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ホームラボのNASと開発PCで大きなファイルを行き来させるなら、10GbEスイッチングハブは頼れる存在です。LAN内の転送を速めたい人には便利ですが、インターネット回線まで速くなるわけではありません。そこは押さえておきたいですね。
静かなファンレス機からSFP+やVLAN管理に対応したモデルまで、ポート構成はさまざまです。家庭内の10GbE端末が2台ほどなのか、もっと多いのかを考えながら、まずは早見表をご覧ください。
早見表
RJ45の10GbE口数や2.5GbE対応の有無はモデルごとに違い、冷却方式もファンレスからファン搭載まで幅があります。VLANなどの管理機能を使うかも、一覧を見る手掛かりです。
| 機種 | 主な高速ポート | 管理・冷却 | 向く構成 |
|---|---|---|---|
QNAP QSW-2104-2T-R2 | 10GbE RJ45×2、2.5GbE RJ45×4 | アンマネージ、ファンレス | PCとNASを10GbE化し、2.5GbE機器も接続 |
TP-Link TL-SX105 | 10GbE RJ45×5 | アンマネージ、ファンレス | RJ45機器を最大5台まで高速化 |
TP-Link TL-SX1008 | 10GbE RJ45×8 | アンマネージ、ファン×1 | 10GbE機器が多い机上・ラック構成 |
Zyxel XGS1250-12 | 10GbE RJ45×3、SFP+×1 | Web管理、スマートファン | 10GbEと1GbE機器をまとめる |
QNAP QSW-M2106-4C | 10GbEコンボ×4、2.5GbE RJ45×6 | Web管理、ファン×1 | VLAN管理と接続方式の柔軟さを重視 |
NETGEAR MS510TXM | 10GbE RJ45×4、SFP+×2、2.5GbE RJ45×4 | Web・クラウド管理、ファン×2 | 10GbEとSFP+アップリンクを使う |
10GbE RJ45はLANケーブルで接続するポート、SFP+は対応する光モジュールやDACを使うスロットです。マルチギガ対応ポートは、つないだ機器に合わせて速度が切り替わります。
PCとNASの2台が中心なら2口機で足ります。10GbE端末を増やす予定なら5〜8口機も検討を。使わない高速ポートに予算をかけずに済みます。
10GbEの実力
10GbEはリンク速度が最大10Gbpsの規格です。NASとPCの間で動画素材や仮想マシンのイメージなど大きなファイルを頻繁に移すなら、待ち時間を縮めやすいでしょう。ホームラボでは頼もしい速度です。
実際の転送速度はPCやNASのLANポートに加え、ストレージ、ケーブル、ソフトウェアにも左右されます。スイッチを10GbEにしても、接続先が1GbEならその区間は1GbEまで。両端のLANポートも確認しましょう。
インターネットがそのまま10倍速くなるわけでもありません。PCとNASを同じスイッチにつないだLAN内転送では効果が出やすい一方、外部回線への通信速度は契約回線やルーターが上限になります。
RJ45の10GbEでは、ケーブルの品質や配線距離も確認しましょう。新しく引くならCat6Aが扱いやすい選択肢です。SFP+は光ファイバーやDACで接続できるので、つなぐ機器との対応関係も見ておきたいですね。
QSW-2104-2T-R2
QNAP QSW-2104-2T-R2は10GbE RJ45が2口、2.5GbE RJ45が4口のファンレス機です。開発PCとNASを10GbEでつなぎ、残る4口に2.5GbE機器をまとめたい人におすすめします。
10GbE側は10G、5G、2.5G、1G、100Mに対応。2.5GbE側も1Gや100Mの機器につなげます。既存のギガビット端末を残したまま、PCとNASを先に高速化できるのは便利なところです。
スイッチング容量は60Gbpsで、管理方式はアンマネージ。VLANなどの細かな設定より、つないですぐ使える手軽さと静けさを優先する人におすすめです。ループ検出・ブロック機能も備えています。
TL-SX105
TP-Link TL-SX105は、5ポートすべてが10GbE対応のRJ45です。PCやNASに加えてサーバーも同じスイッチへ集めたい人におすすめします。5台すべてを高速ポートにつなげます。
