C言語のアルゴリズム本おすすめ5選|データ構造と実装を学ぶ

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C言語でアルゴリズムを学ぶなら、コードを写すだけでは惜しいものです。配列やポインタの値を追うと、処理の手順とデータ構造の役割が目の前に見えてきます。

今回は、初学者向けの入門書から計算量を掘り下げる本、必要な手法を調べられる事典まで5冊を紹介します。それぞれの題材や本の性格を見ながら、実装して学びたい人に合う一冊を探します。

まずは全体像

本によって性格は分かれます。基礎を順番に学べる本もあれば、データ構造を幅広く扱う本や、必要な手法を調べられる事典もあります。気になるテーマと学び方を照らし合わせると候補を絞りやすくなります。

本中心となる内容参考価格(税込)
C言語によるはじめてのアルゴリズム入門 改訂第5版C言語によるはじめてのアルゴリズム入門 改訂第5版数値計算から木・グラフまで3,300円
新・明解C言語で学ぶアルゴリズムとデータ構造 第2版新・明解C言語で学ぶアルゴリズムとデータ構造 第2版探索、整列、リスト、木2,750円
Cによる アルゴリズムとデータ構造Cによる アルゴリズムとデータ構造幅広い題材のコード例2,420円
Cによるアルゴリズムとデータ構造 改訂2版Cによるアルゴリズムとデータ構造 改訂2版計算量と設計手法2,970円
[改訂新版]C言語による標準アルゴリズム事典[改訂新版]C言語による標準アルゴリズム事典標準的な手法の検索と参照2,750円

表の価格は税込の定価を目安にしています。実売価格は時期や販売店で変わるため、購入時には書店の表示を確認してください。価格とあわせて、通読する本か、必要なときに調べる本かも見ておきたいところです。

Cで学ぶ価値

C言語でアルゴリズムを実装すると、入力した値が配列のどこへ移るのか、比較や交換が何回起きるのかを自分で追えます。コードと実行結果をつき合わせて確かめられるのが強みです。

たとえばソートでは、要素数を増やしながら比較回数を記録してみます。同じ結果を出す方法でも処理量に差が出ると分かりますよね。速さを感覚で決めず、入力規模と一緒に考えるきっかけになります。

アルゴリズムの説明を読んだら、小さな入力で動かし、途中の配列や変数の値を表示してみましょう。値の変化を追うだけでも、ループの条件や添字の間違いに気づきやすくなります。

データ構造を実装

データ構造は値の並べ方や、扱いやすくする操作を決める仕組みです。配列は添字で扱いやすく、連結リストは要素同士のつながりで順番を表します。用途によって役割が変わります。

スタックは後から入れた値を先に取り出し、キューは先に入れた値から取り出します。式の括弧の対応や幅優先探索と結び付けて実装すれば、名前だけの暗記にはなりません。

木やグラフでは、節点同士のつながりをどう表すかが実装の要点です。二分探索木やヒープ、ハッシュ表も、データの追加・検索の手順と一緒に学ぶと、使いどころがつかめます。

入門を広げる

『C言語によるはじめてのアルゴリズム入門 改訂第5版』は河西朝雄著、技術評論社刊。2023年発行の512ページで、ウォーミングアップから数値計算、ソート、探索、再帰へ進む構成です。

πの計算や文字列検索、迷路の解法など、具体的なプログラムを作って学べます。データ構造や木、グラフ、グラフィックス、パズル・ゲームも扱うため、題材の幅を広げたい人におすすめです。

初級から中級へ進みながら、たくさんのテーマに触れたい人に合う一冊。512ページと扱う範囲が広いので、まずソートや探索を自分で書き、動きを説明できるようになってから木やグラフへ進むと、理解を積み上げやすいでしょう。

C言語によるはじめてのアルゴリズム入門 改訂第5版

C言語によるはじめてのアルゴリズム入門 改訂第5版

技術評論社

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基本を一周する

『新・明解C言語で学ぶアルゴリズムとデータ構造 第2版』は柴田望洋著、SBクリエイティブ刊。2021年発行の432ページで、初級レベルのCプログラマが基本事項を学ぶ構成です。

