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Common Lispの本は、入門書からマクロやCLOSの専門書まで幅広く、今の自分に合う一冊を探すのは迷いますよね。読み進める順番を意識すれば、基礎から実践へ移りやすくなります。
REPLで式を試しながら学ぶなら、練習問題や完成例がそろっているかも、説明の詳しさと同じくらい気になるところです。ここでは6冊を、内容と経験レベルに沿って紹介します。
初めてCommon Lispに触れる人と、すでにプログラムを書いて専門技法を深めたい人では、読み始めたい本が異なります。6冊は、基礎を扱う本、実例から学ぶ本、マクロやCLOSの専門書に分かれます。
先に全体像
本ごとの主な役割を一覧にしました。実践の入口になる本から、基礎・マクロ・CLOS・課題解決を扱う専門書まで、違いをつかめます。
| 本 | 主な内容 | 向く読者 | 参考価格 |
|---|---|---|---|
Common LISP: A Gentle Introduction to Symbolic Computation | consセル、評価規則、再帰 | Lispの基礎から学びたい人 | US$54.99 |
Practical Common Lisp | REPL、自作マクロ、CLOS、作例 | 動かしながら幅広く学びたい人 | 10,724円(税込) |
Let Over Lambda | 高度なマクロ技法 | 基礎を学んだあと、マクロを深めたい人 | US$22.26 |
Common Lisp Recipes | Web、DB、GUI、デバッグなど | 実務の解決例を引きたい人 | US$99.99(税別) |
The Art of the Metaobject Protocol | CLOSのMOPと設計 | CLOSの仕組みを掘り下げたい人 | US$80.00 |
Paradigms of Artificial Intelligence Programming | AIや記号処理の作例 | 大きなプログラムを通して学びたい人 | US$72.95 |
価格は公式の希望小売価格・定価を参考価格として記載しています。実売価格は時期や販売店によって変わるので、購入時には販売ページで確認してください。
書籍ごとに通貨が異なるため、金額だけでは単純に比べにくいものです。今の自分に足りない内容を手がかりにすると、入門書と専門書の役割も見分けやすくなります。
基礎を固める
Common LISP: A Gentle Introduction to Symbolic Computationは、Lispを初めて学ぶ人に適した基礎書です。2013年の改訂再版で、原著は1990年。608ページに、記号計算の考え方を段階的に収めています。
軸になるのはconsセル、評価規則、再帰です。リストの構造や式の評価を押さえると、再帰と適用的プログラミングへの理解も進みます。Lispの基本を一つずつ学べる構成ですね。
図解と練習問題があり、対話的なLisp環境で試せます。回答や完成プログラムも収録。自分で入力して結果を確かめながら基礎を身につけたい人に合う一冊です。
Lispの基本的な見方をつかみたい人にはおすすめです。Common Lispの経験がある人は、基礎部分の説明量を多く感じるかもしれません。
REPLで動かす
Practical Common LispはREPLを入口に、言語機能を実際のプログラムへ結びつける実践書です。Peter Seibel著で501ページ。原著は2005年、ペーパーバック版は2014年に刊行されました。
REPLの使い方を扱う章があり、式を評価して返り値を確かめる流れを学べます。入力して結果を確認する反復が、言語の仕組みを動作と結びつける助けになります。
自作マクロ、汎用関数、クラスの章もあります。汎用関数は異なる型に応じてメソッドを選ぶ仕組みで、処理を組み立てる際の選択肢になります。本書では各機能を具体的なプログラムへつなげます。
簡易データベース、ユニットテストのフレームワーク、MP3向けWebアプリを作例に収録。幅のある題材から応用を追えます。参考価格は税込10,724円で、実売価格は時期や店によって変わります。
マクロを深める
Let Over LambdaはDoug Hoyte著。2008年刊行、384ページで、Common Lispのマクロを中心に高度な技法を扱います。基礎の次に読みたい専門書です。
