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ChatGPTに「請求書をまとめるマクロを作って」と頼めばVBAコードはすぐ返ってきます。けれど、実際に動くコードを得ることと、毎月安心して使える業務自動化に仕上げることでは必要な作業が違います。ここが混同されやすいんですよね。
初心者が押さえたいのは、AIに任せる範囲と自分で確かめる範囲です。コードを生成して実行し、修正まで一続きで学べる本なら、作成後に困る場面を減らせます。
5冊を一覧
| 書籍 | 参考価格(税込) | 主な内容 |
|---|---|---|
[最速入門]ChatGPTに任せる Excelマクロ&VBA 面倒なプログラミングは秒で片づけよう | 1,980円 | マクロ記録とChatGPT、基本操作、プロンプト集 |
学習と業務が加速する ChatGPTと学ぶ Excel VBA&マクロ | 2,200円 | コード修正、テスト、デバッグ、業務マクロ例 |
1週間でExcel VBAの基礎が学べる本 | 2,508円 | 7日構成の基礎学習、例題、演習、デバッガ |
改訂第3版 Excel VBA 本格入門 ―基礎・応用・自動化・データ連携までVBA技術を体系的に学ぶ― | 3,740円 | 基礎から応用、デバッグ、エラー処理、データ連携 |
ChatGPT API×Excel VBA 自動化仕事術(できるビジネス) | 2,420円 | Excel VBAからChatGPT APIを使う業務例 |
価格は各書籍の税込参考価格です。実際の販売価格は時期や店によって変わるため、購入時に確認してください。ページ数や扱う範囲にも幅があり、短めの入門書から616ページの体系書までそろっています。
本の内容は大きく三方向に分かれます。ChatGPTにコードを作ってもらう学習、VBAの基礎を順に学ぶ方法、ExcelからAPIを呼ぶ方法です。同じ「ChatGPTとExcel」の本でも、学べる作業はそれぞれ異なります。
ChatGPTとマクロ記録を組み合わせて練習したい人には『[最速入門]ChatGPTに任せる Excelマクロ&VBA』をおすすめします。生成後のエラーについても自分で確認したい初心者には、デバッグを扱う『学習と業務が加速する ChatGPTと学ぶ Excel VBA&マクロ』が合います。
AIとVBAの役割
ChatGPTに処理の目的を伝えると、VBAコードの下書きを作れます。複数シートから同じ列のデータを集める作業や、名前の表記をそろえる処理など、条件を具体的に伝えられるほど依頼しやすいですね。
ただし、AIが手元のブックや列の配置を把握しているとは限りません。シート名に一文字違いがあれば止まる場合がありますし、表の途中に空白行があると、意図しない範囲を処理することもあります。
そこで役立つのがVBAの基礎知識です。変数や条件分岐、繰り返しの意味を読めると、セルやシートを指定する行も理解できます。生成結果を丸ごと信じず、自分で動きを追う姿勢が欠かせません。
コード確認の要点
コードを貼り付けたら、本番データを使う前にブックをコピーして少量のサンプルで動かします。行を削除したり上書きしたりする処理なら、実行前後の件数や値を比べてください。意図しない変更に早く気づけます。
ブックやシートを指定する行は念入りに確認しましょう。「今開いているシート」を指すActiveSheetに頼ると、別のシートを選んだ状態で実行したときに結果が変わります。対象をコード内で明示すれば、同じ業務で繰り返すときも安定しやすくなります。
AIにはコードのほか、処理の流れや前提条件、テスト用データも提案してもらえます。ただ、説明が正しそうに見えても実行結果まで正しいとは限りません。テストケースを用意し、期待した結果になるか確かめるのは自分です。
デバッグの視点
エラーが出たら、表示文だけで直そうとせず、発生した場所と状況を確かめます。文法エラーや実行中に止まるエラーは、発生箇所を見れば原因を追えます。最後まで動いても結果が違う場合は、処理の条件を確認します。
ブレークポイントを置けば指定した行で処理が止まります。ステップインで一行ずつ進み、変数や対象シートの中身を確認すると、想定とのずれを見つけやすくなります。