探索とソートに加え、スタック、キュー、再帰、文字列探索、線形リスト、木構造も収録。アルゴリズムと、データをどう保持して操作するかを一通り押さえたい人におすすめです。

アルゴリズム体験学習ソフトウェアとの連動学習も案内されています。処理の手順を目で追いながら学びたい人にはうれしいポイントです。Cの初歩を学んだあと、代表的なデータ構造まで進みたい場合に合います。

新・明解C言語で学ぶアルゴリズムとデータ構造 第2版

新・明解C言語で学ぶアルゴリズムとデータ構造 第2版

SBクリエイティブ

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短く広く実践

『Cによる アルゴリズムとデータ構造』は松原雅文・山田敬三著、森北出版刊。2021年8月発行の160ページで、今回紹介する中ではコンパクトな本です。参考価格は税込2,420円です。

線形探索や二分探索、各種ソートのほか、グラフ探索、最短経路、二分探索木、連結リスト、ハッシュ法、ヒープなどを扱います。掲載されたCプログラムをダウンロードして、実際にコードを動かせます。

短い本で多様なテーマの実装例に触れたい人や、講義用の教科書、独習用の参考書を探している人におすすめです。各分野をじっくり掘り下げるより、手法の全体像をつかんで気になる題材を見つけたい人に合います。

Cによる アルゴリズムとデータ構造

Cによる アルゴリズムとデータ構造

森北出版

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設計まで掘る

『Cによるアルゴリズムとデータ構造 改訂2版』は茨木俊秀著、オーム社刊。2019年5月31日発売の258ページで、第1章からアルゴリズムの計算量と評価を扱います。

リストやスタック、待ち行列、木を収録。グラフ、ハッシュ表、ヒープも扱います。整列と二分探索に加え、分割統治法や動的計画法も登場。各章に演習問題があり、ヒントと略解も付いています。

Cのコードを書く練習だけでなく、なぜその設計が効率的なのかまで考えたい人におすすめです。掲載プログラムをダウンロードできるので、演習後にコードを動かし、自分の実装と照らし合わせられます。

Cによるアルゴリズムとデータ構造 改訂2版

Cによるアルゴリズムとデータ構造 改訂2版

オーム社

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事典の収録内容

『[改訂新版]C言語による標準アルゴリズム事典』は奥村晴彦著、技術評論社刊。2018年発行の448ページ、A5判です。参考価格は税込2,750円。通読する教科書とは性格が異なります。

収録する整列法にはクイックソートやマージソートがあります。逐次探索、二分探索、ハッシュ法も掲載。木やグラフ、文字列照合も扱っています。目的のアルゴリズムを調べ、標準的な手法や実装の形を確かめられる事典です。

C言語を仕事で使う人や、学習中に手法をすばやく調べたい人におすすめです。基礎を学びながら手元で引く資料として選べば、幅広い収録内容を活用しやすくなります。

[改訂新版]C言語による標準アルゴリズム事典

[改訂新版]C言語による標準アルゴリズム事典

技術評論社

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結論

初学者が幅広い題材を順に学ぶなら『C言語によるはじめてのアルゴリズム入門 改訂第5版』を、基本的なアルゴリズムとデータ構造を一通り押さえるなら『新・明解C言語で学ぶアルゴリズムとデータ構造 第2版』をおすすめします。

コード例を動かしながらコンパクトに学ぶなら『Cによる アルゴリズムとデータ構造』、計算量や設計手法まで深めるなら『Cによるアルゴリズムとデータ構造 改訂2版』が合います。学びたい内容に沿って選べます。

基礎を身につけたうえで、必要な手法を引ける本を求めるなら『[改訂新版]C言語による標準アルゴリズム事典』がおすすめです。どの本でもコードを実行して値の動きを確かめ、処理手順を自分の言葉で説明すれば、実装力につながります。

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