Vue 3 Composition APIの本3選|TypeScriptで業務アプリ開発を実践

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Vue 3 Composition APIの本を探していると、文法の先にある業務アプリづくりも気になりますよね。TypeScriptを使う実践まで考えるなら、ルーティングや状態管理、通信、テストを扱う本が役立ちます。三冊を仕事での使いどころに沿って見ていきます。

3冊の早見表

書籍向いている人主な内容参考価格(税込)
Vue 3 フロントエンド開発の教科書Vue 3 フロントエンド開発の教科書Composition APIとTypeScriptで学びたい人Vue Router、Pinia、非同期処理、Vitest3,960円
これからはじめるVue.js 3実践入門これからはじめるVue.js 3実践入門HTMLとJavaScriptから段階的に学びたい人Vue Router、Vuex、単体・E2Eテスト3,740円
現場で使えるVue.js 3.x実践ガイド現場で使えるVue.js 3.x実践ガイドVueとTypeScriptの基礎がある中級者制作工程、状態管理、PWAやFirebase連携4,202円

TypeScriptを使うVue 3開発を学ぶなら、PiniaやVitestも扱う『Vue 3 フロントエンド開発の教科書』がおすすめです。制作工程と周辺技術の連携を知りたい方には、『現場で使えるVue.js 3.x実践ガイド』をおすすめします。

価格は税込の希望小売価格・定価が目安です。実際の販売価格は時期や店舗で変わるため、購入時に表示を確認してください。

三冊ともVue 3を扱いますが、学びの重心は異なります。TypeScriptとPinia、Vueの基礎、制作の進め方。自分の実務課題と照らすと違いが見えてきますね。

業務アプリの設計

業務アプリでは、一覧から詳細へ移り、入力内容を確かめて保存する流れを何度も扱います。部品の表示に加え、画面遷移や共有データの設計も必要です。

たとえば受注一覧には、検索条件やページ番号のほか、選択中の注文やデータ取得中かどうかも関係します。すべてを一つのコンポーネントに詰め込むと、変更のたびに影響範囲を追うことになりがちです。

Composition APIや型、ルーティング、ストア、テスト。知識を別々に覚えるだけでなく、ひとつの画面でどう連携させるかが実務では大切です。三冊は異なる深さから、その道筋を示します。

Composition APIの軸

Composition APIでは、画面のデータと処理を役割ごとにまとめられます。入力フォームなら値やチェック処理、保存の流れを近くに置き、テンプレートには表示の構造をすっきり残せます。

refは値を保持し、computedは表示用の値を導きます。watchは副作用を扱う機能です。役割を意識すれば処理の置き場所で迷いにくくなり、導出できる値をcomputedに置くことで見通しもよくなります。

画面をまたいで使う処理は、コンポーザブルとして切り出せます。検索条件の同期やAPI通信など、共通化する理由がはっきりした処理から分けると、細分化しすぎる失敗も避けやすくなります。

TypeScriptの実務

TypeScriptは、変数に型を付ける機能を持ち、業務上の状態をコードに表すことにも使えます。注文の状態を自由な文字列にせず、受付中、確定、取消のような候補に限定すれば、入力ミスに早く気づけます。

フォームの値や子コンポーネントに渡すprops、APIから受け取る注文情報など、境界ごとに型を決めておくと変更の影響を読みやすくなります。interfaceや型注釈はチームで仕様を共有する助けにもなります。

ただしTypeScriptの型は、実行時に外部データを検証しません。APIの応答や利用者の入力には想定外の値もあり得ます。実行時のチェックも別に用意する。この区別が堅実なアプリづくりにつながります。

画面と部品

画面設計では、見た目に加えて、どの情報をどこで管理するかも考えます。検索フォームの値は一覧画面に、共通の通知表示はアプリ全体に置く。これが一例です。

一覧、検索欄、行ごとの操作、ページ送りを部品に分ければ、仕様変更の影響を一か所に収められる場面が増えます。再利用の可能性に加え、変更される理由が異なるかどうかも分割の目安です。

Vue Routerで一覧、詳細、編集の経路を整理しておけば、画面を直接開いた場合の動作も考えやすくなります。URLに置く検索条件と画面内だけで使う値を分けると、共有や再読み込みにも対応しやすいでしょう。

状態管理を整理

状態は、コンポーネント内だけで使うもの、URLで共有したいもの、複数画面から参照するものに分けると整理できます。すべてをストアに入れる必要はなく、共有範囲に合わせて置き場所を決めましょう。

Piniaなら複数画面で使う状態やアクションをまとめられます。ただし、処理をストアに集めすぎると画面との境界が曖昧になります。共有する業務データと一画面だけの開閉状態を分けると、扱いやすくなります。

