舞台の映像素材を、必要な制作スタッフへきちんと届けたい。どう渡せば、みんなが迷わず使えるだろう。
素材を渡したあと、必要な映像が相手に伝わっているか気になりますよね。
共有範囲と担当を決めよう
まず、共有する素材の範囲と原本を管理する担当を決めておくと、受け渡しを進めやすくなります。原本の置き場所と更新する人が分かれば、素材の削除や修正版の取り違えを防ぎやすくなります。
撮影した原本は保管用として残し、スタッフへ渡すコピーを分けて用意します。編集に使う元映像と、内容を確認するための軽い動画も分けると、受け取る側が必要な素材を見つけやすくなります。
共有する相手は、仕事でその素材を使うスタッフに絞っておきます。出演者や公演に関する取り決めに沿って、次の点を確かめてみてください。
- 映像を何に使うか
- 共有してよい範囲
- 外部へ転送してよいか
- 公開してよいか
離れたスタッフへ渡すとき
離れた場所から素材を受け取るには、Google Driveなどの共有フォルダを使えます。公演日や撮影カメラごとにフォルダを分け、素材の追加・差し替えをする担当と、受け取るスタッフの権限を分けておきます。
アップロード前に、素材の合計容量が保存先の空き容量に収まるか確認してください。今使っている共有先で容量が足り、アクセスできる人を制限できて、期限までに転送できる場合は、道具を買い足さずに進められます。
大きな素材を直接渡すとき
大容量の素材を対面で渡すときは、外付けSSDへコピーし、受け取る側の端末へ取り込む方法があります。渡す側と受け取る側で、接続端子と、読み書きできるファイルシステムを先に確認しておくと、現場での受け渡しが進めやすくなります。
同じSSD内でフォルダを分けても、故障や紛失に備えた別コピーにはならないため、原本は別の保存先に残します。
受け渡し用のSSDの一例が、Samsung T7 Shield 2TB(Samsung T7 Shield 2TB ブラック)です。USB 3.2 Gen 2に対応し、端末とケーブルの対応条件によって速度は変わりますが、大きな映像ファイルをUSB接続で転送できます。
購入前に、渡す素材が全部入るか、2TBの容量で足りるかを確かめてみてください。

素材をまとめて渡そう
共有フォルダでもSSDでも、素材のまとまりを作ってからコピーし、受け取りを確認する順で進めます。
- 公演日やカメラごとに素材を分け、ファイル名を保ったまま受け渡し用フォルダにまとめる。撮影機器が作ったフォルダのまとまりも、むやみに変えずに残す
- 素材の一覧に、内容と保存場所、確認用動画か編集用素材かを書く。別録りの音声がある場合は、どの映像に対応するかも添える
- 共有フォルダまたはSSDへコピーし、ファイル数と合計容量が元データと同じか確かめる。転送完了後、保存場所とどこまで渡したかを知らせる
- 受け取る側でファイルを開き、映像と音声を確認する。欠けや再生できない素材があれば、ファイル名を添えて渡す側へ知らせる
修正版は名前で区別しよう
修正版を渡すときは、元の素材と区別できるよう、ファイル名に更新日や版番号を付けます。撮影原本は上書きせず、どのファイルの何を変えたか、どの版を使うかを一緒に伝えてみてください。
古い版は今使う版と別の場所へ分け、どれを使うか迷わないようにします。共有フォルダの差し替えだけで済ませず、SSDなどへコピーしたスタッフにも変えた箇所を伝え、手元の素材を置き換えたか確かめます。
修正版を渡すとき
たとえば、確認用動画の音声だけを修正した場合は、「確認用_v2.mp4は音声修正版です。確認にはこちらを使い、編集用の撮影原本は差し替えないでください」と伝えると、置き換えるファイルが分かりやすくなります。
渡す素材をまとめよう
まずは、共有する映像を公演日やカメラごとにまとめ、一覧に内容と保存場所を書き添えてみてください。確認用と編集用の区別も付けてから、受け渡しへ進めましょう。
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