『学習と業務が加速する ChatGPTと学ぶ Excel VBA&マクロ』では、ステップインとテストケースに加え、ローカルウィンドウやイミディエイトウィンドウも扱います。エラーをChatGPTに伝えて修正を受けた後、自分でも動作を確認する流れを学びたい人におすすめです。
自動化の設計
毎回同じルールで進められる仕事は、マクロにしやすい領域です。複数ファイルから表を集める作業や不要な空白の削除、表記の統一などは、手順を言葉にしやすいでしょう。
人の判断が多く必要な業務なら、全工程を自動化する前に確認の段階を残します。まず候補を一覧にするまでをマクロにして、担当者が内容を確認してから確定する形なら、作業時間とミスの両方を抑えやすくなります。
入力から変換、出力までの流れを決め、エラー時の動作も定めます。たとえば、元データを残して結果は新しいシートに作り、対象行がゼロならメッセージを表示する流れです。動きが明確なら、利用者も結果を予測できます。
基礎を身につける
コードの意味から順に学びたい初心者には、『1週間でExcel VBAの基礎が学べる本』が合います。7日分の章で変数やセル操作を学び、その後に条件分岐や繰り返しへ進みます。配列やシート操作も扱い、例題と演習で手を動かせる構成です。
Microsoft Copilotなどの生成AIを使い、AIが作ったコードを読み解いて応用する方法も扱います。3日目にはデバッガを学ぶので、コードを写すだけで終わらず、処理を止めて確認する練習もできます。
基礎から応用へ進みたい人には、『改訂第3版 Excel VBA 本格入門 ―基礎・応用・自動化・データ連携までVBA技術を体系的に学ぶ―』が適しています。全616ページあり、基本文法からユーザーフォームまで扱います。デバッグとエラー処理、テーブル操作に加え、Power Query連携も学べます。長く参照できる一冊です。
生成を学ぶ2冊
2026年5月発売の『[最速入門]ChatGPTに任せる Excelマクロ&VBA』は、マクロ記録とChatGPTによるコード生成を組み合わせた入門書です。目的を伝えるための知識を学び、ChatGPTの特徴を生かす3ステップの進め方も身につけられます。
ブック、シート、セルの操作から基本を学びます。変数、条件分岐、繰り返し処理にも進む内容です。272ページでプロンプト集も付いています。基本操作を学びながら指示を工夫したい人におすすめです。
2023年発売の『ChatGPTと学ぶ Excel VBA&マクロ』では、コードの生成や修正と業務マクロの例を扱います。全シートの図形削除や表のスタイル調整が例として挙げられ、データ整形と文字列分割も扱います。章ごとのプロンプト集とVBAソースコードもあり、補足動画が付属します。
API連携の仕事術
『ChatGPT API×Excel VBA 自動化仕事術(できるビジネス)』は、ChatGPTの画面にコードを尋ねる本とは扱う範囲が異なります。
Excel VBAからAPIを使い、調べものや複数の処理を行って回答をExcelに出す方法を扱います。Excel上のデータと連動させたい人には、この本がおすすめです。
APIの基礎知識からExcelとの基本テクニック、実務への適用まで図を交えて解説します。VBAコードを作る段階の先で、ChatGPTを業務システムに組み込む方法を知りたい人の本です。初心者が最初に読む本より、API連携を目指す人に適しています。
結論
Excel上の作業をマクロにしたい初心者には、ChatGPTへの依頼方法も学べる『[最速入門]ChatGPTに任せる Excelマクロ&VBA』をおすすめします。生成後のエラー修正やテストまで自分で確認したいなら、『ChatGPTと学ぶ Excel VBA&マクロ』を選ぶとよいでしょう。
VBAを基礎から練習したい人には7日構成の基礎書、応用やデータ連携まで学びたい人には本格入門が合います。ExcelからChatGPTへ処理を依頼して結果を表に戻す業務なら、API連携の本を選んでください。
どの本を読む場合も、小さなサンプルでコードを実行し、結果を目で確かめる習慣が欠かせません。ChatGPTに作業を任せる力に加えて、VBAの動きを検証する力も必要です。両方を身につければ、初心者でも業務自動化を着実に進められます。
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