『これからはじめるVue.js 3実践入門』はVuexを、『Vue 3 フロントエンド開発の教科書』はPiniaを扱います。新しくVue 3を学ぶならPiniaを軸にし、Vuexを使う既存案件に入る場合は、その構成も押さえておくと役立ちます。

非同期処理と保存

API通信では、成功時の表示に加えて、読み込み中、失敗、該当データなしの状態も設計します。状態が画面に出ていれば、操作が止まったのか通信中なのか、利用者にも伝わります。

検索条件を短い間隔で変えると、古い応答が遅れて届き、最新の結果を上書きすることがあります。通信の順序やキャンセルも考慮したいところです。データ量の多い画面では特に大切です。

ブラウザー内に情報を保存するなら、保存期間や更新時の扱いも決めます。IndexedDBは一定量のデータをブラウザー側に保存する場面で使われますが、サーバー上の正本とは役割が異なります。再取得できる情報かも考えましょう。

テストまで視野に

テストは開発後の確認に限りません。入力チェックや状態の切り替えなど、仕様が明確で壊れると困る処理から確かめておくと、変更時の不安も和らぎます。

Vitestによるユニットテストなら、部品や処理の小さな単位で期待する結果を確かめられます。入力値が不正なら保存処理を呼ばない、状態に応じて表示を切り替える、といった確認に使えます。

E2Eテストは画面をまたいだ操作に使えます。たとえばログイン後に一覧を開き、編集内容を保存する流れです。単体テストとは役割が異なるので、確かめたい失敗に合わせて範囲を決めましょう。

教科書の強み

『Vue 3 フロントエンド開発の教科書』は、WINGSプロジェクトの齊藤新三氏が著者、山田祥寛氏が監修を務める2022年刊の書籍です。全432ページで、Composition APIによるVue 3開発を学びたい人を対象にしています。

試し読みにはscript setupでTypeScriptを使う例や、型注釈、interfaceの例が含まれます。Vue RouterによるSPA開発とルートパラメータも扱い、型を使った画面づくりから画面間の移動へ進めます。

Piniaの基本やアクションのほか、非同期処理、IndexedDB、Webアクセス、Vitestによるユニットテストも学習範囲です。TypeScriptで作るVue 3アプリを画面からテストまで学びたい方におすすめします。

Vue 3 フロントエンド開発の教科書

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実践入門の役割

『これからはじめるVue.js 3実践入門』は山田祥寛氏の著書で、2022年刊、全550ページです。HTMLとJavaScriptを一通り理解した人がVueの基本から進められる構成になっています。

Composition APIの新しい書き方に加え、Vue CLIとViteの開発環境、ルーティング、Vuexによる状態管理を扱います。ナビゲーションガードや入れ子のビューも登場し、画面遷移の仕組みを幅広く学べます。

単体テスト、E2Eテスト、応用アプリの実装まで進むので、Vueを基礎から学ぶ方におすすめです。この本の中心はVueの幅広い入門です。TypeScriptやPiniaを主目的にするなら、教科書のほうが合います。

これからはじめるVue.js 3実践入門

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現場ガイドの強み

『現場で使えるVue.js 3.x実践ガイド』は、株式会社MONSTER DIVEによる2021年刊の書籍です。HTML・CSSとTypeScriptまたはJavaScriptの基礎があり、初級書を読み終えた中級者を対象としています。

解説のベース言語はTypeScriptです。要件定義、画面設計、Vue.jsの設計、コンポーネント構成といった制作工程も取り上げます。コードの書き方に加えて、アプリの構造を考える視点も得られます。

ルーティングと状態管理を扱います。さらにWordPress連携やPWA、FirebaseとVueプラグインなどの各種ライブラリも題材です。サンプルコードはGitHubからダウンロードできます。VueとTypeScriptの基礎を終え、周辺技術との連携を学びたい中級者におすすめです。

現場で使えるVue.js 3.x実践ガイド

現場で使えるVue.js 3.x実践ガイド

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結論

TypeScriptでVue 3の業務アプリを実践的に学ぶなら、『Vue 3 フロントエンド開発の教科書』を第一候補にしてください。Composition API、Pinia、非同期処理、Vitestを扱い、画面からテストまでの流れを学べます。

HTMLとJavaScriptからVueを広く学ぶなら『これからはじめるVue.js 3実践入門』、制作工程やFirebaseなど周辺技術との連携を知りたいなら『現場で使えるVue.js 3.x実践ガイド』がおすすめです。次に作る画面や担当する仕事に近い内容なら、学びを実務へつなげやすくなります。

三冊はいずれも2021年または2022年の刊行です。基本概念を学ぶ教材として活用し、Vueや周辺ツールの最新仕様は公式ドキュメントで補いましょう。知識の鮮度も保ちやすくなります。

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