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ホームラボ向けの19インチサーバーラック用1U PDUは、口数だけで決めると取り付けてから困ることがあります。先に確認したいのは取付方式と入力プラグの形、接続機器の合計電流です。
20A入力の6口タイプと保護機能付きの10口タイプがあります。0U縦型の14口タイプや遠隔操作に対応する8口タイプも紹介します。数字だけでは比べきれず、接続先や設置場所も製品ごとに異なります。
同じ19インチラック用でも、壁側のコンセントや使いたい機能が合わなければ困ります。自宅の電源設備を確認しながら、条件に合う製品を見ていきましょう。
ラック内の電源
PDUはラック内の機器へ電源を分配するコンセントバーです。サーバーやスイッチをまとめてつなげるので、床や机の電源タップから何本も伸びるコードを整理しやすくなります。
1Uはラックの高さ方向に使う約44.5mm分のスペースです。横置きタイプはラックの前面か背面を使うため、機器を積めるU数が限られるホームラボでは取付場所も大事ですね。
ラック用コンセントバーには、電源を分配する基本タイプに加え、サージ保護や電流表示、遠隔制御を備える製品もあります。使う予定のない機能まで付けて選ぶ必要はありません。
壁コンセントからPDUまでの回路容量も確認しましょう。上流の回路やプラグが対応していなければ、PDUの定格いっぱいまでは使えません。
4機種の早見表
まず設置方式と入力側の仕様を一覧で確認します。出力口の数が多くても、手元の電源につながらなければ使えません。
| 製品 | 取付方式 | 入力・上限 | 出力・特徴 |
|---|---|---|---|
サンワサプライ TAP-SVSL206-1U | 1U横置き | NEMA L5-20準拠、20A・125V | 3P抜け止め6口、最大2000W |
| ATEN PE0110SA | 1U、壁面などにも取付可 | NEMA 5-15P、日本国内PSE上限10A | NEMA 5-15R 10口、サージ・過電流保護 |
APC AP9567 | 0U縦型 | NEMA 5-15P、100V・15A | NEMA 5-15R 14口、計測・監視なし |
| APC AP7900B | 1U横置き | NEMA 5-15P、合計最大12A | NEMA 5-15R 8口、個別遠隔制御・電流表示 |
一般的なNEMA 5-15系機器が中心なら、ATEN PE0110SAやAPCの2製品を検討できます。サンワサプライは20A入力でプラグ形状も異なるため、受け側の電源設備まで対応しているか確認してください。
1Uの取付面を空けたい場合はAPC AP9567の0U型が便利です。遠隔操作が必要ならAPC AP7900Bを見てください。ATENの国内PSE上限は10Aで、APC AP7900Bの最大入力電流は12Aです。
20A入力の余裕
サンワサプライのTAP-SVSL206-1Uは19インチラックに取り付ける1U横置きタイプです。専用取付ブラケットが一体になっていて、3P抜け止め式コンセントを6個備えています。
入力は3P引掛け式で、NEMA L5-20に準拠します。定格は20A・125V、最大2000Wです。ただし一般的なNEMA 5-15の壁コンセントには挿せません。プラグ形状と回路容量をそろえてください。
コンセント間隔は40mmで、電源コードは3mです。大きなACアダプターを並べる場合は、隣同士が干渉しないか確認しましょう。通電ランプとアース端子も備えています。
公式希望小売価格は税込46,200円が目安です。実売価格は販売店や時期で変わるため、購入時に表示を確認してください。20A引掛け式の設備で抜け止め6口を使いたい人におすすめです。
10口と保護機能
ATEN PE0110SAはNEMA 5-15Rを10口備えた1UベーシックPDUです。壁面や木製家具、作業台にも取り付けられ、ラックを組む前のベンチ環境でも使いやすいですね。
サージ保護と過電流保護を搭載し、サージ保護の状態はLEDで確認できます。アルミ筐体のサイズは482×44.4×45mmで、電源コード長は305cmです。
入力はNEMA 5-15Pで、最大電流は15Aです。UL基準のディレーティング時は12A、日本国内のPSE上限は10A。国内で使うなら合計電流を10A以内に収め、余裕を残してください。
小規模ラボで10口と保護機能をまとめたい人には、PE0110SAがおすすめです。日本では入力の15A表記を基準にせず、PSE上限の10Aで負荷を計算しましょう。
ATEN PE0110SA
Amazonで探す0Uで14口
APC Basic Rack PDUのAP9567は0U縦型です。ラックの縦方向に取り付けるため、前後の1U分を機器用に残せます。
入力はNEMA 5-15Pで、単相AC100V・15Aに対応します。出力はNEMA 5-15Rが14口で、電源コード長は3.65m。サーバーに加えてスイッチや小型機器の電源もまとめられます。
電力の計測・監視機能とネットワーク対応はありません。電流表示を必要とせず、縦型で設置できるラックで14口を使いたい人におすすめです。
遠隔再起動に対応
APC NetShelter Switched Rack PDUのAP7900Bは1U横置きで、NEMA 5-15Rを8口備えています。各アウトレットを遠隔で個別にオン・オフでき、応答が止まった機器もラックまで行かずに再起動できます。
入力はNEMA 5-15Pで、対応電圧はAC100~120Vです。合計入力電流の上限は12A。接続機器を同時に動かしたときの電流を見込んでください。
本体は合計電流を計測して表示し、精度は±5%です。EcoStruxure ITなどのプラットフォームから監視・制御できます。遠隔管理の仕組みを使っているホームラボなら機能を活かせるでしょう。
高機能なぶん、8口と最大12Aの条件が合うかを確かめてください。個別の遠隔再起動や電流表示が必要な人には便利です。機器が少なく手元で操作できる環境では、機能を使い切れないこともあります。
結論
20A引掛け式の設備に6口をまとめるなら、サンワサプライのTAP-SVSL206-1Uがおすすめです。一般的な5-15系機器を10口につなぎ、サージ保護も備えたい場合はATEN PE0110SAを選べます。
縦型の14口を優先するならAPC AP9567が合います。遠隔で個別に電源を切り替えたい人にはAPC AP7900Bです。自宅のコンセント形状と回路容量を確かめてから、条件に合う製品を選びましょう。
ホームラボのPDUは入力プラグと回路容量が合ってこそ安心して使えます。必要な口数と機能を決め、保護機能や遠隔操作、取付方式も照らし合わせれば、ラックに合う1台を選びやすくなるでしょう。
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