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開発PCとNASが動いているときに停電すると、保存中のデータやNASへの書き込みが途中で止まることがあります。UPSは電源を一定時間保ち、機器を安全に終了させるための時間を稼ぐ装置です。
見るのは正弦波出力、合計負荷、USB停止連携の3点です。1000VA表記が同じ製品でも、出力上限や運転時間は異なりますよ。
候補の早見表
一覧には定格出力、バックアップ口、負荷ごとの運転時間、USB連携を載せました。時間は記載された負荷条件での目安で、接続機器の消費電力やバッテリーの状態によって変わります。
| 機種 | 定格出力 | バックアップ口 | 参考運転時間 | USB連携 |
|---|---|---|---|---|
APC RS BR1000S-JP | 1000VA・600W | 4口 | 300Wで約13分、600Wで約3分 | 専用ケーブル付属、PowerChute Personal |
CyberPower CP1200PFCLCD JP | 1200VA・780W | 6口 | 半負荷で約10.8分、全負荷で約2.8分 | ケーブル付属、PowerPanel Business |
オムロン BN100T | 1000VA・900W | 8口 | 900Wで約9分 | USBケーブル付属、無償ソフト |
APC SMT1000J | 1000VA・670W | 8口 | 300Wで約25分、600Wで約7分 | USBケーブル別売、Business系ソフト |
オムロン BL100T | 1000VA・900W | 8口 | 900Wで約5分 | USBケーブル付属、無償ソフト |
Eaton 5P1000 | 日本の100V設定時833VA・641W | 8口 | 300Wで約16分、全負荷で約7分 | USB・RS-232Cケーブル付属 |
1000VA級の候補でも、最大出力は600Wから900Wまで幅があります。開発PCとモニター、NASの合計消費電力がWの上限内か、先に確かめましょう。VAの数字だけでは足りません。
停電時の困りごと
停電でPCが急に止まると、編集中のデータを失うおそれがあり、ファイルの保存処理にも影響が出ます。NASも書き込み中の電源断は避けたいところです。
RAID構成はディスク故障への備えになりますが、停電時に電源を保ったり、NASを安全に停止したりする機能ではありません。UPSと自動シャットダウンを連携させれば、正常終了までの時間を確保できます。
UPSで確保するのは作業を続ける時間というより、機器を安全に終了させる猶予です。PCとNASをバックアップ出力につなぎ、それぞれの停止を考えた構成にしましょう。
PC中心の構成
APC RS BR1000S-JPは定格1000VA・600Wの正弦波モデルで、負荷600W以内のPC環境に使えます。バックアップ出力は4口。標準運転時間は300W負荷で約13分、600W負荷で約3分で、専用USBケーブルも付属します。
付属ソフトのPowerChute Serial Shutdown for PersonalはWindowsクライアント向けで、Windows Serverには対応しません。サーバーOSのPCを自動停止させる場合は、このソフトを使えない点に注意が必要です。
APC SMT1000Jは定格1000VA・670Wで、バックアップ出力は8口すべてです。標準運転時間は300W負荷で約25分、600W負荷で約7分。状態表示用のLCDと、ホットスワップ対応のバッテリーを備えています。
NASも守る構成
オムロンBN100Tは定格1000VA・900W、バックアップ出力8口で、最大負荷900W時の運転時間は約9分です。USBケーブルは約2.2m。LCD、無停止バイパス、出力コンセント制御も備えています。
CyberPower CP1200PFCLCD JPは1200VA・780Wで、バックアップ出力6口とサージ保護のみの出力6口を備えます。運転時間は半負荷で約10.8分、全負荷で約2.8分です。USBケーブルが付属し、HID準拠USBポートも1つ備えています。
ネットワーク機器も含めて複数台を接続する場合は、バックアップ口数も確認したいところです。CyberPowerは別売のRMCARD205を追加するとSNMP・HTTPによるリモート監視に対応し、BN100Tのバックアップ出力は8口です。
長期運用と監視
オムロンBL100Tは定格1000VA・900Wで、バックアップ出力8口のリチウムイオン電池モデルです。バッテリーの期待寿命は10年、最大負荷時の運転時間は約5分。約2.2mのUSBケーブルが付属し、自動停止ソフトは無償でダウンロードできます。
Eaton 5P1000は日本の100V設定で使う場合、定格が833VA・641Wです。正弦波出力とバックアップ出力8口を備え、運転時間は300W負荷で約16分、全負荷で約7分となっています。
EatonはIntelligent Power ProtectorとIntelligent Power Managerに対応します。USBケーブルとRS-232Cケーブルが付属し、バッテリーの期待寿命は5年。ユーザー交換とホットスワップにも対応しており、監視ソフトを使った運用ができます。
結論
開発PCとNASの合計負荷が600W以内で、Windowsクライアントから停止連携するなら、APC RS BR1000S-JPをおすすめします。バックアップ口は4口なので、接続機器を絞れる環境に合います。
負荷900Wまでと8口を重視するなら、BN100Tは機能と停止連携のバランスを取りやすい候補です。バッテリーの長い期待寿命を優先するならBL100T、300W負荷時の運転時間や業務向け管理機能を重視するならAPC SMT1000Jも検討できます。
合計W数とNASのUSB連携、必要な停止時間を照らし合わせてください。特にEaton 5P1000は日本の100V設定で641Wまでです。型番の1000という数字だけで容量を判断しないことが大切です。
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