マクロはプログラムをデータとして扱い、コードの形を組み立てる仕組みです。繰り返しを簡潔に書いたり、用途に合わせて構文を作ったりできます。自由度の高さを活かすには、評価規則やリストの理解が欠かせません。
consセルや評価規則がまだ不安なら、基礎書やPractical Common Lispで先に確認すると安心です。マクロを読み、展開後のコードを追える人には、抽象化の幅を広げる本になります。
紙版はLuluで販売され、注文ごとに印刷されます。参考価格はUS$22.26で、実売価格は時期や販売店によって変動します。基礎知識を身につけてから手に取りたい一冊です。
CLOSを掘り下げる
The Art of the Metaobject Protocolは、CLOSのメタオブジェクトプロトコルを扱う専門書です。Gregor Kiczales、Jim des Rivières、Daniel G. Bobrowの共著で、The MIT Press刊。1991年刊行、352ページのペーパーバックです。
CLOSではクラスやメソッドを使ってオブジェクト指向のプログラムを組み立てます。MOPはクラスやメソッドの仕組み自体を扱うプロトコルで、通常のアプリケーション開発より深い設計課題に関わります。
簡略化したCLOSとMOPの実装コード、形式仕様、演習問題を通じて、仕組みと設計原則を学ぶ構成です。クラス定義の先にある動作の仕組みまで知りたい人に合います。
参考価格はUS$80.00で、実売価格は時期や店によって変わります。CLOSの使い始めには基礎書を読み、メタオブジェクトの理解や拡張が必要になった段階で本書を選ぶとよいでしょう。
作例で学ぶ
Paradigms of Artificial Intelligence Programmingは、Peter NorvigがAIや記号処理のプログラムを題材にCommon Lispの技法を示す本です。初版は1991年で、出版社サイトではペーパーバックのオンデマンド版を販売しています。
GPS、ELIZA、Prologインタプリタとコンパイラ、エキスパートシステム、Othelloなど、作例は多彩です。考え方をプログラムに組み上げていく過程を追いたい人に適しています。
ANSI Common Lispに加え、マクロとCLOSの章があり、演習と解答も収録されています。AIの題材に関心がある人や、複数の部品を組み合わせたプログラムを読みたい人に、技法の使いどころが伝わるでしょう。
参考価格はUS$72.95で、実売価格は時期や店によって変わります。大きな作例に取り組む本なので、式の評価や再帰をある程度理解してから読むと進めやすいですね。
課題を解決する
Common Lisp Recipesは、個別の課題と解決例をまとめた744ページのレシピ集です。Edmund Weitz著、Apress刊、2016年刊行。Web、データベース、GUI、並行処理などを分野ごとに参照できます。
他言語との連携、デバッグ、最適化、MOPまで扱う幅広さも特徴です。基礎を知る人が、実務で出会う課題に応じた解決例を探すための一冊です。
問題に近い節を探し、解決例と説明を参照できます。実務で必要な分野を横断して調べたい人や、参照本を手元に置きたい人に合います。
参考価格はUS$99.99(税別)で、実売価格は時期や販売店によって変わります。扱う分野の広さを重視する読者には、頼れる一冊です。
結論
Common Lispをこれから学び、REPL、マクロ、CLOS、作例まで一冊でたどりたいなら、Practical Common Lispがおすすめです。 コードを動かす入口があり、言語機能を複数のプログラムへ結びつけて学べます。
プログラミングやLispの基礎からゆっくり学ぶ人には、Common LISP: A Gentle Introduction to Symbolic Computationが堅実です。その後、マクロならLet Over Lambda、CLOSの内部構造ならThe Art of the Metaobject Protocolへ進めば、知識を段階的に深められます。
大きなAI作例を読みたい人にはParadigms of Artificial Intelligence Programming、実務の課題を調べたい人にはCommon Lisp Recipesが合います。参考価格は時期や店によって変わるため、購入時に確認し、読みたい内容に合う一冊を選びましょう。
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