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開発PCのCPU温度が気になると、まず目に入るのがCPUグリスですよね。クーラーを外して清掃したあとも交換のタイミングです。高熱伝導と非導電性を重視する場合は、粘度や容量も確かめておきたいところ。
グリスはCPUとクーラーの間に残る細かな隙間を埋め、熱を伝えやすくします。高性能な製品を選んでも、塗り方やクーラーの固定が甘いと冷却力を出しきれない場合があります。
4製品は熱伝導率の公表状況も内容量もさまざまです。容量は1gから10gまであり、付属品もクリーナーやワイプ、へらなど製品ごとに異なります。
製品の早見表
| 製品 | 主な特徴 | 内容量・付属品 |
|---|---|---|
| ARCTIC MX-6 | 高粘度、非導電・非容量性 | 4g、再封可能シリンジ |
Noctua NT-H2 | 非導電・非腐食性、容量大 | 10g、クリーニングワイプ10枚 |
| Kryonaut | 熱伝導率12.5W/m·K、公称値あり | 1g、スパチュラ |
AINEX BA-GS02 | 熱伝導率18.0W/m·K、工具付き | 2g、クリーナー、へら2種 |
4製品はいずれも非導電性です。グリスがCPU周辺にはみ出した場合の電気的リスクを抑えやすい点は共通しています。ただし、粘度や容量、冷却性能の示し方はそれぞれ異なります。
参考価格が示されている製品では、ARCTIC MX-6が公式希望小売価格€13.99(税込)、Noctua NT-H2が€24.90またはUS$24.90です。実売価格は時期や店舗で変わり、円換算も為替次第です。
ARCTIC MX-6
MX-6は4g入りのシリンジ式で、粘度は45,000 Poise。粘りの強いグリスをヘラで広げず、クーラーを取り付けたときの圧力でなじませます。塗り広げる手順を省きたい人には使いやすいタイプです。
ARCTICはMX-4より熱抵抗が低く、最大20%の性能改善が見込めるとしています。W/m·Kの数値は公表されていません。MX-4から更新したい人には、同じ系統の製品としてMX-6がおすすめです。
電気を通さず、電気容量も持たない仕様です。使用温度は-50〜150℃。不乾性・非ブリードで慣らしも不要なので、別途加熱処理を予定する必要がありません。
シリンジは再封でき、標準版にはヘラが付属しません。公式希望小売価格は€13.99(税込)です。時期や販売店で実売価格は変わるため、国内で買う際は表示価格を確かめてください。
ARCTIC MX-6
Amazonで探すNoctua NT-H2
NT-H2は10g入りで、非導電・非腐食性。手で広げずに塗布でき、慣らしや加熱処理も不要です。複数台の開発PCを管理する方には、この容量がうれしいですね。
使用回数の目安は小型CPUで約60回、大型CPUで約9回です。付属のNA-CW1クリーニングワイプは10枚。古いグリスを拭き取りやすく、クリーナーを別に用意する手間も減らせます。
使用温度は-50〜+200℃。未開封では最大3年保管でき、CPU上では最大5年使用が目安です。PCの温度や稼働状況に応じた点検は続けてください。
公式希望小売価格は€24.90またはUS$24.90で、円価格は為替や販売時期によって変わります。1台だけの整備では使い切るまで時間がかかりそうですが、複数台を継続してメンテナンスするなら容量を活かせます。
Kryonaut
Thermal Grizzly Kryonautは熱伝導率12.5W/m·K、熱抵抗値0.0032K/Wを公表しています。オーバークロック用途も想定した製品です。公称値を重視する人にはKryonautがおすすめです。
電気伝導率は0pS/mで、非導電性です。硬化しにくく、メーカーは80℃でも乾燥が始まらないとしています。高負荷でCPUを使う場合も、この性質を確認しておきたいところです。
容量は1gで、シリンジとTGスパチュラが付属します。一台の整備や交換に使いやすい量です。スパチュラが付いているため、塗り広げる道具を別に用意せずに済みます。
熱伝導率の数値だけでは、実際のCPU温度を断定できません。塗布量やクーラーの取り付け状態も冷却に関わります。価格は購入先や時期で変わるため、購入時の表示を確認してください。
AINEX BA-GS02
BA-GS02は熱伝導率18.0W/m·K、熱抵抗値0.008℃/Wを公表しています。熱抵抗値は50psi時の値です。測定条件が違えば数字をそのまま並べられない点にも注意してください。
2g入りのシリンジに、ウェットクリーナー、カード型へら、へらが付属します。塗りやすい組成も特徴です。グリス塗布に慣れていない人も、道具を別々に用意せず作業を始められます。
金属酸化物や酸化亜鉛、シリコーンを含み、電気を通しません。硬化しにくく長期間安定し、使用温度は-40〜120℃です。MX-6やNT-H2の公表温度範囲より狭めなので、使うPCの熱環境も確認しましょう。
公表されている熱伝導率では、BA-GS02の18.0W/m·Kが4製品中で最も高い数値です。ただし、この値だけで実際のCPU温度の順位は決まりません。付属クリーナーやへらも作業のしやすさに関わります。
結論
高粘度グリスをクーラーの圧力でなじませたい人には、ARCTIC MX-6がおすすめです。複数台に使い、清掃ワイプも必要なら、10g入りのNoctua NT-H2が使いやすいでしょう。
オーバークロック用途や公称値を重視する人にはKryonaut、塗布用具とクリーナーを一式そろえたい人にはAINEX BA-GS02をおすすめします。どちらも非導電性ですが、実際の温度は数値だけで判断せず、クーラーの取り付け状態も合わせて考えてください。
迷ったときは、CPUの台数と整備頻度を基準に容量を考えると絞りやすくなります。公式希望小売価格は為替や時期、実売価格は店舗によって動くため、購入時に表示価格を確かめましょう。
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