各ポートは100Mbpsから10Gbpsまで対応し、2.5GbEや5GbE機器も接続できます。ファンレスのデスクトップ型で、スイッチング容量は100Gbps。作業机やNASのそばにも置きやすい一台ですね。
802.1pとDSCPによるQoS、10KBのジャンボフレームに対応します。ただし、管理方式はアンマネージ。VLANやポートミラーリングを使いたい人には管理型が必要ですが、シンプルに高速化したいならこちらが合います。
TL-SX1008
TP-Link TL-SX1008は10GbE RJ45を8口搭載しています。開発PCやNASに加え、仮想化ホストや編集用PCも有線で集約したい人におすすめです。8ポートすべてがマルチギガ対応です。
スイッチング容量は160Gbps。802.1pとDSCPによるQoS、10KBのジャンボフレームにも対応します。管理方式はアンマネージ型なので、VLAN制御より10GbEポートの数を優先する構成に合います。
ファンは1基で、回転速度を自動調整します。デスクトップとラックマウントの両方に対応するのも特徴です。機器が増えたあとでラックに移す予定があるなら、設置方法を変えられて便利でしょう。
XGS1250-12
Zyxel XGS1250-12は10GbE対応のマルチギガRJ45が3口、ギガビットRJ45が8口、SFP+が1スロットの計12ポートです。高速端末と1GbE機器をまとめたい家庭におすすめします。SFP+は1G SFPと10G SFP+に対応します。
Web管理ではVLAN、QoS、IGMP Snooping、リンクアグリゲーション、ポートミラーリングを設定できます。家庭内サーバーを分けて管理したいときや通信状態を調べたいときに便利です。アンマネージ機より細かな設定ができます。
ファンは温度に応じて回転数を調整するスマートタイプ。国内では並行輸入品の取り寄せ扱いもあるため、購入時は納期や保証条件を確認しましょう。SFP+を使うなら接続先とモジュールやDACの対応も要チェックです。
QSW-M2106-4C
QNAP QSW-M2106-4Cは10GbEコンボポートが4つ、2.5GbE RJ45が6口のWeb管理型です。各コンボポートはRJ45かSFP+を選んで接続します。機器に合わせて銅線と光ファイバーやDACを組み合わせられます。
VLAN、LACP、QoS、IGMP Snooping、ACL、LLDP、RSTPに対応。複数の2.5GbE端末をつなぎながら、NASやホスト側に10GbEを割り当てたい構成に合います。VLAN間の通信にはルーター側の設定も確認してください。
スイッチング容量は110Gbpsで、PWM制御のファンを1基搭載します。騒音値は44dB(A)未満。無音を優先する人には別の機種がよいものの、ポート数と管理機能を重視するならQSW-M2106-4Cがおすすめです。
MS510TXM
NETGEAR MS510TXMのRJ45は8口。うち4口は最大10Gbps、残る4口は1Gbpsと2.5Gbpsに対応します。さらに10G SFP+を2口備え、RJ45端末とSFP+機器をまとめたい人におすすめです。
Web GUIとInsightクラウド管理に対応し、VLAN、QoS、LACP、SNMPを利用できます。VLANは最大256まで設定可能です。機器やセグメントが増えても、ポートの状態を把握しやすいのが強み。
ラックマウント型で内蔵ファンは2基。最大消費電力は47W、公称騒音値は25℃で25.0dBAです。設置場所の通気と電源容量を確かめ、ファン音が気にならないラック環境に置きましょう。
結論
静かさと設定の手軽さを優先し、10GbE端末が2台ならQSW-2104-2T-R2がおすすめです。RJ45で5台つなぐならTL-SX105、8台へ広げるならTL-SX1008を選べます。
VLANなどのWeb管理を使う人にはQSW-M2106-4C、10GbEと1GbEをまとめたい人にはXGS1250-12が合います。SFP+アップリンクとクラウド管理も必要なら、MS510TXMを選んでください。
実売価格は販売店や時期によって変わります。購入時点の価格と保証条件を確認し、10GbEにする端末数や必要な管理機能、設置場所に合う機種を選びましょう。
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