren WB-USB485を選べます。
購入時は接続先の2線・4線方式や絶縁定格、端子形状、Linuxの対応条件を確認しましょう。HuMANDATAの税込31,350円は公式希望小売価格の参考値で、実売額は時期や販売店で変わります。
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